メンヘラぁ…という漫画が1話からヤバイ
メメメメメメメメメメンヘラぁという漫画が最高である。
開幕のスピード感で誰もがDANDAN心惹かれてしまうのだ。
主人公の山田とかいう豚は、話したこともない毎朝バス停で見かけるだけの超絶美少女JKに告白するとかほざき出すところから物語は始まる。
誰しもが通報される!こいつやべーヤツだ!逮捕される!この漫画はプリズンブレイクでもするのか!?そう予感してしまう。
だってやべーやつだもん。山田。豚なのに超絶美少女JKに第一話どころかプロローグで告白してるんだもん。
しかし、1話で瞬時にその予感は覆されることになる。
やべーのは完全にヒロインだし、やべーというかメンヘラだった。
いや、怪物…化け物だった。
メアドを交換した豚は歓喜したのである。
まさか豚なのにうまくいってしまったのか!?
涙を流して喜ぶ豚だったが…たった数ページで全てが覆ることになる。
告ってメアドを交換して別れて数コマでメールが飛んでくるのである。
そして山田は思った。
長いなぁ~
メールが長い。
そして、2分で普通返すよね?6分経ってるけどふざけてるの?とか言い出した。
山田は「そうか!みんなでオレをバカにしてるんだ!ちくしょう!」そんな悲しい結論に達してしまうのだ!
その方がマシだったのである。
なぜかその後すぐに来たメールで「ちくしょう!」って言ったのが聞かれていたことが判明してしまう。
肉眼で状況を視認されている。
よく見ると「山田の部屋」から美少女はメールをうっていた。
そして殺害予告として「ぶっころす」とひらがなでメールされる山田。
こうして主人公の山田は小便を漏らして実家に帰ったのだった。完
ここまでで一話である。
一話だから流れで書いてしまったが、こんな完璧な1話があるだろうか?
完全に狂ってるではないか。
オラワクワクすっぞ!となるだろう。
だが、2話以降はもはやそういうレベルではないのである。
[manga]メンヘラぁ主人公山田くん、ヒロインが怖すぎて開始から2話連続で漏らす
「ほら見てごらんよ、漏れてるでしょう」(引用元:平野耕太 『ドリフターズ』(少年画報社))
また漏らしてる山田だったが、それもそんはずなのである。
何故かブツブツ言ってる美少女「佐々木さん」は、よく聞いてみると山田の実家の住所をどっかの神父が素数数えるみたいに呟いているのである。
しかもコンパスふりまわしてくるのである。
物理と精神攻撃のコラボレーション!
2話にしてすでに山田にダメージが!!
だが、山田はここから急激に成長することになる。
このメンヘラとお似合いというか、山田以外で佐々木さんを受け止められる人物はいない。
そんなコラボレーションを見せつけられることになるのだ。
「メメメメメメメメメメンヘラぁ」という漫画の恐ろしさ!結婚は人生の墓場である
山田の誕生日サプライズプレゼント!
婚姻届受理証明書だった。
夫が童貞でも役所は結婚を受理してしまったのである。
メンヘラが目…閉じて…とかいうから本能に逆らえずにありがたく頂戴しようとしてしまったらこれである。
これであるっていうか、クソワロタ。
佐々木さんは山田くんの夢が叶ったね!と大興奮だが、山田はキッとこう反論するのだ。
僕の夢はパイロットだ!!(引用元:平野耕太 『ドリフターズ』(少年画報社))
山田にはパイロットになる夢を成し遂げてほしいが、普通に入籍して話は進んでいく。
大学生とJKである。しかも童貞である。
なお、まだ5話のことである。
「メメメメメメメメメメンヘラぁ」という漫画の狂気!佐々木さんがほしいのは赤ちゃん
山田の豚はやらかしてしまった。
当の本人はちゃんとケーキと共に婚姻届受理証明書という壮大なプレゼントをもらったのに、佐々木さんのバースデーを完全に忘れていたのである。
こ、殺される。
命の危険を感じる山田だが、何故かすでに家の中にいる佐々木さん。
背後にいる。
絶をつかっているようだが、山田の円ですでに感知されている。
佐々木さんは家の中にすでにいる。
だが、佐々木さんは怒っていないのである。
一緒に居てくれればそれでいいと言うではないか。
なんだ、メンヘラじゃなくて天使じゃん。かわE!
しかし、山田は言ってはいけないことを言ってしまった。
プレゼント何がいい?なんでも言って!…と。
本気の目である。
それも双子をご所望である。
なお、山田は童貞である。
悪魔みたいな目で赤ちゃんを欲しがる嫁に読者もハッピーバースデーと言うことしかできないのである。
「メメメメメメメメメメンヘラぁ」という漫画では佐々木さんの他にメンヘラがいたッ!もうおしまいだぁ!
増えた。メンヘラが増えた。
いつものように山田の睡眠を監視カメラで目視している佐々木さん。
いつもの光景である。
そこに居てはいけない人物が!何だぁ!?不法侵入している女が!!
しかもブチャラティのように山田の顔面を舐めているではないか!!
これには佐々木さんも許せない!
