「バージニアによろしく」の感想!あらすじ!名言!静脈注射してもいいような感想だ。どれ…

Last Updated on 2023年12月20日

バージニアによろしくは「退屈」が題材の完成された読切である

人は暇すぎると駄目になるとはよく聞きます。
暇が大好きで仕事したくない僕でも大した娯楽がない状態でほっぽりだされたら、この僕ですら仕事してたほうがマシだと思うかもしれません。
今はスマホがあるからツイッターとかでクソリプしたり2ちゃんでレスバしたりくそみてーなソシャゲでもしてれば無限に暇は潰せるかもしれません。
ですが、宇宙だったらスマホなんてただのかまぼこ板みたいなもの。
せいぜいカップラーメン作るときの重りにしかならない最高級文鎮と化してしまう。

もし、そんな状態で下っ端のカスみたいな奴といたら…この漫画みたいなことになってしまうかもしれない。
そんなことを思い知らせてくれる漫画を魔少年ビーティーより前に書いてる荒木先生すげえンだわ。

読切として武装ポーカー以上に完結してる。
読切とはこの後の展開はどうなるんだろうと思わせることも重要なのだ。

バージニアによろしくの登場人物紹介と名言・セリフ集

ヒロシ・タケモト

主人公の小僧。
宇宙旅行の退屈しのぎとして料理作りに興じていたら、変なやつのせいで大変なことになってしまう。
ありがとう、きみは一流の料理長になれるぞ…これでできあがりだ、うまそうだろ? 静脈注射してもいいようなスープだ どれ…
落ち着いていられますか! なぜこんな冴えない運送船に爆弾が仕掛けられなきゃいけないんだ!『バージニアによろしく』だと! ふざけてるっ!! 爆弾に名前なんぞつけやがって!!

マット・ジャクスン船長

宇宙船デリンジャー号の船長である。
船長と言っても他にいる人間はヒロシだけなのでせいぜい係長的地位なのである。
通信……? フン! どうせバカ話しだろ!
なあ、はやく切ってくれっ。 おれがリンゴの皮むく
サクサクって音、きらいなの知ってるだろ?

謎の男

バージニアとか言う爆弾を設置したイカれ野郎。
ただジョジョリオンの記憶の男とかいう謎の男と違い最後にその衝撃の正体が明かされる。
伝言ガアルンダ ヒロシ…  爆 弾 ニ ヨロシク  ――――死ンデモラウヨ!
ソウソウ! コノ爆弾ニハ名前ガアルンダッタ 『バージニア』!彼女ハナカナカ手ゴワイゼ セイゼイ汗ヲカイテクレタマエ! 『バージニア』二ヨロシク!
ソウ イキリタツナヨ、感謝シテホシイナ… 退屈デ退屈デショウガナイ旅ヲ楽シマセテヤッタノニ…
マダワカラナイノカ…? オレハ『デリンジャー号』ノ 中 ニイルンダゼ
今カラキミノ所へ行クゼ …ヒロシ オレハネ、新シイ遊ビヲスル事ニ決メタンダ!
今度ハ単純トイウカ、原始的トイウカ『狩リ』ナンダ! オレガ狩人デ キミハ小鹿ニナル
ハハハーッ! 宇宙船ハ広イシオレトフタリダケダシ キット楽シイゾ!!
話ノ筋ハワカッタカイ? 冷ヤ汗ノ次ハ悲鳴ダゼ! ヒロシ…

バージニアによろしくあらすじ1

とある宇宙船の内部にコチコチと秒を刻む、不審な機械が置かれている…。
この宇宙船は乗員2名、ロボット1体から成る『運送船 デリンジャー号』である。
金星と地球ステーション間を片道約158日で往復するぜ!

そんな船を自動航行中にし、調理室で料理する青年ヒロシ。
彼にとんでもない災難がこの後降りかかる…!

「クライド… そこの塩取ってくれないか? 赤いフタだよ」

青年はロボットに命令すると、クライドは言われるままちゃんと塩を取ってきてくれた。
ペッパー君より役に立つね!

