変人偏屈列伝「ウィンチェスターミステリーハウス」の感想!あらすじ!名言!この館は永遠のモニュメントである!

Last Updated on 2024年5月23日

ウィンチェスター・ミステリーハウスは実在するアルティメットお化け屋敷

ウィンチェスター・ミステリー・ハウスは、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンノゼにある屋敷である。
この屋敷はその謎や噂から世界で最も有名な幽霊屋敷であり、様々なエンターテイメントにまで影響を与えている。
そのうちの一つが「変人偏屈列伝」に載っているひとつ、「ウィンチェスター・ミステリーハウス」である。

この屋敷がどう謎なのかをこの「変人偏屈列伝」に載っている情報をまとめるとこうである。

サラ・ウィンチェスターは莫大な遺産をひたすら館を建て続けることに使った

この建設中の館の主人の名前は『サラ・P・ウィンチェスター』
だが、この館は新築中の邸宅ではない。すでに22年も前から作り続けられている館だ。
昼も夜も決して「釘の音」をとぎれさせる事のない増築され続ける城館。
主人のサラ・P・ウィンチェスター夫人は、一族から莫大な遺産を相続した富豪の未亡人。
しかも彼女が他人にまかせた会社からは、未だに一日あたり1000ドル以上(現在の金額で約300万円)の収入がある。

彼女は自分たったひとりが住むだけのためにこの館を立て続け、その財産を使い続けた。

ウィンチェスター屋敷を初めて知ったときの僕の感想は「もったいない」である。
僕だったらそんなしょうもないことに使わない。
一人住むだけなのに…時間も金ももったいないやんけ。
誰か止めろやと思ったものである。

そもそもこの奇効は本の題名どおり「変人」だからって言葉では片付けられない。
理由は存在する。

見えたか?気付いたか?これが悪霊だ

1861年。奴隷の開放を主張するE・リンカーンが大統領になると、農産業のため、奴隷の必要性に固執する南部諸州は合衆国より離脱!
『南北戦争』が始まった。
この戦争で「北部」を勝利に導いたのが、開発された兵器『ウィンチェスターライフル銃の原型』
従来のライフル銃は、一発ずつ弾丸をこめて撃つという方式をとっていたのだが、タイラー・ヘンリーという男が、ハンドリング・アクションという、連発可能な方式を発明。
それをウィリアムの父、オリバー・F・ウィンチェスターが故障のリスクなしの13連発の名銃にして、巨満を築いていった。
そして、それはつまり、多くの死傷者を出した兵器という事実でもある!
西部の開拓者や、国の平和も守ったが、また多くの人種や家族たちを悲しみにおとし入れた銃!
サラは霊媒師の忠告を信じ込んだ。

サラは霊媒師に家を建て続けろと言われたから建て続けたのだ。
なんでそんなイカれたこと言うババアの言うことに従ってしまったのか。
それもライフル銃で富を築いたウインチェスター家に戦争で死んだ悪霊が復讐しに来るやんけ!?これはアカン…家建てたろ!!
となったわけである。
そうはならんやろ…と思うが「悪霊」が来ても入れないように複雑に、それは複雑に家を建てまくった。
いいぞォォォオ もっとやれェェ~~~~~ッ 建てまくれェェ~~~~~ッ!

どのくらい複雑なのかというとこうである。

死ぬまでに一番行きたい場所がウィンチェスターミステリーハウスになってしまう

最初8部屋から始まったサラ・ウィンチェスターの館は、迷路のように作り続けられ、最終的には、160の部屋数。
2000枚のドア。10000以上の窓。47の違うデザインの暖炉。
40の階段。40の寝室。6つの金庫室。
しかし、この広さで存在する鏡は、たったの2枚。
しかも、彼女は霊的に「13」という数にとてもこだわり、
階段の段数は13ステップ。 全13の浴室で、そこの窓の数13。
一部の天井のパネルの数13。キッチンの排水口の数13。
煙の出ない煙突。火をつけると、煙が部屋の中に戻ってくる暖炉。
登っていくと、天井につきあたる階段。
床に立てるドア。開けると壁という窓は数百枚以上。
段数13の階段を途中7回曲がって、登らされると、最後の一段は高さが3メートル。
やっと部屋があったと思って開けると、そこは3階の外! というドア。
どこへもたどりつけない廊下。 隠し通路。隠し部屋。家具の奥が次の部屋。
真夜中の1時と2時にだけ鳴る巨大鐘楼。
しかも、天文台が並設され、星を観測して時間を知る仕組み。

この館に過去泥棒が入った事は一度もなく、現在もで、地図を携帯したツアーガイドなしでは、ここに入る者は、一生出て来れなくなる。

やっと部屋があったと思って開けると、そこは3階の外ってクソゲーじゃないんだからさぁ。
なんなんだこのクソ屋敷…。
こんなの…こんなの…行ってみてーーーッ!!

