忍物語のあらすじ！モンスターシーズン第1話!現代にスーサイドマスター降臨！
今回は大学生になった阿良々木さんが、事件をコナンばりに説いて…はいないけど
なんか解き明かしてく系ですね。
バトルはほぼないのか…。スーサイドマスター出て来るから傷ばりにバトルあるのかと思ってた。
物語の始まりは、直江津高校の女子バスケットボール部員が次々とミイラになって発見されたことである。
あの化物語から１年が経過し、神原駿河のいなくなったバスケットボール部では「ザ・昭和」しかなかったのである。
スターがいるからこそだったのに、きつく厳しい体制だけが残る。
オレならやめてる。
そもそも伝説の不良、阿良々木暦がいたとはいえ、直江津高校は進学校である。
そんな赤木キャプテンみたいな体制を残されても、「お前とバスケやるの息苦しいよ」としか言えないのだ。
さらに昭和な体制は辞めることも許されない。
「連帯責任」という昭和の産物は、最初に辞めたら大変なことになるという印象しかないのである。
そんな地獄のような部活で、木乃伊になる事件？
これは怪異の臭いがプンプンするぜーーッ！！
そんなスーサイドマスターが犯人っぽく始まるこの小説。
阿良々木さんの母校のバスケ部の生徒がミイラ化していくこの事件。
本当にスーサイドマスターが犯人なんかー！？
忍物語の登場人物紹介!キャラクターが多すぎる
今回はめちゃくちゃ登場人物が多い。
大学生編の始まりだからかな？
直江津高校の女子バスケットボール部員
神原駿河
正確には元バスケットボール部員にして絶対的スタープラチナ。
バスケ部のパジャマパーティに乱入した阿良々木暦に対して、同級生が全員得意なバスケのプレイで自己紹介する中、
放置プレイが得意とか意味不明なことを言うド変態である。
日傘星雨（ひがさせいう）
正確には元バスケットボール部員にして、キャプテン。
ちょっと花物語で出てきただけなのに今回の存在感はメインヒロインクラスである。
神原駿河よりも下級生の問題に真摯な感じがある。元キャプテンとエースの差か。
貼交帰依（はりまぜきえ）
ミイラとして発見された被害者その１で高１。
女子バスケ部に入部したのはいいが、昭和代表みたいなハードトレーニングにうんざり。
それどころか成績まで影響出まくりだった。
マジ入部なんてしなければよかったと思ってるらしい。
本能あぶり（ほんのうあぶり）
ミイラとして発見された被害者その2で高２。
自室で木乃伊になっているところを母親に発見された。
二人目の被害者として出てきただけで特筆することは特に無いけど、名字が珍しい。調べたら3人いるらしい。
口本教実（くちもときょうみ）
ミイラとして発見された被害者その3で高１。
「B７７７Q」 「２３１」という暗号を遺している。
官宮鶚（かんぐう みさご）
ミイラとして発見された被害者その４で高2。
行方不明になっていた。
木石総和（きせき そうわ）
行方不明のバスケ部員の高２。
木乃伊にして始末しまくった容疑者筆頭。
スーサイドマスターを利用したヤベーやつ。
それが結論だったはずだが…その真相は？
樟脳水戸乃（しょうのう みとの）
直江津高校の女子バスケ部OGでニックネームはみとのん。
ポジションは宮城リョータと同じ。
真横冷香（まよこ れいか）
直江津高校の女子バスケ部OG。
海川にかわ（うみかわ にかわ）
直江津高校の女子バスケ部OG。
シルビア・シビア
直江津高校の女子バスケ部OG。
何だこの名前。
大城誠子（おおき せいこ）
直江津高校の女子バスケ部OG。
大学生となった阿良々木暦と愉快な仲間たち
阿良々木暦
国立曲直瀬大学に入学し、ビートルに乗る大学１年生。
親に買ってもらったらしいし、未来を言うと戦物語ではこのビートルは売っぱらってる。ふざけんな。
でも最後は自転車に乗ってたが、愛用のママチャリを放棄しロードバイクに乗ってた。ふざけんな。
食飼命日子（はむかいめにこ）
ここに来て新キャラだが、ヒロイン感は薄い。
めちゃくちゃ天才だけど変なちょっとへんな暗号マニア。
数学科に所属している、阿良々木さんの怪異が関わらない初めての友達である。
怪異が絡まない友達なんて初めてできたので、怪異関係には巻き込みたくないらしい。
阿良々木さんは女友達しかいねえな。貝木と遊べよ。
なんか戯言シーリーズの青いのと雰囲気が近い。
忍野忍
生死流の七つの奥技を同時に繰り出す「七花八裂」という物騒な技を繰り出す。
っていうか、この技は刀語のセルフパロである。
※主人公「鑢七花」の虚刀流、一の奥義『鏡花水月』、二の奥義『花鳥風月』、三の奥義『百花繚乱』、 四の奥義『柳緑花紅』、五の奥義『飛花落葉』、六の奥義『錦上添花』、七の奥義『落花狼藉』の 7つの奥義を繰り出す最終奥義も「七花八裂」である。
