野良犬イギーのネタバレ感想!ジョジョ3部スピンオフ小説がJOJOmagazine(ジョジョマガジン)に掲載!

       

ジョジョスピンオフ小説!野良犬イギーの登場人物紹介

野良犬イギーのモハメドアブドゥル

マンハッタンに降り立ったブ男。
マンハッタンといえば大統領にくれくれしてたほうのDioが思い出されるが、アヴドゥルはDIOの手にイギーが落ちることを恐れていたのだ。
なんと!炎の生物探知機はヴァニラのときに思いつきでやったわけじゃなかったぞ!
ちゃんと出てきた!すごい!

野良犬イギーのイギー

マンハッタンで生物駆除業者の心を折りまくっている野良犬の帝王。
ペットショップ戦のときのようにイギーがしゃべるわけではないが、人間を小馬鹿にしてる様子や「フン!」って言ってるときにすげー暴言吐いてそうだなってのが伝わってくる。

なお、3部の主人公空条承太郎は唯一スタンドの名前をよくわからないエジプト人のブ男に名付けられた男である。
と思われたが、実はイギーのほうが先に「愚者(ザフール)」とブ男に名付けられていた!
いや、小説読んでるときは思わなかったけど、もうちょっと考えて名前つけてやれや!!フールって!

野良犬イギーのジョセフ・ジョースター

なんとこの男、アヴドゥルにイギーの捕獲を任せてスージーQとオーストラリアに旅行してやがった!
「やっとの思いでアヴドゥルが捕まえたのじゃ(キリッ)」じゃねえぞ!!
だが、ハーミットパープルが活躍するシーンもあったし、スタンドが発現する前兆みたいなのがあったのもよかった。

野良犬イギーのDIO

アヴドゥルのトラウマとして登場だ!

野良犬イギーのラガーマン

モブキャラで唯一キャラが立ってた男。
アヴドゥルとは今後友達になってやってほしい男である。

野良犬イギー感想 イギーとアヴドゥルの過去がかなりいい

原作ではあまり語られなかった二人の過去。
ポルナレフとか花京院はそれなりに語られていたのですが…ポルナレフは妹の件で、花京院はぼっちエピソードで。
アヴドゥルの過去エピソードといえば、エジプトに遊びに来たDIOを見て興奮して窓ガラスをギャグ漫画みたいに割って逃走したことしかしらない。
イギーもなんか飼い犬だったことと、メス犬を取り巻いて野良犬のボスとして君臨してたという断片的な話しかよくわからない。

そんな2キャラクターが主役なのはかなり保管の意味合いでいいですね。

アヴドゥルの両親が聖人のような人なんですが、この両親ならイケメンなブ男になるわって感じです。
イギーも飼い犬のときにこの仕打ちされたらやさぐれるわなぁ!って感じでした。
コーヒーガム中毒はさすがにやりすぎな気がしたけど。
家出の原因がコーヒーガムの味が忘れられなかったって言葉だけだとすげーかっこいいな。

[jojonovel]

野良犬イギー感想 未来を彷彿とさせるアヴドゥルとイギーの話

神視点で見てる僕らは、3部の彼らの末路を知っている。
アヴドゥルはポルナレフを庇って腕だけになる一発芸を披露して死亡する。
イギーも小馬鹿にしていたはずのポルナレフを最後の最後で仲間と認めて命を賭して救って死亡する。

この小説ではこの彼らの最期がなぜ起きたかを補完してくれているのだ。
アヴドゥルの父親は、戦争で仲間を庇って爆発で「腕だけに」なってしまったという。
母親も見知らぬ女の子を庇って死亡している。

この黄金の精神はアヴさんにも受け継がれているのだ。
アヴドゥルの血統である。アブドゥルのほうは見習えや。
仲間であるポルナレフとかいう電柱を、「僕はポルポルが無能でざっこでも助けないんだからねッ」と言っておいて助けているのだ。
これだけ見るとツンデレブ男だったなぁとしか思わないが、両親の黄金の精神を受け継いでるとなると、アヴドゥル…今も我が心に…と言わざるを得ない。

イギーに関しても、アヴドゥルは彼に必要なのは野良犬の精神でコーヒーガム中毒して「自由」を謳歌するよりも信頼できる仲間が必要だと言っている。
イギーはカスな飼い主とクズな兄弟のせいで人間(犬)不審に陥っているが、彼には信頼できる仲間が必要だったのだ。
結果としてポルナレフを庇って死亡したが、イギーは「ニヤリ」と満足そうに死んでるのである。

原作でこの2キャラクターの一番肝心なシーンを完全に補完できているので、この小説はかなりベネと言えるだろう!

なお、ジョセフとアヴドゥルの出会いはアヴドゥルの雇い主の女をジョセフがナンパしてるところである。
アヴドゥルは「この男、なんと結婚しているのである。プレイボーイやね!」と感想を述べている。
占い師であるアヴドゥルも知らなかっただろう。
このとき日本に隠し子を作っているこのクソジジイのヤリ○ンっぷりは占いでもわからなかったらしい。

野良犬イギー感想 アヴドゥルVSイギーの戦闘が白熱しすぎ

イギーが原作で初登場した際に、一番「いや、イギーはあかんって。あいつには無理だって」と言っていたのはアヴドゥルである。
それと同時にポルナレフに「おまえでは勝てん」とイギーの強さを評価しまくってたのもアヴドゥルである。

そんなアブドゥルとイギーのエピソードは、ジョセフによって「やっとの思いで捕まえたのじゃ」という一言で済まされていた。

やっとの思いどころじゃねえぞジジイ!!
ふたりとも満身創痍じゃねえか!アヴドゥルVSポルナレフとか承太郎より大分白熱してるんだが…。
イギーに至っては原作で使わなかった稲妻までだしている。
ウェザーリポート並かよ!

そもそもザフールもマジシャンズレッドも強すぎるせいかあんまり原作で活躍してないからな。
この2つのスタンドが激突したら普通どっちか死ぬよ…。
しかし、イギーは毎回鳥みたいなやつとタイマンしてボロボロになってるな…。

野良犬イギー感想まとめ

えー。ただイギーとアヴドゥルが戦うだけかよ?と…いくらザ・ブックの作者とは言えあまり期待してなかったのですが、思ったより大分高評価でした。

僕が、スピンオフ小説でだめだと思ってるのは「とりあえず未来に出てくるキャラクター出しとけばおまえらテンションあがんだろ?」みたいな感じなんですが…。
彼らの過去には特にそれがなかったのもいい。

ちゃんとスタンドが初めて出てくる3部冒頭より前の話なので「幽波紋(スタンド)」と呼んでいるところや、近距離パワー型とかそういう後で出てくるワードを使ってないところにこだわりを感じました。
そういうこだわりすごい好き。

確かにあまり掘り下げられてないんだよな。アヴドゥルもイギーも。
謎に包まれたこの2人のエピソードが知ることが出来るこの小説はかなりおすすめですね。

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