Last Updated on 2024年6月6日
『1日外出録ハンチョウ』 の134話「連鎖」が言葉でなく心で理解できた
社畜共に朗報が走ったあの革命…。
レボリューションから数年たった今、経営者のボケ共は血迷った行動に出ている。
そう、「テレワーク」である。
あの革命を台無しにし、なんかよくわかんないけど廃止にしたり減らす空気がすごい。
我が社で週5だったのが突然週2に減らされたとき、僕の脳裏に浮かんだのは四角い人をいっぱい載せれる乗り物だった。
そう、「通勤電車」。
通勤電車を知らない人は居ないだろうが、一応解説するとアレは「現存する地獄」である。
あんなものにまた再び乗らなきゃいけない。
それだけで社長を往復ビンタしてわからしてやりたい気持ちでいっぱいだった。
アンタは今!再び!オレの心を裏切ったッ!!
だが、なぜあんな地獄が日々巻き起こり、負のエネルギーが溜まっているのだろうか。
呪術廻戦で少年院やら病院やら学校やら呪いが巻き起こってる場所は出てきたが、はっきりと断言するが電車が一番呪いが多いと考える。
呪いの数が段違いだ。特級呪霊が日々何体生まれているというのか。むしろオレ自身がもう呪霊なのかもしれない。
なぜだ…なぜそんなレヴェルでドス黒い場所と化しているのか。
その答えの一端が、『1日外出録ハンチョウ』 の134話「連鎖」で言葉でなく心で理解できたのである。
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『1日外出録ハンチョウ』とはなんやねん
1日外出録ハンチョウはあのカイジのスピンオフである。
カイジが地下労働施設とかいう謎の人権侵害施設に送られたときに、族長(オサ)をしており、チンチロでカネを巻き上げていたおっさんのスピンオフである。
ハンチョウの素晴らしいところは、そのおっさん共感力にある。
おっさんアルアルはもちろんとして、おっさんになってから憧れること、おっさんでなければ到底理解できないこと…。
それが毎回記載されるのである。
まあ、たまに理解不能なキチガイみたいな回もあるが、それはそれで面白い。
問題なのは134話である。
私は虚を突かれた思いがした。
以下が134話のあらすじである。
『1日外出録ハンチョウ』 134話ネタバレあらすじ!
ハンチョウ開放!
地下労働施設から一日外出券で解き放たれたハンチョウは、いきなり痛恨のミスを犯してしまう。
意外!それは通勤電車ッ!!
通勤時間帯に乗ってしまった…本日はオフのハンチョウはすでにテンションが下がっていた。
そんなハンチョウに畳み掛けるようにさらなる悲劇が…!!
横のおっさんの肘が当たっている…!
くそ!もうちょっと肘をこう…内側に入れてほしいハンチョウ!
だが…駄目…!!
仕方がないので自分が避けるハンチョウだったが、おっさんの追撃肘打ちが…!!
ば、馬鹿な!!このおっさん…まさか!わざとハンチョウを攻撃している…!!!
しかし、ハンチョウは耐え抜いた…が、さり際に自分の肘をハンチョウの顔を見ながら払うおっさん。
く、くそが!!
ハンチョウはおっさんへのイライラが今頃爆発である。
せっかくのオフにおっさんの顔しか思い浮かばないハンチョウ。
何をしてもおっさんへのイライラがおさまらない!!
ハンチョウは『負のバトン』を受け取ってしまったのだ!
バトンとは受け継がれていくもの…。おっさんにより渡された負の感情は、おっさんも別の人間により受け継がれている。
朝ァ!娘に「くっせ!」と言われていたおっさんのイライラがハンチョウにより受け継がれたのだ!
また、その娘も友人に写真映りをディスられていた。
こうして受け継がれた「負のバトン」がハンチョウの元に訪れたのである。
挙句の果てに雨にまで振られてもうハンチョウは限界だった。
しかし、先程のおっさんとキャラデザがほぼおなじおっさんが雨宿りしているではないか。
ハンチョウは自分が雨に振られるにも関わらず、何故かおっさんに傘を押し付けたのだ!
そうするとどうだろう。
ハンチョウの負の感情が消えていくのがわかった。
負のバトンを消滅させるには正のバトンを受け取る必要があったのである。
こうして心洗われたハンチョウは、地下でチンチロでカネを巻き上げることで負のバトンを増殖させるのだった…!!
完。
『1日外出録ハンチョウ』 134話ネタバレ感想と通勤電車とかいう魔境
正直この号のヤンマガでハンチョウを見たせいで、割と衝撃だったはずの同じ日に発売されたジャンプに載ってた呪術廻戦でアレがあれした件がどうでも良くなるほどだった。
それほどの衝撃…!!
呪術廻戦はあくまでファンタジーだが、ハンチョウはオレの話だったからだろう。
ハンチョウはオレなんだッ! オレだ! ハンチョウの心のキズはオレのキズだ!!