これでも無害認定されるほど弱っている。
あと表紙が鬼かわいい。
デストピア・ヴィルトゥオーゾ・スーサイドマスター
業物語の続きである。
６００年ぶりにいい女語り合うかーと忍がいる街に来たが…。
話すもクソも登場したら木乃伊になって天に召されていた。
どうすんだこれ…。
そもそも絶対このスーサイドマスターが発端なのだが、既に天に召されてるこの人に変わって木乃伊事件を起こしてるのは誰なのか？
八九寺真宵
神なのに臥煙さんのパシリキャラになっている。
そもそもの発端であるスーサイドマスターに最初にこの町で会った人物である。
あの状態のスーサイドマスターを出会ったと言っていいのかは不明である。
そこで、スーサイドマスターに話を聞きたい阿良々木くんに対し、地獄に行ったことがある八九寺は、「地獄の血の池の「血」で復活させればいいのでは？」と提案する。
アセロラ姫
完全に主人公を変態扱いしている別名、うつくし姫。
傾物語、続・終物語、業物語に続いてのご出演である。
上記の八九寺真宵のところに書いた通り、地獄に行ったら天国に着いてしまい、迎えてくれたのはこの人であった。
実はキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードに変貌する際に、アセロラ姫の魂は天国に召されていたらしい。
そして、鬼の面のみを身に着けて全裸である。
見るものすべてを殺す呪いをかつてふりまいていたアセロラ姫は、そんな自分を救ってくれたスーサイドマスターを助けたい。
スーサイドマスターを救う特効薬を口移しで注ぎ込まれる阿良々木さんだったが…？
忍物語で、忍野忍メインと思わられるがどっちかっていうとこの人のほうがメインである。
老倉育
罰として、老倉の新しい下宿先に遊びに行こうっと。
老倉の手料理はうまいんや。
僕の奴隷になって、手料理を作ってくれ。
暇だったら老倉と遊んでこよっと。むしろ、老倉の下宿に行って寝よう。
と、現状のツンデレ彼女よりも愛が深い謎の関係性を生み出している幼馴染。
極めつけは阿良々木暦は老倉育の下宿先の合鍵を持っていることである。
結婚秒読み状態の彼女かな？
どうやら阿良々木のやつは戦場ヶ原さんが老倉さんの手料理のうまさに嫉妬してると思ってるらしいが、忍と読者は別のことに嫉妬してんだよと言わざるを得ない。
臥煙伊豆湖
今回の事件は吸血鬼関連なので、阿良々木くんに捜査依頼し、阿良々木暦を動かしまくる人。
もう阿良々木暦は高校生の頃と違い、自発的に行動はしないのか。
なお、解決の見返りは大学生活４年間はもう一切連絡しないことである。
なお、意外と推理系はダメダメだった。
なんでも知ってるんちゃうんかい。
もはや、ただの熟女キャラに落ち着いてしまうのか？
だが、未来では阿良々木さんの上司的存在であるので落ち着かないはずだ。
影縫余弦
臥煙さんに最終手段として北極から呼び戻されてしまう最終兵器（リーサル・ウェポン）。
これだけワーワー１巻分やってたのに、最終的に黒幕を膝蹴りで終わらせた女である。
ある意味主人公なのかもしれない。
なんか…４部の承太郎さんとか比古清十郎的な…こいついりゃよくねポジになってきたな。
斧乃木余接
未だにぬいぐるみになってるらしい。
いきなり愚物語で月火にバレたあの日から反省したのか、うまいことやってるすごいやつだ！
雇用主である陰陽師のお姉ちゃんが不在でも、忙しく働かせてもらってガッポリ儲けてウハウハらしい。
戦場ヶ原ひたぎ
後日談にのみ登場し、最近ではオチ担当に定着しつつある。
大学生になり茶髪になった垢抜けガハラさんがアニメ化における一番の楽しみである。
阿良々木火憐
相変わらずの兄との仲である妹その１。
阿良々木月火
童女にアホ呼ばわりされてる妹その２。
千石撫子
阿良々木さんのトラウマ扱いだからもう一生絡まないんやろなぁと思われる。
忍物語あらすじ解説！女子高生連続木乃伊化事件の発端は「スーサイドマスター」？
貼交帰依はバスケ部に這入ったことを後悔していた。
きついわ、成績も下がるわ。
スター選手の神原駿河はもいないわ。
逆に何か不幸なことでも起きればいいのにと思うくらいに後悔していた。
起きたのである。
決死にして必死にして万死の吸血鬼が現在に降臨してしまう。
「デストピア・ヴィルトゥオーゾ・スーサイドマスター」と貼交帰依の出会い。
これはもう伝説の吸血鬼が犯人に違いないとしか思えない場面だが、物語は予想だにしない展開へと進む。
吸血鬼が眷属化に失敗するとそいつは木乃伊になる。
その法則が吸血鬼にはある。
つまり、女子高生連続木乃伊化事件の容疑者として最も怪しいのはスーサイドマスターである。
