ヒンデンブルグ・オーメンとは?モメチン相場の利確やドテンショートに使える市場警戒シグナル
株をやっていると、たまに「いや、さすがに上がりすぎだろ」って銘柄が出てきます。
最近で言えば、キオクシアを筆頭に半導体関連がぶっ飛んで、「10万円超えてるやんけwwwうっひょー!キオクシア持ってない雑魚おる?いねーよなぁぁぁwww」みたいな空気になっていた時期。
こういう状態は俗に言う「モメンタム・チンパンジー」、略して「モメチン」ってやつですね。
2026年のイラン戦争が落ち着いたあたりからの半導体関連を脳死で買っとけみたいなやつ。
モメンタム相場をチンパンジーのようにフルレバしまくる。
半導体持ってないやつおるーwみたいなので溢れかえってました。
上がっているから買う。買われるからさらに上がる。さらに上がるから「まだいけるだろ」となって、また買う。
こうして完全にお祭り状態になります。
ところが、ある場所でキオクシアやら太陽誘電などの半導体、MLCC、光関連のキラキラ銘柄が大崩壊していった。
億り人からいっきにフルレバが崩壊して退場みたいな。
マジ天国から地獄。これは地獄絵図だった。
気付けば、モメチンたちがバナナを投げる。
「うっひょー!」から「もう無理です」に変わるまで、意外と早いんですよね。
こんなん予想できるかい!!
となるんですが、実はトレーディングビューでそんな相場を見るときに、面白い材料になるのが「ヒンデンブルグ・オーメン」のインジケーターです。
今回はそれを解説します。
ヒンデンブルグオーメンは名前だけ聞くと、いかにも怖そうな指標です。
スタンド名にありそう。なんか中途半端なそんな人気ない敵が使いそうです。
誰でもわかるように言うと、ヒンデンブルグ・オーメン = 「株価大暴落が来るかもしれないぞ!」という警報です。
ただし、「地震予知」みたいなもので、当たることもあるけど外れることもある。
ヒンデンブルグ・オーメンは、簡単に言えば「市場の中身がおかしくなっていないか」を見るための市場警戒シグナルです。
ポイントは、株価指数だけを見ているわけではないこと。
動物園で100匹の猿がいるとします。
普通なら元気な猿が多い → 良い状態、元気ない猿が多い → 悪い状態ですよね。
ところが、めちゃくちゃ元気な猿が大量、めちゃくちゃ弱ってる猿も大量という変な状態になったら、「園全体で何かおかしくね?」となります。
株式市場も同じです。
見た目は立派な家だけど柱が何本か腐ってる壁にヒビがある状態。
まだ倒れてないけど、倒れる可能性が高くなります。
市場も指数(日経平均やS&P500)は強いのに、中身はボロボロになると、その後に急落することがあります。
市場の中で52週高値を更新している銘柄が多いのに、同時に52週安値を更新している銘柄も多い。
そんな状態だったでしょ?あの時期。
半導体だけじゃねえかクソボケ!!なんでワイの株上がんねえんだよ。半導体以外は株じゃねえのか?クソがよぉ!!みたいなとき。
例えばキオクシアは死ぬほどぶっ飛んでたけど任天堂とか死ぬほど死んでましたやん。
天下の任天堂がですよ?
