こよみヴァンプ_感想

決して癒えない――僕達の、大事な傷の物語。

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というわけで、化物語の前の話。最初の物語である傷物語(こよみヴァンプ)を読みました。
化物語シリーズ通しての主人公『阿良々木暦』が主人公の話。
読んだのが大分前だったので、結構忘れている点が多かったですね。

内容まとめ

変態がエロ委員長にセクハラして吸血鬼といちゃいちゃ殺し合います。

主人公の阿良々木君が、「キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード」とかいうとんでもな名前の吸血鬼を助けてしまったのがことの発端なのですが、
まず、助けるって行為自体が凄いと思う。
トラブルは極力避けたい俺なら同じ場面にあったらどうしたかわからんもん。
いや、人間だったら救急車くらいは呼びますが。

まあ、この小説を見るにトラブルに自ら関わるとろくな事がないってこと。
被害者面したくなる気持ちも痛いほどわかる(笑)

この傷物語は基本的にシリアスシーンが多い気がする。
バトルシーンが他に比べて多いし、
シリアスなセリフも多いし。

これは、このシリーズ全部に言えることだけれども、登場人物同士のやり取りがディ・モールト(非常に)いいッ!

そんなわけで、『傷物語』の名言をまとめてみました。

【傷物語(こよみヴァンプ)名セリフ集】

阿良々木暦 「宇宙人の友達に聞いたんだよ」

羽川翼   「え? 阿良々木くん、友達いるの?」

阿良々木暦 「宇宙人がいるかどうかを先に訊け!」


阿良々木暦 「これから死ぬって時に、エロ本なんて持ってられるかよ――」


阿良々木暦 「僕がおまえを助けてやる――僕の血を吸え。全部やる。一滴残らず――絞りつくせ」


キスショット「ようこそ夜の世界へ」


キスショット「先の先まで読んで行動する。
それがこの儂、鉄血にして熱血にして冷血の吸血鬼、キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードじゃからの」


キスショット「ならば服従の証として儂の頭を撫でてみよ!」


忍野メメ  「本当、きみ達は元気いいなあ――何かいいことでもあったのかい?」


忍野メメ  「礼なんていいよ。君がひとりで助かっただけさ、阿良々木くん。」


阿良々木暦 「パンツ?ああ、この国で使用されているという例の下半身用防寒衣類のことか?」

羽川翼   「違う文化圏の人の振りをしないで」

阿良々木暦 「……い、いや!誤解だ誤解なんだ!僕はスカートの裏地しか見ていない!スカートの裏地にのみ注目していたんだ!」

羽川翼   「それはそれで変態だよね」


羽川翼   「何よ。見せられないような本?あ、ひょっとしてエッチな本とか?」

阿良々木暦 「馬鹿なことを。僕はそんな下劣な書物は触ったことさえない。魂が穢れるといけないからな」


阿良々木暦 「だからそれはお前の財産が目当てだったんだ!」

羽川翼   「だから私の家はそんなお金持ちじゃないって!」

阿良々木暦 「じゃあお前のダカラが目当てだったんだよ!」

羽川翼   「喉が渇いてたんならちゃんとそう言って!」

噛んじゃった!

