冨樫義博展の見どころは?皆が気にしてるであろう垂金権造の原画はあるのか!

       

僕は冨樫先生関連はアニメから入った。
まだ、クソガキだった僕は友達と炎殺黒龍波の取り合いをしていたのだ。
そりゃあ、小学生男子に黒い龍で炎で最強の技って言ったら、誰も霊剣と霊丸を取らないだろう。
もはや全員が炎殺黒龍波を使うという何がなんだかわからないカオスな幽白ごっこが繰り広げられるのは必然だった。

そんな小学生の思い出もあるというのに、現在ではまだハンターハンターがやっているというので驚きである。
ハンターハンターは僕が中学生の時に、友達のM君と「ウボォーギン初登場時に興奮してる様」を見て、なんでこいつだけテンションおかしいんだよと語り合ったことを覚えている。
僕が中学の頃14歳の頃に14巻くらいのヨークシンやってたのに、37歳の今、なんでまだ37巻が出るくらいの巻数なんやろなぁ…。年1で刊行か?

というわけで、基本このブログはジョジョについて書いているが、冨樫先生の漫画は僕に取って歴史だけで見ればジョジョより長い付き合いなのだ。
それで冨樫展なんてやろうものなら行くしかないのである。

というわけでざっくり感想を書いてしまいますが、思いっきりネタバレあります。
念の誰も知らなかった新設定からアイツやアイツの念系統まで語りたくてしょうがないのでネタバレ注意です。

原画は名場面ですぐ場面が思い浮かんで漫画を読んでる感じになる

ジョジョ展のときも感じたのだが、すごい漫画というものは記憶に残る。
基本的に原画は名シーンを展示してるだけなので、バラバラのページが展示されてるだけなのだ。
一応時系列に並んでるっぽかったが、基本的にバラバラのページ。
何故かゴンさんのところは結構連続したページが飾られていたが、バラバラのページなのだ。

なのに、そのシーンがどういうシーンなのか事細かに勝手に脳内に浮かんでくる。
面白い漫画というものはこういうものなのだろう。
だって幽白なんて俺が小学生の時の漫画なのに…例えば、「本当に馬鹿なんだからまったく」の玄海ババアが乙女なこと言ってるシーンを見たら、ちょっぴり大人さな気分になったりするんだよ。
小学生の時に初めて見たあのときの感覚になるのである。しゅごい。

はっきりって僕だけじゃないのだろう。
マジで列が進まない。
絶対みんな各々シーンを思い出してしまって止まってるのである。
それが原画のパゥワーならなおさらなのである。

これは幽白、レベルE、ハンターハンターに思い入れがあったら絶対に行くべきと断言したい次第である。
てんで性悪キューピッドだけ好きって人はなんか3枚くらいしかなかったので諦めてほしいが、上記3つの漫画が好きならマジで行け。

[hunter]

最初の色んなキャラクターの顔あるところ

まず、最初のエリアである。
今までの冨樫先生の書いたキャラがいっぱい書かれているではないか。
原画を見ようと思ったらいきなり並んでてげんなりしたので、しばらくこの空いてる冨樫先生の書いたキャラがいっぱい書かれているところを眺めてみた。

なんということだ!垂金権造はどこだ!!
垂金権造を探していたら原画の列も空くだろう。
はっ!いた!!と思ったらシュウ=ウ一家の組長オニオールさんだった。
ちょっと似てることに気づけただけでもこの冨樫展は価値がバク上がりと言えるだろう。
なお、垂金権造は見つからないし、列はむしろ伸びてた。

後ろ姿だけでアホ毛ついてるやつキャラが誰かわからなかったのですが、レベルEエリアの原画見て思い出しました。
さすがに一コマしか出てない上に後ろ姿のバカ王子の娘はあれだけだとすぐ出てこないですが、大体のキャラがわかるので、キャラの書き分け凄いと思いますね。

冨樫義博展の幽遊白書の見所

まずはやはり幽遊白書の原画である。
第一話の冒頭の原画に1990年と書いてありました。
僕が5ちゃいの頃に幽遊白書を書いてたのか…。
感慨深いと同時に、マジでハンターハンター終わるまでに冨樫先生が80代とかになってしまうのではないかという不安も生まれました。