もうどっちも許されない犯罪行為しかしてないので、どっちが正義でまともなのかわからない!
いや、ふたりともアウトだ!頭おかしい!捕まれぃ!!
佐々木さんだけでも持て余している怪物が二人に。
実はプロローグからいた牧野さんという大学の同級生。
彼女は普通だと思ったら山田のストーカーだった。
なんか警棒をレロぉってしている。
そして佐々木さんは医療用メスで応対を…。
もはや山田の家で格ゲーの戦闘が行われようとしている。
そして「ストップ」をかける山田は何故か警棒で「ガッ」ってされてしまうのだった。
しかし山田は佐々木さんの日常を魔界にした奇行により、鍛え上げられていた。
二人になったくらいではもはや動じないのだ。
もう帰ったら?二人とも 僕はね君たちのカウンセラーじゃないんだよ(引用元:平野耕太 『ドリフターズ』(少年画報社))
こうして歪んだ2つの狂気を背中で受け止める生活が始まったのだった。
ここまでで一巻である。
めちゃくちゃである。
「メメメメメメメメメメンヘラぁ」という漫画のパワーワード!「羊毛」に戻されるセーター
二匹目のメンヘラはひょっとして普通なんじゃないだろうかと錯覚するのである。
一緒に酒飲んでる回なんて、ただS○Xをしたいだけにしか見えない。
もはやモテモテの豚がただただセック○を避けてるだけにしか見えないのだ。
だが、牧野さんはヤツが関わると同レベルに狂うのである。
なんとセーターをプレゼントしてくれた牧野さん。
かわいい。もうこっちにしちゃえよ。早くしろよ豚がという感想しか出てこなかったのだが様子がおかしい。
今まで来ていたセーターを捨てようとしてくるのである。
そのセーターあるんだからもういらないでしょ 捨てるよこんなスエット唯ちゃんのにおいが染みついてて…くっせぇ~~~~から…
どうしてわからないの?メスガキ臭半端ないけど!?何このメスガキ臭 反吐が出るよ おぅえええええええええ
こんなところにまでマーキングしてるんじゃねーよ気色悪い クソ雌しべ!!(引用元:平野耕太 『ドリフターズ』(少年画報社))
セーターを承太郎並みに「くさいくさい」ラッシュして踏みつける牧野さんは、完全に佐々木さんを上回っていた。
佐々木さんが牧野さんを狂わせるのだ。
山田くんもなぜかスエットになんか言ってやりなと命令されてしまう。
こいつめ スエットが なめるなよ(引用元:平野耕太 『ドリフターズ』(少年画報社))
スエットに舐めるなよとかとっさに出る山田が一番凄まじいのではないだろうか。
まじで天才なのかこいつ。
山田はようやっとる…。
何が恐ろしいって、ここには大学の有象無象がいるのである。
そこで大量のコンドーさんを取り出す牧野さん。
そこでコンドーさんを大量に出すことで既成事実まで作っている。
恐ろしい…もう恐ろしくて見てられないよ。
たったひとつの単純(シンプル)な答えだぜ。イカれてる。
だが、佐々木さんもやはりイカれ方では同じタイプのスタンドなのである。
羊毛
山田の家に不法侵入して勝手においしいカレー作ってた佐々木さんは、牧野さんからもらったセーターを「スデに」羊毛に戻していた。
クレイジー・ダイヤモンドで瞬時に材料まで戻したのかな?
いや、スタンドよりもクレイジーなのは佐々木さんなのである。
「メメメメメメメメメメンヘラぁ…」の登場人物!全員やべーヤツ
と、まあ大体キチガイなので何書いてもキチガイになりそうなので、そもそものメインキャラ登場人物紹介を簡単に語ります。
「山田」は「メメメメメメメメメメンヘラぁ…」の主人公でヒロインで強い豚
豚であるが、この漫画の主人公でありヒロインである。
美少女にうっかり告ったらサイコパスでイカれた女子高生(スタンド)に取り憑かれてしまった。
その能力はメンヘラである。
画鋲で刺したり、顔を焼かれそうになるぞ。
なお、この漫画ではスタンド使いは惹かれ合うように、スタンドが勝手に惹かれ合ってくる。
大学の同級生や、バイトのヤリ○ンなど…。
しかし、山田はその切り返しで全てを切り抜けるのだ。
山田の言葉選びのセンスはもはや人外なのだ。
例えば、佐々木さんの謎の私のことわかってるかなテストを見て一言。
問1私がさみしげな表情でひとりイスに腰掛けている――どうする?
A声をかける
B隣に座る
C肩を抱く何言ってんだこいつ バカなのか?D腹パン!!(引用元:平野耕太 『ドリフターズ』(少年画報社))
正解のご褒美である添い寝をしてしまったら美少女なのでうっかり過ちを犯しかねない山田は必死だった。
何故か正解したが、必死だったのだ!