「ありがとう、きみは一流の料理長になれるぞ
…これでできあがりだ、うまそうだろ? 静脈注射してもいいようなスープだ どれ…」

静脈注射してもいいようなスープとかいう表現スゴイ。
すでにジョジョの例えばなしのセリフの片鱗が…。

「ん――――…… クライド、君にこの味がわかってもらえたらなぁ」

そしてもう一人の乗組員であるマット・ジャクスン船長(コンピューター技師)は…暇すぎて部屋で吹き矢遊びをしてた。
本当に暇そうである。
コンピューター技師なのに船長…。

「おい、ボニー! 何度言えばわかるんだ、蒸し暑いんだよっ!涼しくしろと言ってるんだ! それでもコンピューターか!!」

コンピュータ技師なのかほんとに?

船長は船の管理コンピューターに文句を言うと、愚痴を垂れつつソファに座り込むのだった。
アイスコーヒーを飲みながら航海日誌を読み直すが…… 内容は毎日「異常なし」である。

地球まであと○日、という以外は毎日同じ内容。もううんざりだ。

この日記の内容がまさかフラグになってるとはね…。

《あのー マット船長、どこか近くを航行している船から通信が入ってますけど、話しますか?》
「通信…? どうせバカ話だろ! なあ、早く切ってくれ!
おれがリンゴの皮剥くサクサクって音嫌いなの知ってるだろ?」

何いってんだコイツ?と思われたがそこにはクライドが器用にリンゴの皮を剥いていたのだった。
そりゃ船長は出れないよなぁ!!と2回読むと思わされてしまう。

バージニアによろしくあらすじ2

《ヤア! キミハヒロシダネ…?》
「…? そうですけど、どうしてぼくの名を…?」

そういう君はジョナサン・ジョースター。
そう返したくなる相手は唐突にとんでもないことを言ってくるのだった。

《伝言ガアルンダ ヒロシ…  爆 弾 ニ ヨロシク  ――――死ンデモラウヨ!》
「な… なんだって? 今、何と言いました!?」
《ソウイウコトニナルンダヨ… キミタチノ宇宙船二爆弾ヲ2個仕掛ケタノサ》
「ちょ… ちょっと待って! 何の話をしているんだ!? 君は誰だ!?」
《2個ダヨ! …宇宙船ハ コッパミジンダ!ワタシハナニモ要求シナイ 金モイラナイ キミニ怨ミモナイ》
彼女ハナカナカ手ゴワイゼ セイゼイ汗ヲカイテクレタマエ! 『バージニア』二ヨロシク!

退屈のせいでジョークを飛ばしているかと思ったが…脱出艇が爆破された!?
マットは何事かとヒロシに通信で呼びかけるが、ノイズだらけで連絡が取れない。

「ほ 本気だ… 本気で爆発させやがった!!」

興奮するヒロシを落ちつけようとする船長だが、この状況では落ち着くはずもないヒロシ。

「落ち着いていられますか! なぜこんな冴えない運送船に爆弾が仕掛けられなきゃいけないんだ!
『バージニアによろしく』だと! ふざけてるっ!! 爆弾に名前なんぞつけやがって!!」

しかもこの爆弾、底面はマグネットで固定され、このバリアがグルリ10cm四方に張り巡らされている。触った途端ドカンだった。
船長が止めたからよかったが、バージニアによろしく完!になってしまうところだったじゃねーか。
多分ヒロシより船長の方がこのとき焦ったやろなぁ。
ヒロシが無能すぎて…。

「まだあるぞ! このガラスの内部は真空になっている 内部に少しでも空気が入ると爆発する!むやみとガラスのふたは開けられない… つまり、攻撃のための防御ってわけだ」
「な なんてぇ爆弾だ… 犯人は60分後に爆発すると予告しました!もう少ししか時間がありません! この忌々しい音を停止させる方法はあるのですか!?」

バージニアによろしくあらすじ3

爆弾撤去作業が始まった。
なんと!2人はクライドに爆弾解除させるチキンプレイに出たぞ!
鉄腕アトムの世界だったら怒られるぞ。

1:部屋全体を真空にし、爆弾内部と同じ状態にする
→そうすればガラスのふたを開けても問題はなくなる
2:真空に耐えられるクライドを使って爆弾処理作業をする
3:バリアには隙間があり、細くて正確なクライドの手ならばバリアに触れずにくぐれるかもしれない
4:爆弾内部構造はコンピューター・ボニーが分析した
5:内部構造がわかったので、起爆スイッチに繋がる線を切断し信管を抜き取れば爆弾は停止する

なんだ5工程しかないじゃないか。
よゆーやね。しかし、以外にもToLOVEるの連続なのであった。

ガラス切りは倒れてきてバリアにぶつかりそうになってしまう!
しかし有能なクライドは磁力を使ってこれを回避。
間違いなくこの船で一番有能なのはクライド。

さらにコードを切ろうとするクライド。
残り時間はいつの間にかもう6分しかない!
「よしクライド! ガラスの隙間からニッパーでコードを切断しろ! 赤のコードだ!」

「赤は2本あります!」

「2本ともだ!!」

おかしいな…なんで船長はどのコードをキレばいいかわかるんだ?
本当に内部構造を把握しただけで切ればいい線なんてわかるんか?