切り札は先に見せるな、見せるならさらに奥の手を持て

ここのシーンが幽白で一番好きなシーンなんですがこの原画があってよかった。
明らかに無能そうな鯱が調子乗っちゃう感じ。
蔵馬の雑魚を装ってからのクソツヨ妖狐変身アタックの狐感。
そして、黄泉と協力した超名言の決めセリフ。

完璧すぎるんだよなこの流れ。
ここの原画でしばらく止まってしまったわい。

飛影は最初仲間になる予定じゃなかった

飛影VS時雨で飛影が勝った瞬間の原画しゅごい。
そんな飛影ですが、書いてあった説明文を見ると最初は仲間にする気がなかった模様。
人気キャラは蔵馬にする気だったのだ。

実際蔵馬も人気があるけど、蔵馬は人気キャラにする気だったのに対して、飛影はなんかしらんけど人気になったらしい。
確かに最初は、目がいっぱいの緑で「オレがマヌケだと? バカ野郎がマヌケは貴様だ!! オレが何もしないで女を返すと思ったのか!? ボケがぁ!!」とか言ってたからな。
どう見ても人気でないもん。

青龍をワンパンして、ゼルを黒竜波でワンパンしてから人気出たんやろなぁ。

垂金権造の原画がないんだが?

一生懸命探したのですが垂金権造と美しい魔闘家鈴木の原画がみつからなかった。
美しい魔闘家鈴木は大量にあるヒソカで保管することにしましたが、垂金権造はどうすればいいのか?
そしたら、ハンターハンターエリアの最後にとんでもないエリアがありました。
化物原画ゾーンです。冨樫先生が書いた化物達が鎮座してるではないか。
これは期待できる。

そしたらなんですか。垂金権造は妖怪より妖怪みてえなやつと桑原に高評価だったのに…。
飛影が躯にハッピーバースデーとして送ったデブが垂金権造の代わりに鎮座しているではないか!
垂金権造はアイツに負けたのか…。

なお、レベルEの馬鹿王子の正体クライブの説明シーンがあったのですが、あれのネタバレシーンでワロタ思い出が蘇りました。

誰がクライブだーー!!の勢いすこ。

冨樫義博展のレベルEの見所

レベルEのときの冨樫先生が多分一番ノッて書いてた気がする。
最初から週刊連載してなかったし。
ハンターも途中から月間にすればよかったんじゃないのか。

特に似たような年齢だったからか、ゴレンジャイみたいな小学生が戦隊物になる話が好きだったなぁ。
今見ると繁殖したらその夫の種族絶滅するやら、サイコさんを演じてた嫁の話やらもかなりいい。
レベルEの原画見てて思ったのは、その人間絶滅させそうなサキちゃんのママがキメラアントのメルエムのママっぽいなぁって感じでした。
キメラアント編ってひょっとしてレベルE見返して生まれたんじゃないだろうか?

冨樫義博展のハンターハンターの見所

やはり一番多い原画がここのエリア。
ハンター試験から王位継承編までありますからね。
よっしゃゴレイヌのゴリラな原画でも見るかと思ったら、なんかなかったです。

ただ、GI編のエリアに「ニッグとゴレイヌ」の文字が!
確かに重要な伏線シーンだが、原画は!?ゴレイヌがドッヂボールで顔面ぶっ飛ばされてるシーンの原画は!?

とりあえず水見式の展示があったのですが、コップがデカすぎて吹きました。
こんなでかいコップでやってたのかよ。

カイト死亡シーンとかいう衝撃の原画

やはりここのシーンが一番衝撃的でしたからね。
ゴンさんも衝撃的でしたが、あれはなんかネットで「This way…」の絵がばらまかれたせいで衝撃が和らいでしまった。
やはり、カイトみたいな明らかな強キャラが戦闘シーンもなく、いきなり生首になってるのは衝撃的すぎて「えぇ…」とか声出てしまったからね。