佐々木さんも正解させることが目的なので「こんなうぜー女は腹パンが正解だよ」とか言い出しててカオス。
さらに、何故か不機嫌なメンヘラのテンプレみたいな佐々木さんに「なんか気に入らないことがあるなら言ってくれてかまわないよ」と教えてあげた山田。
何故か「仕方ないから私も考えてやるわよ」とか言い出す佐々木さんに対する山田の反応である。
特に心当たりはないけどなぜか機嫌の悪い佐々木さんがなぜ不機嫌なのか俺と一緒に考えてくれるの?
佐々木さん自ら?大丈夫かオメェ ムチャクチャ言ってっぞ(引用元:平野耕太 『ドリフターズ』(少年画報社))
山田の返しがもはや最強すぎて、最近メンヘラ共が丸くなってきたと錯覚するのである。
でもハサミとか平然と投げてるのでそんなことはないのだ!
「佐々木唯」ちゃんとかいう美少女ヒロインの皮を被ったメンヘラの化け物
この漫画における最強の人物である。
黙ってれば美少女なのだが、その最強っぷりはとどまることを知らない。トゥモロー・ネバー・ノウズよりとどまることを知らない。
- 山田が告白した初日に、山田の部屋から山田に殺害予告をする。
- 勝手に山田の家(実家)に不法侵入してカレーを作ってる。
- 画鋲やスパナで襲ってくる
- 抱きつかれそうになったのを避けたら顔を焼こうとしてくる
- 山田のストーカーを謎の薬で監禁する。
- 山田のストーカーの牧野の記憶をやべー薬でジェイルハウスロックみてえにリセットしまくる。
- 山田の母ちゃんにストーカーが彼女とか自己紹介しだしてしまったので、やべー薬で山田の母ちゃんの記憶をリセットする。
- 山田の母ちゃんに佐々木さんが嫁であることを申告したが、噛んでしまって恥ずかしかったので山田の母ちゃんの記憶をやべー薬でリセットする。
- ついでに山田も記憶をリセットされる。
- 山田の部屋(実家)に監視カメラと盗聴器が仕掛けられており、山田が模様替えをしたら映らなくなったので平然と山田がいる前でカメラの位置を変える。
- 山田のバイト先のコンビニの監視カメラが分裂しており、片方は佐々木家につながっている。
- 他の女からもらったセーターを羊毛に戻す
- バイト先の女と話してたら包丁持って乗り込んでくる
- なんか知らないうちに山田と結婚してる
- 誕生日プレゼントに赤ちゃん、しかも男女の双子を所望する。
- 山田をパトカーで轢いてきた警官が佐々木さんの父親だったので邪魔なので事故らせる。
なお、山田の金玉を蹴ったら仏のような男、山田がついにブチギレて口を聞いてくれなくなったので焦ってるあたりはかわいいのである。
そしてYui日記という謎の漫画を書いており、山田にしてる仕打ちをさも自分がやられているかのように日記という名の4コマ漫画につけている。
というかツイッターで明らかに佐々木さんの「Yuiぽ」と明らかに山田の「純タヌ」の漫画をアップしている。
なお、山田はこの漫画の信者である。
どの面下げてこれ描いてるのか気になりすぎて信者になっていた。こいつも頭おかしい。いや、もう山田はだめだ。
そして、えむのんというアンチがいる。
「牧野さん」とかいうYuiぽのアンチ
佐々木さんの漫画のアンチ「えむのん」の中の人である。
だからYuiぽってなんなの?ぽってなんだよ どっから湧いて出たんだよぽおい ぽってなんだよ ぽ
なんで名前に ぽ たしたんだよ ぽ(引用元:平野耕太 『ドリフターズ』(少年画報社))
これが牧野さんが唯一佐々木さんに勝った瞬間である。
アンチが牧野と見抜いた佐々木さんに家に強襲されたが、勝った。
だが、基本的にこれ以外は謎の薬で眠らされて、山田の実家のクローゼットで縛られて放り込まれてたりする。
佐々木さんより弱いのは明らかである。
メルエムとか範馬勇次郎みたいにワープして山田の家に平然と不法侵入する佐々木さんに対して、牧野さんはドライバーをドアにぶっ刺して開かなくて放置しているあたり弱い。
佐々木さんより弱いってだけでヤバさが低いように見えてしまう。雑魚メンヘラである。
実はプロローグからいる大学生で山田の同級生である。
もし佐々木さんに山田が告るなんて血迷ったことをしなければ、幸せな未来があったのではないだろうか。
前述したように、牧野さんはただのヤンデレでやべーメンヘラ感が薄い。
やべーのは佐々木さんと関わったときだけなのだから…。
「メメメメメメメメメメンヘラぁ…」はジャンプ漫画みたいなもん
はっきり言ってこの漫画がどこに落ち着くのかさっぱりわからない。
ただただ山田が日々やべークソメンヘラどもへの耐性が上がって、成長していく物語なのだ。
もはや悟空とかルフィとかゴンとかが成長していく過程と同じである。
つまりこの漫画は友情!努力!メンヘラ!の三拍子揃ったジャンプ漫画と言っても過言ではないのだ!
まじで面白い。この漫画はヤバイのでおすすめするしかないのである。
なお+チック姉さんという漫画の一部であり、外伝作品として再編集されたのがこの漫画である。