普通なら、相場が強ければ高値更新銘柄が増えます。
逆に弱ければ安値更新銘柄が増えるものです。
ところが両方が同時に増えている。
「指数は強そうに見えるけど、市場の中では強い奴と弱い奴がめちゃくちゃ分かれてないか?」というわけです。
これがヒンデンブルグ・オーメンの基本的な考え方です。
ここが、この指標を使ううえでかなり重要です。
例えばキオクシアが爆上げして、日経爆上げ!ガハハ!株持ってないやつおるー?って、チャートだけ見れば、「日本株めちゃくちゃ強いじゃん」となりますよね。
でもこれは、一部の人気銘柄は爆上げしているのに、その裏では弱い銘柄がどんどん増えているという状態です。
ヒンデンブルグ・オーメンは、こういう「表面上は強そうだけど、市場の中身を見ると結構おかしくね?」という状態を察知するためのものです。
とくに有頂天のときは永遠に上がり続けると思っちゃいますからね。
ちょっと下がっても押し目だと思っちゃう。
それが大暴落の始まりだったりするのを知りたいじゃないですか。
これをトレーディングビューというツールで把握できたりします。
ヒンデンブルグ・オーメンはTradingViewのインジケーター「Hindenburg Omen [Miekka Method]」で把握
TradingViewにはヒンデンブルグ・オーメン系のインジケーターがいくつかあります。
今回使っているのは「Hindenburg Omen [Miekka Method]」。
TradingViewのインジケーター検索で「Hindenburg Omen」と検索すれば出てきます。
これを表示しておけば、過去にシグナルが出たタイミングもチャート上で確認できます。

実際にこっから日経が大暴落してますね。
なんかヤバい気がするからもう利確しとくかってのに使えます。
こうやって過去のチャートと重ねてみると、
「このとき人気銘柄はどこにいた?」
「すでに下げていた銘柄はどうなった?」
「その後、どのセクターが崩れた?」
という見方ができます。
今回の「Hindenburg Omen [Miekka Method]」は米国市場を対象としたものです。
そのため、日本株のチャートに表示したとしても、日本市場そのものから算出されたオーメンではありません。
例えばキオクシアのチャートに表示しても、「キオクシアでヒンデンブルグ・オーメンが発生した」という意味ではありません。
「米国市場全体でオーメンが点灯した日を、キオクシアのチャート上に重ねている」というイメージです。
日本株で使うなら、日経平均やTOPIX、米国市場の動き、セクターの強弱なども一緒に見たほうがいいでしょう。
まあ、アメリカが弱いと大体日本も弱いのでそのまま使える感じです。
TradingViewの始め方
ここまで読んで、「実際にTradingViewを使ってみたい」という人もいると思います。
TradingViewは無料でアカウントを作ることができます。
まずTradingViewの公下記のボタンからアクセスして、無料アカウントを作成します。
このリンクから登録すると紹介された側は15ドル割引されます。
有料にしたいと思った際にお得になる感じです。
メールアドレスを使って登録する方法のほか、利用できるログイン方法を選択してアカウントを作成できます。
最初から有料プランに申し込む必要はありません。
まず無料のBasicプランでチャートを触ってみて、「もっとチャートを表示したい」「インジケーターを増やしたい」「アラートをもっと設定したい」「複数のチャートを同時に表示したい」と思った段階で有料プランを検討すれば十分です。
ちなみに無料だと移動平均線だすことすら微妙です。
ただ、1ヶ月有料体験できるので、そこでインジケーターを足してみて使えそうなら有料で使い続けて見るのはありかと思います。
いきなり有料プランを契約するよりも、自分が実際にどれくらいTradingViewを使うのか確認してから決めるほうがいいと思います。
TradingViewは無料でも使える
「有料じゃないとTradingViewは使えないの?」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
無料のBasicプランがあります。
まずは無料版で、ローソク足を見る、移動平均線を表示する、出来高を見る、RSIを表示する、MACDを表示する、いろいろな銘柄を検索する、というところから始めれば十分です。
ただし、日本株は時間が遅れる。
インジケーターは全然設置できないから都度入れ替えるみたいな超不便な状態になります。
なので、無料で1ヶ月有料体験するのがあるのでそこで体験して、夜確認する感じになるかと思います。
トレーディングビューなら時間巻き戻してチャートがどう動いたか見れるので検証に使う感じですね。
リアタイじゃなきゃ意味ねえだろって人はリアルタイムに課金して、インジケーターも複数出せるようにするとすぐペイできると思います。
僕は1地番安いEssentialで使ってて、インジケーター5個出せる感じにしてるのですがそれで十分かと思います。
ガチの人はもっと上でもいいかもですね。
ただ、普通に日本株を分析するだけなら、いきなりPremiumまで必要になる人はそこまで多くないと思います。
最初から一番高いプランを契約する必要はありません。
特に株式投資の場合、重要なのはプランの価格よりも、「自分がどれくらいチャートを使うのか」です。
株式投資のチャート分析にはTradingView!株をやっていると、一度は「もっとチャートを詳しく見たい」と思うことがあります。最初のうちは株価と出来高を見るくらいでも、少し慣れてくると、移動平均線、ゴールデンクロス、MACD、RS[…]