忍かスーサイドマスターの二択でしょ？じゃあスーサイドマスターなのだ。
だが、阿良々木暦の親友にしてこの街の神はすでにスーサイドマスターと会っていたのだ。
会ってたというか、この決死にして必死にして万死の吸血鬼は、木乃伊になって地面に埋まってたァ！？
どうすんだこれ…。もうめちゃくちゃだよ。
忍物語あらすじ解説！地獄へ道連れで天国へ！待ち構えるアセロラ姫！？
せや！！地獄の血の池の「血」ならば美食家のスーサイドマスターを復活させられるのでは？
そもそも、八九寺真宵は終物語（下）で、臥煙伊豆湖によりバラバラにされて地獄に行った阿良々木暦が勝手に地獄から連れてきたからここにいる。
じゃあ妖刀「心渡」使えばまた地獄に行けるのである。
そんな「でぇじょぉぶだ！ドラゴンボールがある！」みたいなノリで心渡使われても…。
ここが地獄か…なんか前と随分違うなぁ。
だが、着いたのは地獄の真逆、「天国」だった。
さらに待ち構えていたのは、鬼面をかぶった金髪の全裸痴女だった！やったぜ！
パツキン美女と言えば「キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード」である。
つまり、キスショットが爆誕した瞬間に天国に行った魂が実は存在していた。
業物語の主役である「アセロラ姫」である。
清い魂のアセロラ姫は清いので阿良々木暦をど変態扱いするのは当然である。
だが、ド変態に恩人を救ってほしいのだ。
かつて自身の呪いで国を滅ぼして精神病んでたアセロラ姫を救ってくれた、現在は木乃伊になってる残念な吸血鬼を…。
そして、阿良々木暦はアセロラ姫からスーサイドマスターを救う特効薬を口移しで頂いたのであった。
忍物語はサスペンス！女子高生連続木乃伊化事件の真相！
- 犯人：木石総和
- 被害者0 スーサイドマスター
- 被害者１ 貼交帰依
- 被害者２ 口本教実
- 被害者３ 本能あぶり
- 被害者４ 官宮鶚
４人は既に、木乃伊として発見されている。
そして行方不明な木石総和が犯人である。
木石総和をスーサイドマスターが吸血しようとした際に自爆！
なぜか吸血鬼側がミイラ化したのである。
これが真相…？
しかし、最後の最後で阿良々木暦は気づいてしまう。
死体は偽物（フェイク）☆-_-
真相は微妙に異なっていた。
被害者と思われた冒頭の貼交帰依ちゃんが問題である。
伊達に初登場で語り手に選ばれていない。
実は被害者１は貼交帰依ではない。真相はこうだった。
- 犯人：
木石総和→貼交帰依 - 被害者0 スーサイドマスター
- 被害者１
貼交帰依→木石総和 - 被害者２ 口本教実
- 被害者３ 本能あぶり
- 被害者４ 官宮鶚
スーサイドマスターの吸血により、逆に吸血鬼化に成功したのは木石総和ではない。
木乃伊化したのはあたかも貼交帰依と見せかけたのである。
木石総和が本当は木乃伊となっていた。
つまり犯人は最初の被害者だった「はずの」
貼交帰依
冒頭の通り、全てが嫌になっていた彼女は主役に憧れて化け物に憧れたのである。
仲間を次々に木乃伊化させた彼女はスーサイドマスターに論破されつつあった。
でも全てを決めたのは空から降ってきた暴力陰陽師である。
膝蹴りで終わった。膝蹴りしたら貼交帰依は人間に戻った。
やはり暴力…！すべては暴力で解決する…！！
忍物語のまとめ！忍とスーサイドマスターの再開は意外とあっさり
スーサイドマスターは幼女になってた理由は、６００年も飯を食ってなかったのである。
あの、めっちゃグルメなスーサイドマスターはアセロラ姫を吸血鬼化してから食べてなかった。
そして６００年経って語り合った２人はババアどころか、幼女同士で語り合ったのだった。
上の挿絵ですね。
この挿絵は幼女の風格ではないですね。とてもいい絵です。
かわいい。
忍との再開の場面が一番楽しみだったんですが、なんかあっけらかんとしてたなぁと言う印象です。
アセロラ姫がピッコロ大魔王と神様みたいに分離していたとかいう設定のせいで、忍にあの頃の記憶とか感覚もなくなってしまったんやろなぁ。
だが、これは死物語でもう少しちゃんと語られることになる。
どちらかというとこの話の本筋であるサスペンスの犯人が割りとちゃんとできていた。
最後の最後で犯人は実は別にいるってのは割りと意外性がありましたね。
でも、高校生の頃と比べて阿良々木さんも落ち着いたなぁ。
臥煙さんに言われるがままって印象が強い。
昔なら言われる前に自分からこの事件に突っ込んでいったイメージである。
もうヤンチャだったあの頃は卒業ということなのでしょうか。
その臥煙さんですが、初めてあんまり頼りにならんなぁって印象でした。
最後に出てきた暴力にステ前振りした陰陽師のほうが頼りになる感があった。
