掟上今日子の遺言書ネタバレ感想と羽川翼の関係について考察しよう!

       

入院する隠館厄介ネタバレ感想!自殺した少女逆「瀬坂雅歌(さかせざかまさか)」の巻き添え

1巻の掟上今日子の備忘録ぶりの登場となるアイツが帰ってきたッ!
隠館厄介とかいう冤罪のスタンドを持つ不幸な男が帰ってきたのである。
いや、そうはならんやろ…という不幸体質の彼だが、今日子さんへのラッキースケベは物語シリーズの阿良々木くんに引けを取らない頼れる男である。

そんな彼は開幕早々「そうはならんやろ」という状態になっていた。
なんと入院していたのである。

その原因は「雑居ビルの屋上から身を投げた女子中学生が、家路につこうと道を歩いていた厄介にぶつかった」である。
親方!空から女の子が!という間もなく気づいたら病院にいたというわけである。
そうはならんやろ。

なお、空から降ってきたシータ…もとい女子中学生「逆瀬坂雅歌(さかせざかまさか)」は意識不明の重体。
190cmを超えるジョースターの血統のような肉体である厄介でも右腕と右足を骨折して入院していた。
そんな彼のもとに、これまた1巻ぶりの登場の元上司で出版社で働く紺藤さんが現れる。

紺藤さんによると、厄介にはさらなる不幸が勃発していることが明らかに。
何故か女子中学生を厄介が始末しようとしたと報道されていたのである。
これは完全に東ス◯とかそういうのが陰謀論で言っているのかと思ったら、そういうわけでもなく、ただ歩いてた厄介が上から降ってきた少女を殺そうとした!これはやべーやつだとなっているのだ!

いや、そうはならんやろ

不幸とか以前にそうはならんやろとしか言えない始まりだったが、紺藤さんは厄介を励ましに来たわけではなかった。
女子中学生の身投げについて、彼は調べてほしいのだ。
掟上今日子さんに調べてほしかった。

実は厄介のもとに激突してきた少女は紺藤さんと無関係ではなかったのだ。
意識不明となった女子中学生は遺書を残しており、その中で紺藤さんが編集長を務めるマンガ雑誌の作家に影響を受けて自殺したという意味のメッセージが残されていた。

このままではテレビとかで偉そうな評論家とか政治家に「漫画やばい!規制!」とか言われてしまう。
それどころか、作者は気に病んで「もう書かない!」とか言い出す始末。
なので、紺藤さんにとっての問題は、自分の作品が女子中学生の自殺を引き起こしてしまったということで、筆を置こうとしている作家を説得しなければならないことだった。

さらに紺藤さんは「どうもしっくりこない」と違和感を覚えていた。
その違和感の正体を今日子さんに解いてほしいのだ!

[okitegami]

依頼する隠館厄介ネタバレ感想!紺藤さんが遺書にどうもしっくりこない理由とは?

厄介のところに来た今日子さんは遺書の中身に引っかかっていた。
まず、少女が「自殺」と判断されたのはこの遺書のせいである。
この遺書が問題で、マンガの影響で自殺を図ったように書かれていたのである。

そんなことよりも厄介のギブスに夢中な今日子さん。
どうやら骨を折ったことがない(記憶を失う前は)ので夢中らしい。
だが、厄介は骨を折っても漫画の作者は筆を折ろうとしててそれどころではないのである。

しかし、今日子さんはスデに、紺藤さんの「どうもしっくりこない」という違和感を理解していた。
スデに作者の阜本先生の漫画に対して、大ヒット作とマイナーな作品の両方を読んでいたから気づいていた。
なお、遺書に書かれていたのはマイナーな方である。
これが違和感のヒントだった。

なお、不幸な男、隠館厄介は隠館が言いづらいので厄介と呼ばれることに成功していた。
スデにラッキースケベ無双は開始されているのである。

案内する隠館厄介ネタバレ感想!自殺じゃなかったとしたら?

道中で杖の代わりに今日子さんと密着するラッキースケベを手に入れた男、隠館厄介。
やったぜ!と思われたが、今日子さんはギブスに触れ合いたいやべー性癖を見せていただけだった。
こいつ大丈夫なのかと思われたが、漫画家・阜本舜先生に話を聞きに行くため、今日子さんは毒舌を発気し、無事怒らせることになる。

その前に厄介は退職願を出すことになる。
無職から3巻の時を経てついに働き出したのに、いきなり報道で騒ぎになるわ、骨折れて糞の役にも立たないので当然である。
不幸すぎる。

古書店「真相堂」を退職する際に、「エプロンやら傘は後日返す」と店長に伝えるのだった。
ここが事件解決のキーになるとは流石に思わなかった。
むしろ軽く流してた。傘?