奇怪で奇妙で豪華で立派で先進的なこの屋敷に行きたくなってきますわい。
人工的に人を楽しませるために作られたネズミーランドとかもいいんですが、こういういわく付きで、本気でわけのわからない奇妙な場所にこころ揺さぶられてしまう…。

この「ウィンチェスター・ミステリーハウス」は現在観光地になっていて、ガイド付きで見て回れるらしい。
死ぬまでに行きたい場所は数多くあるけども、このウィンチェスターミステリーハウスに僕は一番行きたいのだ。

変人偏屈列伝「ウィンチェスターミステリーハウス」登場人物紹介・名言・セリフ集

サラ・パーディー・ウィンチェスター夫人

22歳でZOZOもびっくり超大富豪ウィリアム・W・ウィンチェスターと結婚した超絶勝ち組となった。
しかし、幼い子供、夫、両親といきなり立て続けに死亡し帳尻を合わせるかのように不幸になってしまう。
「もぅ無理。。リスカしょ。。」と思ってた矢先に謎の霊媒師と会ったサラは「悪霊を追い払うために西の果ての地に美しい家を建て、完成させることなく建て続けよ」というイカれた言葉を信じた。
そしてサラはサンフランシスコから南東の地に館を建て、生涯にわたり終わることなく増築を続けた。
また、占い師に「誰にも顔を見せるな」と言われたため、常に顔をベールで覆ることにした。

ジェームズ

サラの館の執事。
地震のときは影武者としてサラにラバーソールとかオインゴ顔負けの超変装をしていた。
何故か心の声も女言葉になっていたので女装が趣味なのかもしれない。
未亡人であるサラを愛しているが、叶わぬ恋であるため振られながらも一緒に暮らしてるその姿に全俺が泣いた。

占い師

ジョジョ3大占い師「デイアボロを見破ったおっさん」、「ポコロコ占ったジプシー」、「DIOに迫られてガラス割って逃走したブ男」に次ぐ占い師。
サラがとんでも幽霊屋敷を作ってしまた元凶だが、彼女が居なければサラは自殺してたっぽい。
本編では悪霊に始末されたが、彼女がどうなったかは歴史上不明である。

変人偏屈列伝「ウィンチェスターミステリーハウス」のあらすじ

ライフル銃製造で有名な大富豪・ウィンチェスター家へ嫁いだサラ。
勝ち組となり、子供にも恵まれ超幸せな結婚生活を送るはずだった。
しかし娘が死に、夫が死に、相次いで身近な人物が死んでいく…。
希望は…ないのか…。

勝ち組から不幸のどん底にいたサラは占い師と出会う。
彼女はサラに「常に家を建築し続けること」を助言する。
頭おかしいのかよと思うが、ライフル銃で富を築いたウインチェスター家に戦争で死んだ悪霊が復讐しに来る!?
これはアカン…家建てたろ!!となったサラ。
そうはならんやろ…と思うが「悪霊」が来ても入れないように複雑に、それは複雑に家を建てまくった。

しかし、1906年4月18日の早朝。アメリカ西海岸を襲った大地震は、マグニチュード7.8。
サンフランシスコの街並を壊滅状態にした…
そして記録によると、サラ・ウィンチェスター夫人は、崩れた自分の寝室に数時間も閉じ込められてしまった。
5~7階部分の天井がぬけ落ち、壁が内側に倒れ込み、柱や家具が逃げ道をふさいだ。
なによりも彼女の家は、迷路のような間取りの巨大な館だったため、
助けを呼ぶ声が、救助の者に聞こえなかったのである。

この地震は占い師によると悪霊は地震で館を破壊すると言う!そう言い放つババアは悪霊に始末されてる真っ最中!
サラが「悪霊」と思っていたのは、生命エネルギーが作り出すパワーある像(ヴィジョン)!
“そばに現れ立つ”というところから、その像を名づけて…「幽波紋(スタンド)」ッ!!!
と言いたくてしょうがないが、本編では悪霊である。

崩壊する館と同時に悪霊に襲われるサラだったが、実は影武者のジェームズとかいう女装野郎だった!
女装ロン毛紳士を救ったのは本物のサラ。
サラは誰も知らない隠し通路でスタンド攻撃…じゃなくて悪霊から逃れたのだった。

この館は、永遠のモニュメントである!
この館は39年間、昼も夜も増築され続けた。そして、サラ・P・ウィンチェスターは、関節炎をわずらったものの、長生きをし、82歳でこの世を去った。
1922年。釘を打つ音は、この時ようやく天界の音楽となった。

変人偏屈列伝「ウィンチェスターミステリーハウス」の感想

普通は悪霊など信じない。
特に現在社会では悪霊を信じるくらいなら「なんだァーー!?こ、これはスタンド!!スタンド攻撃を受けているッ!!」とか言うものである。
ついこの間も上司に大事な報告をメールと電話しといたら、3日後に「は?聞いてねえぞ!」とか言い出して、「は?スタンド攻撃か?始末するかコイツ…」と思ったものである。ふざけんなや。いや、全然関係なかったですね。すみません。

しかし、サラは悪霊の存在を認めている。
サラのストーリーは悪霊を信じなければ始まらなかった。
これは彼女が精神的に追い詰められていたという背景もあるし、その状況でわけわからん占い師に出会ったことも背景にはある。
その上、亡き夫が人をコロス道具を作る社長という背景。
全てが重なったため彼女は「変人」の仲間入りを果たしてしまったのだろう。

この作品のすごいところは、実際の記録や実存する屋敷の情報を完全再現している。
その上で、荒木先生の得意の悪霊(どう見てもスタンド攻撃)を現実にあった話に持ち込んでいるところにあると思う。
これにより、現実とアラーキー・ザ・ワールドが完成しているのである。
奇妙な背景、事実に基づいた地震時での悪霊との(スタンド)バトル…まさにリアルジョジョ!
さらに恋!についても織り交ぜてくる。
サラに思いをよせる執事との関係がさらに哀しいドラマも作り上げて物語の締めくくりとしても完璧。パーフェクトである。

以上です。完。

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