Hindenburg Omen [Miekka Method]をTradingViewに追加する方法

では、実際にヒンデンブルグ・オーメンをTradingViewで表示してみます。
今回使うのは「Hindenburg Omen [Miekka Method]」です。
TradingViewにはヒンデンブルグ・オーメン系のインジケーターがいくつかありますが、名前が似ているものもあるので、今回はこの名前をそのまま検索してください。
① TradingViewでチャートを開く
まずTradingViewにログインして、普段使っているチャートを開きます。
銘柄は何でも大丈夫です。
今回のインジケーターは個別銘柄そのものを計算しているわけではないので、キオクシアでもS&P500でも、チャートに表示すること自体はできます。
② 上の「インジケーター」をクリック
チャート上部にある「インジケーター」をクリックします。
TradingViewでは、ここからテクニカル指標やコミュニティが作成したインジケーターを検索できます。
③ 「Hindenburg Omen」と検索する
検索欄に、「Hindenburg Omen」と入力します。
するとヒンデンブルグ・オーメン関連のインジケーターがいくつか表示されます。
今回使うのは、「Hindenburg Omen [Miekka Method]」です。
名前を確認してクリックしてください。
④ チャートに追加されたら完了
クリックすると、そのままチャートにインジケーターが追加されます。
今回の「Hindenburg Omen [Miekka Method]」はTradingViewのコミュニティスクリプトとして公開されており、公開ページから「チャートで使用」を押して追加することもできます。
これで準備完了です。あとは過去のチャートを左にスクロールして、過去にヒンデンブルグ・オーメンが点灯した場所を確認できます。
個人的には、追加しただけで終わらせず、インジケーターをお気に入りに入れておくのがおすすめです。
TradingViewでは、インジケーターの星マークをクリックすることでお気に入りに追加できます。お気に入りに入れておけば、次回から探す手間が省けます。
また、このインジケーターには「Trigger」と「Active」という考え方があります。
ここは最初ちょっと分かりにくいところなので、実際にチャートへ追加したら、まずは「どこでシグナルが出ているのか」を確認してみてください。
今回使っているMiekka Methodは、一般的なヒンデンブルグ・オーメンの実装とは少し違い、Miekkaの元の方式に合わせて条件が修正されています。例えば、高値・安値の閾値やMcClellan Oscillatorの扱いなどにも違いがあります。
「とりあえずヒンデンブルグ・オーメンを表示したい」というだけなら、まずは設定をいじらず、そのまま使ってみるのがおすすめです。
そこから、「この日に点灯してるけど、そのときキオクシアはどうだった?」「半導体は?」「すでに下げていた銘柄はどうだった?」と過去チャートを見比べていくと、このインジケーターが何を見ているのかがかなり分かりやすくなります。
じゃあ、これをどうトレードに使うのか
ここが一番大事です。
ヒンデンブルグ・オーメンが点灯したからといって、全部売ればいいわけではありません。
むしろ俺なら、そのとき持っている銘柄が「今どこにいるのか」を見ます。
例えば、キオクシアのようなモメチン銘柄が高値圏でぶっ飛んでいるとします。
・ヒンデンブルグ・オーメン点灯
・高値圏
・出来高急増
・RSI過熱
・上昇の勢いが鈍る
・上ヒゲが増える
なんて条件が重なってきたら、
「そろそろ利確で叩き落とされる可能性あるんじゃね?」
と考える材料になります。
つまり、天井を当てるための単独シグナルではなく、利確やショートを考えるときの材料の一つとして使うわけです。
株に100%はないのでヒンデンブルグオーメン点灯したからショートwとかやったら焼かれるかもしれないです。
そもそも何回も点灯してるのが一番やばいのがヒンデンブルグオーメンなので一回じゃわからんのです。
実際にキオクシア周辺を見ると面白い
今回この指標を調べたきっかけが、まさにここです。
キオクシアを筆頭に半導体関連が強烈に買われていました。
「まだまだ上がる」
「11万円まで行く」
みたいなモメチン状態。
ところが、その時期にヒンデンブルグ・オーメンが点灯していました。
そしてその後、太陽誘電などの半導体関連が大きく崩れています。


もちろん、「ヒンデンブルグ・オーメンが出たからキオクシアが天井になった」と断定することはできません。
そんなに単純なものではないです。
ただ、「一部の人気銘柄が異常に強い一方で、市場内部ではすでに弱い銘柄が増えていた」という状況を確認する材料としては、かなり面白いと思います。
例えば、「この銘柄、最近ずっとモメンタムで上がってるな」という銘柄があります。
SNSでも話題。
出来高も増えている。
みんな強気。
そしてチャートも高値圏。
そんなところでヒンデンブルグ・オーメンが点灯した。
これだけなら、まだ何もしません。
でも、その後に、
・高値更新失敗
・上ヒゲ
・出来高急増
・RSIダイバージェンス
・MACD弱化
・サポート割れ
・信用買い残増加
などが重なってきたら、
「モメチン終了のお知らせか?」
となります。
ここでロングを利確して、場合によってはドテンショートを狙う。
もちろん、ヒンデンブルグ・オーメンだけでショートするという話ではありません。
市場全体の警戒シグナルと、個別株の天井サインを重ねて使うということです。
逆に、下げきった銘柄ならどうする?