そして、彼は合流地点の「遺言少女」が飛び降りた場所で、柵をスカートで乗り越えようとしてる今日子さんを目撃する。
危ないしはしたないので焦る厄介だったが、彼は見てしまう。
今日子さんの太ももをみてしまう。
彼のラッキースケベはとどまることをしらない。

だが、彼女の太ももにはこう書かれてるのをエロハンター厄介は見逃さなかった。

「自殺じゃなかったとしたら?」

拝聴する隠館厄介ネタバレ感想!漫画「チチェローネ」はつまらない

ようやく、漫画家・阜本舜先生に話を聞きに行った二人。
ついに、紺藤さんと今日子さんが疑問に感じていた点が明らかになるときがきた。
今日子さんは作者の大ヒット作「ベリーウェル」を大絶賛しており、つかみはOKである。

もし、遺言書が漫画に関係ない「遺書の内容は誤りである」場合のケースを含め、分岐させまくる今日子さん。

  1. 作者に悪意がある、ない
  2. 恨みがある・ない
  3. ファンである・ない
  4. 漫画はブラフで何かを隠したいケース

ぶっちゃけるとメタ的に④ではあるが、この時点では何を隠したいかは不明である。
だが、違和感の正体はわかっていた。

だって、遺言に書かれてた漫画「チチェローネ」は…。
くそつまらんから自殺に追い込む影響力なんてあろうはずがない!
そう断言した今日子さんがガチギレされて追い出されてしまったのだった。
何故か何も喋ってない厄介ごと。

くそつまらんのならたしかにそうだな。
ジャンプのクソ漫画ランキングに載るレベルなのかもしれない。
急に異世界いったり、⑨週で終わったりしたのかもしれない。
大ヒット作を持ってても前作、次作がクソってことは結構ありがちですからね。
あれとか…サム◯イエイ…なんでもない。

待機する隠館厄介ネタバレ感想!中学校を訪問

女子中学生が遺書に挙げたマンガは面白くない作品で誰かに影響を与えられるようなものではない。
なんでそんな漫画を遺書に書いたのか?
そんな疑問を解決するため、遺言少女が通っていた中学校を訪問することにしたのである。

厄介は紺藤さんから阜本舜先生が仕事に戻ったことを聞かされる。
今日子さんの暴言により、逆に作家魂に火がついたらしい。
つまり、夜10時までは漫画家をやめないのである。

対面する隠館厄介ネタバレ感想!セーラー服掟上今日子爆誕!服を燃やされた…

服を燃やされた今日子さん。
なんでそんなことになったのかは不明である。

単身平然と潜入する今日子さんだったが、戻ってきたら何故かセーラー服になっていた。
そう。表紙である。
厄介のラッキースケベはもはや限界突破しているではないか。
伝説シリーズの「氷上さん」(いい年して魔法少女にされた)よりはマシというメタ発言による宣伝をしつつ今日子さんに理由を聴くと…。

女子中学生に焼却炉で服を燃やされたので、よくわからないがセーラー服になったらしい。
そんなディオみたいなことをする女子中学生がいる中学なら自殺を考えるかもしれない。

服を燃やされた上に、今日子さんは「自殺の原因になりそうなイジメなどはなく、クラスからは浮いていて図書室で1人で本を読んでいた生徒だった」という情報のみしか知り得なかった。
そのおかげでセーラー服美少女戦士掟上今日子が爆誕したのである。
あと「それな!」という言葉を覚えることに成功した。

図書館の司書の情報は「図書室で借りていた本のジャンルが無秩序でバラバラだった」ということであった。
また、遺書を残さなかった場合「こいつ友達いないから死んだんだぁ。超ダサいね」と思われる結果になっていたことがわかった。
「超ダサいね」とかあまり言わなそうな今日子さんだが、「それな!」といい若者に影響されやすいのだろうか。

再訪する隠館厄介ネタバレ感想!なにこれ誰が書いたの?こわい

服を買ってくるミッション!
厄介は今日子さんの服を買う、今日子さんは私用をすませる。
つまり、厄介が金を払う形になるな。

何故か「私の服を買うのに私がお金払うんですか?」と強気な姿勢だった。

だが、これは今日子さんは私用ではなく犯罪を犯すために厄介に服を買いに行かせたのだ。
決してセーラー服は御免被りたいということは二の次なのだ。
実はこっそり女子中学生の自宅に忍び込む不法侵入を成功させていた今日子さん。
しかし、本棚のラインナップには本がなかった。

捨てた?
しかし、結論は捨てたのではなかった。

そして、ついに厄介は動く。

「自殺じゃなかったとしたら?」

この内容をいつまでたっても口にしない今日子さんについに動いた。
自分の発信した発言の体で言ったところ「は?」と言われてしまった。
バカにされまくっている。そんなわけないやんけ!誰が考えたんだよwみたいな態度である。おまえじゃい!

