変人偏屈列伝「腸チフスのメアリー」の感想!あらすじ!名言!これは実在した究極の選択である!

Last Updated on 2023年12月20日

変人偏屈列伝「腸チフスのメアリー」の登場人物紹介と名言・セリフ集

メアリー・マロン

メアリーは幼い頃に「いい料理さえ作れば『女』は幸せになれる」という言葉を信じた。
そして彼女は賄い婦の仕事を始めたのだが、行く先々で腸チフスの集団感染が起きるのだった。
しかもその度にメアリー・マロンだけは感染を免れていたので腸チフス保菌者の疑いをかけられてしまう。
そして「メアリー・マロンに賄いをさせてはいけない」と、法律さえも彼女は動かし、「アメリカで最も危険な女」と呼ばれるようになった。
しかし、保菌者であることを認めない彼女は監視がゆるむと姿を消し変なジジイに乳を吸われそうになってブチギレたりしてた。
あたしはこれでもそのォ~~まだ…その未婚ですだぁ~~~~~~年齢をきかれるなんてェェ~~~~
わたしはァァー なんともありませんてェェェ
このとおりィーいつもどおりとても元気ですぅぅ
いいがかりを言ってんじゃあないぞォォォォーーーーッ
どこも痛くなんかないッ!あたしは病気なんかじゃあないッ!
いつだって………誰だってあたしの作ったものはおいしいって食べてくれる…それでみんなはハッピーなんだ…
わああああっ!!なんだ――どこ吸ってんだ――――――ッこの じじいィィ――――――ッ
うおおおっ!何なんだこいつ!!若奥様にいいつけてやるッ!くそっ!ミルク新しく温めなおさなきゃならねーだろ!
絶対やだ!あたしの体はどこも悪くない!………………

ジョージ・ソーパー博士

メアリー・マロンに腸チフス保菌者の疑いをかけた。
彼女に優しく手術を受けさせるように説得したが、逃げられてしまい本性を表してしまう。
具体的にはきたならしい歩くバイ菌豚が逃げたァァとか言ってた。言い過ぎで草。
メアリーに聞かれてマジギレされてた。
隠れてる警官隊!出て来てくれーッ汚染女が逃げたぞーーーッ
きたならしい歩くバイ菌豚が逃げたァァーーッ

ジジイ

メアリーが逃走舌先で賄い婦をしていた家のジジイ。
七面鳥が食いたすぎてそれしか考えてない。
危うく赤ちゃんを七面鳥として食いそうになったがメアリーによりジジイの魔の手から赤ちゃんは救出された。
最終的にはマニッシュ・ボーイ以来の赤ちゃんのうんちを食うキャラとして確立された。
クリスマスはこれじゃあなくっちゃあなぁ~~~~~~~~七面鳥~~~~~~~~
気がきくのォォ~~~~~~~
マスタードのビンだ~~~~~~~~~~~ッ
鳥料理にマスタードはかかせないのォォォォォ

メアリーの母親

メアリーの料理を作れば幸せになれるという人生の基本を作った。
人にはね…それぞれ役割というものがある 多くを望まなくてもいいんだよ
いい料理さえ作れば『女』は幸せになれる

ナレーション

もし人を裁いてもいいという許可を与えられたのなら、あなたなら彼女をどう裁きますか?
当然の有罪ですか? それとも無罪にして自由を与えますか?
これは実在した 究極の選択 である

荒木飛呂彦先生

神である。
一体誰が悪いのか?
でも、それでも賄い婦を続けるってのが謎だし、ひかれるところだなあ

変人偏屈列伝「腸チフスのメアリー」のあらすじ

その昔、アメリカで流行していた疫病「腸チフス」。
その菌を体内に保有しながら感染しないという謎の体質を持つ女性、メアリー・マロンが主人公である。
彼女はその体質から「腸チフスのメアリー」と呼ばれた。

彼女は賄い婦として家を転々ととしていたが、次々に腸チフスに感染させてしまう。
そんな彼女を隔離して手術するため次々と刺客が送り込まれるが…本人はいたって健康なので手術を拒否ッ!
きたならしい歩くバイ菌豚扱いされてもブチギレてつばをかけて逃走するのだった。
しかし、ついには彼女は隔離される。そのときには「アメリカで最も危険な女」の異名を得ていた。
さらには、やがてそれはアメリカ各州の法律すら動かした。

「メアリー・マロンに賄いをさせてはいけない」

ひいてはアメリカ全土巻き込む騒動・論争となったのだった。

メアリーは監視が緩むと逃走し、賄い婦を続けた。
その一例としてボケたジジイと赤ちゃんの世話をしてた。
ボケたジジイがメアリーの乳をチューチューしてきたり、七面鳥絶対食すマンと化したジジイの魔の手から赤ちゃんを救ったりしていたがすぐに見つかりさらに逃走をはかるのだった。

ついには隔離されたメアリーだが、最後まで彼女は痛いわけでもないかゆいわけでもない体を切開することを拒んだ。
隔離生活は23年にも及び、そのまま彼女は死亡したのだった。

変人偏屈列伝「腸チフスのメアリー」の感想

もし人を裁いても良いという許可を与えられたなら
あなたならこれから登場するメアリー・マロンをどう裁きますか?
当然の有罪ですか?
それとも自由を与えますか?

自分が『悪』だと気づいていない…もっともドス黒い『悪』まさに「最悪」であるジョジョキャラプッチ神父を思い出させてくれる。
自分が腸チフスだと言われ続けているのに賄い婦を続けて伝染病をばら撒き続ける。
自分は健康と信じてやまない。人の言うことを聞く耳持たずで間接的に殺害しまくる。
これは自分が『悪』だと気づいていない…もっともドス黒い『悪』。まさにそれなのではないか。

でも、視点を変えるとそうは見えなくなる。
腸チフスメアリーは無症候性キャリア(菌を所持しているが症状が出ないけど人には移してしまう)である。
しかも世界で初めて確認された健康保菌者。
症状が出ないし、前例もないのではまあ自分が腸チフスって信じなくてもわからないでもない。
自分は何もしてないのに隔離されて手術しろカスって言われたんじゃあまあ頭にも来るのはわかる。

確かに荒木先生の言う通り「でも、それでも賄い婦を続けるってのが謎だし、ひかれるところだなあ」という感想を持ってしまう。

善良な超働き者であるのでなおさらたちが悪いメアリーマロンさんの言ってることはわかるけど、超チフスばら撒かれたサイドさんにとっては超迷惑ですよねぇ。超迷惑ないい人か…。

とりあえずこの漫画ではメアリーが作ったミルクをかわし、ボケジジイの攻撃も回避した赤ちゃんがMVPである。

「変人偏屈列伝」の他の感想は「ウィンチェスター・ミステリー・ハウス」書いてます。

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