ここが面白いところです。
ヒンデンブルグ・オーメンが点灯しているからといって、必ずショートすればいいわけではありません。
例えば、すでに大きく下落している銘柄があるとします。
高値から大幅下落。
出来高も増えている。
信用売りも積み上がっている。
そして重要なサポート付近まで落ちてきた。
こういう銘柄なら、同じ「ヒンデンブルグ・オーメン点灯」でも話が変わってきます。
市場全体が不安定になっていることで投げ売りが進み、そこから反発する可能性もあります。


なので、オーメン点灯=ショート
ではなく、オーメン点灯+銘柄の位置を見ることが大事です。
元気いっぱいはつらつな株と死亡してる株がいるときに出るからです。
高値圏のモメチン銘柄ならショート・利確警戒。
すでに叩き売られている銘柄なら、反発ロングの候補として見る。
この使い分けが重要です。
実際に同じ時期でも、無印や任天堂のように、すでにある程度下げていて、そこから上昇していった銘柄もあります。
これがヒンデンブルグ・オーメンを「暴落予告」として使わない理由でもあります。
同じ日にオーメンが点灯していても、
高値圏で過熱している銘柄とすでに大きく売られている銘柄では状況が全然違います。
オーメン点灯 → 銘柄を選別する
「まだモメチン状態なのか?」
「もう十分売られているのか?」
ここを見るわけです。
まとめ
ヒンデンブルグ・オーメンは、これだけで天井や暴落を当てるための魔法のインジケーターではありません。
でも、「市場全体がちょっとおかしくなってきていないか?」を確認する材料としては面白いです。
特に使い方としては、高値圏のモメチン銘柄+オーメン点灯なら、利確やショートを警戒する。
すでに大きく下げている銘柄+オーメン点灯なら、むしろ投げ売りからの反発を狙えるか考える。
そして、モメチン銘柄+オーメン点灯+個別株の天井サインまで揃ってきたら、ロングを利確してドテンショートを検討する。
逆に、下落済み+サポート到達+売られすぎ+反転サインなら、ロングを狙う。
こんな感じで、ヒンデンブルグ・オーメンを「売りサイン」と決めつけず、市場全体の警戒度を測るための一つの材料として使うのがいいと思います。
モメチンになって「うっひょー!」しているときほど、一歩引いて市場全体を見る。
そして、そろそろバナナを投げる準備をしておく。これくらいの距離感で使うのが、個人的には一番しっくりきます。
株式投資のチャート分析にはTradingView!株をやっていると、一度は「もっとチャートを詳しく見たい」と思うことがあります。最初のうちは株価と出来高を見るくらいでも、少し慣れてくると、移動平均線、ゴールデンクロス、MACD、RS[…]
moomoo証券の紹介キャンペーン!5万円入金で優良株がもらえる!?moomoo証券をインストール!今回は、最近注目されている証券会社「moomoo証券」の超お得なキャンペーンと、他にはない圧倒的な情報力をご紹介します。なんと、[…]