どうしてくれるんだ。呪術廻戦の衝撃がどうでもよくなっちまったこの件は!
では何が…ハンチョウの心のキズはオレのキズだとか意味不明なことを思ったのか?
横のおっさんの肘が当たっている…!くそ!もうちょっと肘をこう…内側に入れてほしいハンチョウ!
だが…駄目…!!仕方がないので自分が避けるハンチョウだったが、おっさんの追撃肘打ちが…!!
ば、馬鹿な!!このおっさん…まさか!わざとハンチョウを攻撃している…!!!
しかし、ハンチョウは耐え抜いた…が、さり際に自分の肘をハンチョウの顔を見ながら払うおっさん。
誰しもが経験があるであろう、これ。
電車とは、知り合いではない大多数が乗っているもの。
であるにも関わらず、この蛮行が平然と行われるのだ。
百歩譲って、知り合いなら「ころすぞ」とか言えるだろう。
また、その娘も友人に写真映りをディスられていた。
上記のように知ってる人間なら反抗しやすいのでまだマシかもしれない。
でも知らないおっさんにさらされる突然の悪意はどうだろう。
おそらく、怯むだろう。
本能で生きてれば頭ひっぱたいて、お互い流血騒ぎになるだろう。下手したらドスとか出かねない。
僕の実体験で言うなら、ババアとババアがカバンで殴り合いの喧嘩をして、何故か座ってた僕に全部直撃してた以下の記事のケースもこれに当たるだろう。
だが、まともな感性をしてれば、こんな武闘派な行動には出ない。
脳ミソがオコチャマのボケはボケナスな行動に出る猿頭なのかもしれないが、普通は血を見ないようにするだろう。
大人だからというか、余計疲れるからである。
確かに僕がスタープラチナを持ってたら先頭車両を突き抜けて隣の駅までぶっ飛ばしてやりたいところだが、それは叶わない…。
戦闘民族なら金髪になってるし、スタンド使いなら急に時を止めれるレベルの怒りでも叶わないのだ。
だがしかし、これで得するのは悪意を振りまいたボケナスのクズだけなのである。カスが。
はっきり言ってやられたほうはハンチョウのように、下手したら半日は引き摺る。
自分に比がないのに悪意を振りまいた方は、勝ち誇ってすっかり忘れていることを考えるとハンチョウのように一日テンションだだ下がりなのだ。
だが、これが負のバトンで受け継がれたものという感覚は確かになかった。
これがバトンと考えると、僕も無意識にそういう行動に出ているのかも知れない。
カスと同じ行動を取っているのかも知れない。
そうか…このカスもカスな行動をされてカスになったんだなこのカスがと思うと、少しも心が楽にならねーなクソカスが!!
オレが!負のバトンを受け取ってカス行動をしているかもしれないことと!カスなことをされることは別問題や!
くそ…この回のハンチョウを見てたら様々な電車に生息していたクズを思い出して苛ついてきた…。
しかし、この解決法は確かに目からウロコだったのである。
『1日外出録ハンチョウ』 134話による通勤電車の悪意対処法!
正の行動!!
負のバトンを受け取ったら、逆に正しいことをしてみたらどうなるのかということである。
なるほど、たしかに…。
カスからカスの黒い攻撃をされても、僕は正しい白の中にいる行動を取れば、浄化されるかもしれない。
なぜなら、カスはカスの道を延々と歩み続け死んでいくのだろうと思えるが、僕は正しい道を行けていると思わされるから。
だが、ハンチョウの行動はそれだけではない。
べつに感謝を求めての行動ではないということ。
ハンチョウはおっさんに「え?なんで?」みたいな態度を取られているのに傘を押し付けているのである。
ハンチョウは雨に濡れながらも、いいことした雰囲気で浄化される。
しかし、おっさんはびしょ濡れのハンチョウを見て、「いや、なんかすごい逆に困る」と思ったかも知れない。
この善意の押し付けこそが、解決法!
当事者にとってはいい気分だが、受け取った方は悪意になりかねない諸刃の剣!
これが解決法だったのである。
注意すべきは、感謝を求めてはいけないところである。
例えば、電車で老人に席を譲って感謝されるやろなぁと思ってはいけない。
されたら、まあ気分良く過ごせるかも知れないが…。
老人によっては「だれがジジイだボケ!」とブチギレるかも知れないからである。
そしたらもうお互い負のバトンが増殖してしまい、最悪の結果を招くことになる。
ジジイは下手したら武力行使に出かねない。
良いことをしたのになんでやねん…となってしまうかもしれない。
この場合何も言わずに立って移動するのが正しいのだ。それがいい。それがBEST!
まあ、ハンチョウほどではなくても、迷惑にならない程度善意の押し付けはかなり使えるかも知れない。
この通勤電車の悪意による不愉快を解決する方法は使えるかも知れませんね。