阿良々木暦 「違う、だから身体が目当てだったんだ!」

羽川翼   「ダカラなのか身体なのかどっち!?」


阿良々木暦 「酷いことを言って、ごめんなさい。僕と友達になってください」


忍野メメ  「自分を被害者だとか、そんな風に思うなよってことさ。被害者面は――気に入らないぜ


阿良々木暦 「まあ、フリーザ様風に言うなら、左足と両腕であと2回変身を残しているってことだ」


阿良々木暦 「……悪い。これは返せない」

羽川翼   「は、はあ?」

阿良々木暦 「て言うか絶対に返さない。これは家宝として阿良々木家の子々孫々まで受け継いでいく」

羽川翼   「それはやめて欲しいな!」

阿良々木暦 「このパンツはお前の肉体から永遠に失われた」

羽川翼   「なんて勝手なことを!」

阿良々木暦 「パンツは返さないけれど、その代わり」

阿良々木暦 「恩は絶対に返す。羽川にとって必要なときに、たとえ何もできなくたって、僕は絶対にそこにいる──お前に恩返しをすることが、今日から僕の生き甲斐だ」

羽川翼   「いいからパンツを返しなさい」


忍野メメ  「僕にだってできることとできないことがある。僕は天才肌だけど天才じゃないのさ」


キスショット「うぬ 今儂の残像に話しかけておったのか?」

阿良々木暦 「ざ、残像?」

キスショット「実は今、地球を7周半してきた」

阿良々木暦 「お前は光か!」


キスショット「また、たまらぬものを斬ってしまった」


キスショット「なんじゃ。うぬ、眼鏡で三つ編みのあの携帯食――持って来んかったのか?」


阿良々木暦 「お前は僕という男を誤解している。 僕はたとえ目の前に裸の女の子がいたとしても、その子が見ないでと言ったら見ない事が出来る男だ!」

羽川翼   「それは普通」

阿良々木暦 「くっ……!」

マジかよ。
世間の常識はいつ変わったんだ。

阿良々木暦 「いや、羽川、僕がどれほどのジェントルメンなのか、お前は知らないだけなんだよ」

羽川翼   「ジェントルメンは複数形」


阿良々木暦 「お前がそこまでしてくれても、僕は未成年だから、お前の連帯保証人にはなれないんだぜ?」

羽川翼   「いや、そんなことは企んでません」

阿良々木暦 「たとえ成人したところで、どうせ無職だから、やっばりお前の連帯保証人にはなれないんだ」

羽川翼   「別の問題として、それは就職してほしいけれど」


阿良々木暦 「羽川」

羽川翼   「何?」

首をかしげる羽川に、僕は極めて紳士的に言った。

阿良々木暦 「胸をさわらせてはもらえないだろうか」

羽川翼   「…………」

阿良々木暦 「胸を」

羽川翼   「いや、聞こえたし」


阿良々木暦 「お前は見ていないんだったな。完全体のキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードがどんな姿なのか」

羽川翼   「んん? まあ……、でも、十二歳と十七歳の姿を見ているから、二十七歳の姿っていうのも、想像つかなくもないけれど」

阿良々木暦 「恐らく想像以上だ」

人さし指を立てて、僕は言った。

阿良々木暦 「想像以上の胸を奴は持っている」

羽川翼   「……胸を」

阿良々木暦 「あの胸に気を取られている内に負けてしまうことが僕の不安だ。多分あの胸は戦闘中にすごく揺れる。だからその対策として女子の胸に対する修行を積みたい」


阿良々木暦 「……じゃあ、そのなんだろう、万が一裁判になったときのために、『阿良々木くん、どうか私のノーブラおっぱいをモミモミしてください、お願いします』と言っておいてくれるかな?」


阿良々木暦 「本当に申し訳なく思っているんです、許してください、お洒落眼鏡委員長!」

羽川翼   「……私、こんなにコケにされたのは初めてだわ」

阿良々木暦 「ひいいっ」


キスショット「儂と共に生きよ。儂はうぬに命を助けられた――うぬは変な奴じゃが、じゃからこそうぬとなら共に生きてもよいと思っておる。人間に戻らず――儂と共に永劫の時を生きる気はないか」


キスショット「うぬは儂だから助けたのではない――弱っていれば、誰でも助けたのじゃ」


阿良々木暦 「死んでくれ、我が主人!」

キスショット「死ぬがよい、我が従僕!」


阿良々木暦 「そういう問題じゃないんだ、キスショット。そしてお前の言う通りだ。僕はお前にこう言うんだよ――人間を食うから死ね、と」


キスショット「――儂はこのまま悪役で、憎まれ役で、うぬに殺されておけばよかったのじゃ。うぬが儂の腹積もりなど知る必要はなかった」


キスショット「さあ。さあ。さあ。さあ。さあ。さあ。さあ。さあ。さあ。さあ。さあ。さあ。さあ。さあ。さあ。さあ。さあ。さあ。さあ。さあ。さあ。さあ。さあ。さあ――儂を殺すがよい、従僕」


忍野メメ  「はっはー、全くもって阿良々木くんは元気いいなあ――何かいいことでもあったのかい?」

阿良々木暦 「仕事の依頼だ」

阿良々木暦 「何とかしてくれ」

忍野メメ  「何とかって」

忍野メメ  「曖昧だね」

阿良々木暦 「金は払う」

忍野メメ  「金の問題じゃない」

阿良々木暦 「じゃあ何の問題だ」

忍野メメ  「自分の問題だろ」


忍野メメ  「やれやれ。全くいい胸だね、その胸だけは認めてあげるよ」

羽川翼   「は、はいっ?」

忍野メメ  「ああ、違った違った。全くいい度胸だね、その度胸だけは認めてあげるよ、と言いたかったんだ」


阿良々木暦 「……みんなが幸せになる方法を教えて欲しい」

阿良々木暦 「誰も不幸にならずにすむ、そんな方法を」

忍野メメ  「あるわけないじゃん、そんなの」

忍野メメ  「都合がいいにも程がある。そういうのは小学生が道徳の時間にやる作文のテ-マだよ。現実的じゃないね」

阿良々木暦 「忍野――僕は」

忍野メメ  「ただし」

忍野メメ  「みんなが不幸になる方法ならある」


阿良々木暦 「ごめんな、キスショット。僕はお前を助けない」


阿良々木暦 「お前が明日死ぬのなら僕の命は明日まででいい――お前が今日を生きてくれるなら、僕もまた今日を生きていこう」


ここまでかっこいいセリフと変態なセリフが混ざってる主人公は初めて見た。
なんだかんだで一番好きな話かもしれないぜ!こよみヴァンプ。

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