そんなことを原画を見て思い出しました。
ネフェルピトーの時点でこれなら王はどんな化物やねんってなるもんね。

ブリオンとか暗黒大陸の原画

ブリオンw
ふふってなってしまいましたが、ブリオンは出てくるんでしょうか?
暗黒大陸でブリオンに乗っ取られたジャイロのラスボス編はよ

ブリオンは置いていて、暗黒大陸でとんでもない化物が大量にいるシーンの原画いいな。
これが複製原稿であったら買ってたくらいに書き込まれてる。
この原画が一番見ごたえあるかも。

王位継承編のキャラ全員のところ

原画ではないのですが、王位継承編の390話までに出てきたキャラが勢ぞろいしてる説明がありました。
なんだこれは…。もうめちゃくちゃだよ。
この説明を見た人は皆「ふふっ」ってなってました。笑うしかないわ。

冨樫先生的にはめちゃくちゃキャラ出したのを書きたかったらしい。
収拾付くのか見ものですが、休載を考慮するとキメラアント編ってレベルの長さではなくなりそうなのが不安です。

冨樫義博展で一番混んでた場所は念の新情報

もはや原画じゃない場所が一番混んでました。
まあ、でもわかる。
こんな情報出されたら誰でも立ち止まるわ。

なんせ、ノブナガの念系統はおろか、意外な念系統だった「シルバ」、「ゼノ」、「メルエム」、「ユピー」、「コムギ」、「ハンゾー」とかの系統とか書いてあるし…。
実は念系統には中間の系統があるとか…。
優やら極やらの新設定情報まで書いてあるし…。ゴンさん化についても書かれてる。

これは長くなるので、別の記事で書きました。

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冨樫義博展で混んでた場所ランキング

僕が行った回だけの可能性が高いですが、特に人気が高くて、見るまでに時間がかかった場所ランキングでも書きます。

荒木先生のサインのエリア

これはヤバい。
冨樫先生と荒木先生のコラボレーション。
そう、サインゾーンである。荒木先生が書いた浦飯幽助はヤバい。

最初の芥見下々先生のパクノダとヒソカの絵からもう大混雑だったんですが、その次の荒木先生のところでさらに止まりやがるから、いいや玄海だ!見せろ!どけい!とハラハラしてました。
マジで色合いがおしゃれすぎるし、心なしかいつものサインより字が綺麗なので、荒木先生も冨樫先生に結構敬意を払ってる感出てました。

このサインエリアの説明に「優れた才能が才能を引き寄せる」とか書いてあるのですが、前に並んでた姉ちゃんがカレピに「なんだこの説明は!ジョジョかよ!スタンド使いは惹かれ合うのかよ!」とか言ってて、やるなこの女と思いました。

他にも鬼滅の吾峠呼世晴先生がマチとシズク書いてたり、尾田先生とかもありました。
芥見下々先生やら吾峠呼世晴先生クラスでも、どんぴしゃ世代だからか冨樫先生へのコメントが神のように崇め奉ってるの草。

荒木先生は戦友に祝辞を述べてるかのような文でしたね。
戸愚呂の「登ってこい。ここまでな」のシーンを選ぶとは意外だったなぁ。

ゴンさんのエリア

次にワイワイしてたのが、やはりここ。
ゴンさんのところですよ。
ネフェルピトーが最も可愛くなった完全体になったと思ったらゴンがゴンさんになる衝撃のシーンですね。

まあゴンさんはみんな立ち止まってもしょうがないわ。

蔵馬ゾーン

幽白はメインキャラ4人に分かれて名シーンが展示されてるところがあるんですが、蔵馬のところだけ人多くてあれだった。
俺は蔵馬の原画が見たいんじゃなかったんだが。
そこにある戸愚呂兄の「なぜたぁ なぜ 死なねェェ〜〜〜〜!!」の原画が見たいんだよ!

最後の浦飯幽助とゴンの絵のインパクト

ここで初公開された幽白とハンターの主人公がガンつけあってる絵。
浦飯幽助の顔がエライことになってて、ゴンも普段から考えればゴンさんになってもおかしくないくらい怒ってるんですが、浦飯の顔芸ワロタ。

なんでこんなに仲悪そうなんだよw

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