赤のコードを両方切ると、ようやくバリアが解除された!やったぜ!

しかし!ヒロシは気づいてしまう!パイプから水が漏れている!

「室内を真空にしたからだ!パイプのつなぎ目がさっきの爆発で弱くなり、減圧のせいで水が漏れ始めたんだ!!」

このままでは水が爆弾に触れて木っ端微塵だ!
あとヒロシは理系で多分感じは博士にちがいないぜ!

『すごい速さで蒸発してる!減圧のせいだ! 真空を解け!起爆スイッチが作動するぞ!!』
『黒を2本、白を1本切断しろ!』
『もうだめだ、パイプが破裂するぞ!』
『緑だ!!』
『――黄色だ!! 黄色を切れ!早く! 信管を抜き取れ――――――っ!!!!』

文句しか言わない2人に対してクライドと爆弾は水没してしまった!
……がクライドは誇らしげに信管を掲げていたのだった。クライド有能。

……こうして危機は去り、リビングルームで船長にお茶を勧めるヒロシだったが…ひと眠りすると言ってリビングルームを後にしたのだった。

――その直後やつからの通信が!

《ヤア ヒロシ! …オヤオヤ、ホッペニケガシタノカイ!スリルガアッテ ケッコウオモシロカッタダロ…?》
『き… 貴様!誰だ!? どうやって爆弾を仕掛けたっ!?』
《ソウ イキリタツナヨ、感謝シテホシイナ… 退屈デ退屈デショウガナイ旅ヲ楽シマセテヤッタノニ…》
『楽しませただと!? ふざけるな、お前何者だ!? どこから送信しているっ!変な声でしゃべりやがって!』
《傑作ナ爆弾ダッタロウ…? 私ガ自分デコサエタンダヨ パイプノ水ガ出ルヨウ 細工モシタンダヨ ハハハーッ 今度ハ悲鳴ヲアゲテモラウゼ…ヒロシ 冷ヤ汗ノ次ハ悲鳴ダ!》
「な 何の事だ!」
《マダワカラナイノカ…? オレハ『デリンジャー号』ノ 中 ニイルンダゼ》
《今カラキミノ所へ行クゼ …ヒロシ オレハネ、新シイ遊ビヲスル事ニ決メタンダ!
今度ハ単純トイウカ、原始的トイウカ『狩リ』ナンダ! オレガ狩人デ キミハ小鹿ニナル
ハハハーッ! 宇宙船ハ広イシオレトフタリダケダシ キット楽シイゾ!!》
《話ノ筋ハワカッタカイ? 冷ヤ汗ノ次ハ悲鳴ダゼ! ヒロシ…》

船長はそのとき楽しそうにナイフをポスターに向けて投げつけていたのだった。

全てを理解したヒロシは震えることしかできなかった…。

バージニアによろしく感想

というわけでどうやってこんな爆弾を作ったかも暇だったから船長が作った。
どうやって設置したかは暇な船長が暇つぶしにセットした。
ってことでしたね。

暇とはここまで人を狂わせるのか。
正直2個目の爆弾は偽物でも問題なかったのかもしれない。
どの線きればいいかとか船長がノリで言ってたのかもと思いましたが。
多分爆弾は本物だったんだろうな。
スリルを楽しみたい船長が偽物を用意するわけない。布袋寅泰のスリルが流れてそうだ。

まあ船長が作ったんならどの線切ればいいかとかも熟知してるわけだ。
コンピュータ使うまでもない。

ただ、爆弾以上の暇つぶしとなると、もうヒロシでハンターハンターごっこするしか暇つぶしがなくなっちまったってことですかね。
ヒロシいなくなったら最終的に自殺しそうだなぁ。
長い宇宙航行では娯楽は重要だね。

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