つい、太ももに書いてあることを暴露する致命的ミスを犯す厄介。
1巻で裸見て拭き拭きしといて今更太ももくらいなんだ。
堂々としろ!この変態が!

しかし、今日子さんは「なにこれ誰が書いたの?こわい」という感じだった。
厄介が書いたんじゃないかとか言ってる。
厄介変態すぎるだろ。

今までにないパターンに困惑する厄介だったが、事実は大したことなかった。

どうやら、前の事件の消し忘れであることが判明するも、これが決め手になってしまう。
遺言少女は自殺などしていなかった。

掟上今日子の遺言書ネタバレ感想!遺言書と自殺ではない結論とは

決め手となる情報は…。

  • 現場となった雑居ビルの1階には、推理小説専門の古書店が入っていて、厄介はそこで働いていた。
  • 事件当日は雨で、店主の傘を借りて帰ろうとしているところに女子中学生が空から降ってきた。
  • 彼女は他人に「自分の意思を知られる」ということを極端に病的に恐れていた。
  • 徹底して自分の読書の嗜好を悟られないように図書館で気を遣っていた。
  • 上から特定の人物を把握するには?

彼女は誰かを殺そうとして、飛び降りた。
それが事実だった。

果たして彼女は誰を殺そうとして、動機はなんだったのか?
彼女の推理では誰を殺そうとしたかはわかったが、動機ははっきりとはわからなかった。
とりあえず厄介を殺そうとしたのではなく、巻き込まれただけだった。

正直こんなヤツいないだろ…と思いますが、わざわざ子供にしたのはそういうことなんだろうな。
大人ならありえないということでも子供なら未熟故にやりかねない。
そう思い込むしかないわ。
こんなヤツいないよ!そんな結論だった。

掟上今日子の遺言書から見る羽川翼の疑惑要素

  1. 「男の子はみんな、優しくて格好良くて紳士でレディファーストで王子様なんだと思ったまま社交界にデビューしたら大変なことになるでしょう?」
    この掟上今日子のセリフから、10代のときそんな恋愛観だったと想像する厄介。
    「現実とのギャップに喰い物にされますよ。」
    喰い物にされた今日子さんを想像する厄介。
    羽川翼は10代の春休みに王子様と出会い恋をした。
    しかし、電光石火の如く王子様には蟹の恋人が出来てしまい、そのストレスで猫耳に…。
    大変なことになってるなぁ。
    もし今日子さんが羽川なら覚えてるのかな?
    あれほどの事態なら感覚的に覚えてても不思議じゃないかもしれない。
  2. 親としては子供には、自分と同じ失敗をしてほしくないとそんな風に思うの「かも」。
    親の話になると予想になる今日子さん。
    子供が居ないから当然かもしれないが、他の話(恋愛とか)は「かも」じゃなくて断言している。
    羽川の家庭環境であれば親の気持ちなんて想像するしかないのだが、これは考えすぎかもしれない。
  3. 「恋愛色の強い少女マンガを読んでも誰もが良い恋をできるとは限らないように」と今日子さんは語る。
    本当にどんな十代を送ってきたのだろうと思う厄介だが、羽川フラグにも見える。
    燃えるような良い恋愛とも言えるが、本当に虎に燃やされたりしてたのを良い恋愛と言って良いのだろうか?
    羽川さんが10代の今日子さんならそんな恋愛感でも不思議じゃない。
    あんだけ春休みから勝ち確の少女漫画みたいな地位にいたのに、突然現れたライバルに1話で奪い取られたのだから…。
  4. 厄介が掟上今日子に初めて会ったのは2年前であることが判明する。
    新情報だが、そのときはすでに白髪だったらしい。
    あんまり羽川翼要素とは関係ないけど
  5. 厄介が選んだ服でも平然と気に入るが、制服はさすがに嫌らしい。
    彼女は同じ服を着ないと今までのどの巻でも言われている。
    これは服に執着があるというよりも、逆にこだわってないとも思われる。
    メモと同じでその日の服の痕跡を残さないようにしているだけとも思われる。
    羽川が服にこだわってなかった事実とも合致するかもしれない。
    セーラー服はさすがに勘弁してほしそうだったのはさすがに、羽川時代にずっと制服だったから、過去と決別したいという理由は思い込み市議な気がする。ただ、年齢的にやめてほしかったと思われる。
  6. 今回のオチで愛するギブスに今日子さんのイラストが書かれてた。
    そこに、猫耳である。
    今日子さんのシンボルで猫が毎巻出てくるのは、羽川ということなのか、西尾先生のそう思わせたいだけの嫌がらせなのか…。
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