「バオー来訪者」の感想!あらすじ!名言!やらいでかッ!『バオー』!!

       
目次

バオー来訪者とは

この前終わった進撃の巨人って漫画があるんですけど。
このタイトルを見たとき一番最初に思ったのが「バオー来訪者」みたいにタイトルが逆になってる漫画は隠れた名作になるね…!だった。
普通は「来訪者バオー」とか「巨人の進撃」とかなんだけど、あえて逆にするとすごいしっくり来るタイトルなんですよね。
まあ、バオーはジョジョの前の漫画として知る人ぞ知る的な地位で、進撃の巨人は化け物みたいに売れたので全然僕の予想を上回ってしまったのですが…。

そういえば、両作品ともタイトル回収してるんですよね。
今アニメ化したら案外かなりヒットするんじゃないかしら。
かなり読みやすいし、バルバルバルとかどう表現するのかも見てみたいところです。

[jojolandsheader]

バオー来訪者の登場人物紹介と名言・セリフ集

必殺技がカーズっぽい寄生虫「バオー」

霞の目博士が創りだした生物兵器かつ寄生虫。
これに取り憑かれるとバルバル!とウオオオ~ムしか喋れなくなるぞ。
見た目的にはミミズっぽい環形動物で火に弱い。
火に弱いらしいところはあまり描写されてない。
作中では育郎と犬畜生に寄生した。バオーは宿主に攻撃を加えられた時に武装現象「アームド・フェノメノン」が起きる。
アームドフェノメノンってなんだよメンズノンノとかの仲間か?と思われるが簡単に言えば変身のことである。
変身すると凶暴化し、身体能力が強化され、頭を吹っ飛ばされても死なないし、バルバルバル!とか言い出す。
要するに石仮面を被ったみたいな感じだが、WRRRYY!!じゃなくてバルバル!!とか言い出す。
生物の匂いを判断し、自分に「殺意を持っている」匂いがあるとバルバル言いながら相手をぶちころすぞ!
必殺技がカーズっぽく、見た目がスタープラチナっぽい。

バオーが寄生したイケメン「橋沢育郎」

本作の主人公で爽やかなイケメン。
歩いてるとキャーキャー言われるぞ。
だが、交通事故で入院している間に親を始末され、ドレスの実験体にされたというかなり重い過去を持つ17歳の少年である。
バオーの力を出している時は意識を無くしているが、心優しい性格は残っている。
後半、変身しなくてもバオーの力の一部を使えるようになる。

未来予知ができる時代が時代ならスタンド使い「スミレ」

本作のヒロインの予知能力を持つ9歳の少女。
多分スタンド使いが彼女を見るとおでこに不機嫌そうなちっちゃい顔がついているはずである。
スミレ・エピタフである。
コンセントで敵の足を締めたり、監禁中に靴を飛ばして機械を壊したりするし、口が悪い。

ゴキブリとか食う「ノッツォ」

ドレスが創りだしたリスっぽい生物♀。
育郎達に割とすぐなついた。
ゴキブリが大好物なので一家に一匹いると助かるけどスキンシップはやめてほしい。

「アリガトゴザイマ――――ス!」とか言ってる畜生「オウム」

タバコ屋のババアが飼ってたオウム。
ドレスの下っ端のクズがババアをボコって帰った際に「アリガトゴザイマ――――ス!」とか言ってる畜生。
こいつを見て幽白のOPを思い出すか、鬼滅の謎のカラスを思い出すかで世代が分かれる。

ゲスなドレスのハゲ博士「霞の目博士」

寄生虫バオーを創りだしたドレスの博士のハゲ。
普段は住職をしている生臭坊主である。
解説が長いことに定評がある。
バオー以外にも数々の新生物を創った。
バオーもバオーの敵も作ったのはこのハゲなので大体コイツのせい。
研究所が崩壊する際に一人だけ脱出手段を用意してたクソハゲだったが、最期だけ妙に潔かったので憎めないやつだ。

グラサンがイカスおっさん「22番の男」

ドレスの殺し屋のメガネ。
ご自慢のナイフで育郎を殺そうとしたが、ナイフごときでバオーの力に目覚めた育郎に勝てるわけなかった。

マンドリル「マーチン」

戦闘用に改良したマンドリルである。
バオーと同じく新生物である。一言で言えば化け物である。
口から無味無臭の臭そうな毒ガスや臭そうワイヤーを出したりする。
OVAではリストラされた雑魚。

ドッゲエーッ マーチーン!「調教師」

マーチンを鞭の音で操りムチで攻撃するドレスの刺客。
マーチンを訓練中に顔面をメチャクチャにされたのに愛でているドSでドMでケモナーのド変態なのに名前のない男。
バオーのメルテッディンなんとか髪の毛アタックを喰らった際には、「ドッゲエーッ マーチーン!」とよくわからない悲鳴をあげた。

精神的貴族の江戸っ子親父「六助じいさん」

山に住んでいる田舎もんなのに江戸っ子ジジイ。
育郎の紳士的態度を気に入り家に泊めた散弾銃の使い手である。
この漫画最大の精神的貴族であり、ビーティーはこのジジイを見習うべきである。

実はいい人「おばあさん」

六助じいさんと一緒に住んでいる婆さん。
三人息子がいるが連絡をよこさないため若者不信になっている。
もしラインがあっても既読スルーされそうである。
終始、育郎とスミレに冷たかったが出ていく育郎に着替えとおむすびとへそくりを渡し、僕はイイやつだって知ってたぞと皆手のひらを返す音必死なのである。

今…… 殺しの時だ!!無能な働き者「ドルド中佐」

催眠術やアロマバット作戦を繰り出し、スミレを誘拐する功績を残したが全く評価されなかった残念なドレスの特殊工作部門のサイボーグ。
しかも、単独行動で育郎を狙撃して抹殺しようとするも失敗する無能な働き者でもあり、おかげで育郎の行方が分からなくなってしまう功績を残した。
ドレスはブラック企業なので失敗は許されずウォーケンに始末されてしまった。
だが彼の「今…… 殺しの時だ!!」はなんか口に出したくなる名言であり、管理人はバオー来訪者における最大の名言だと思っている。

やらいでかッ!「ウォーケン」

インディアンの滅びた一族スクークム族の生き残りでタルカス感があるが卑怯者ではない。
綺麗なタルカスと言っても過言ではない。
彼の能力は物質の分子を振動させ物質を沸騰させ塵にするというスピードキングレクイエムみたいな能力を使う。
ヘッドホンで能力を制御しており、なくなると「オレ バオー コロス」みたいな感じの殺人狂に変貌する。
作中で「ようこそ来訪者!」と言った際には、おぉ!という気分にさせてくれた。

ジョジョ1部の最後の方で見た「ケイン、ブラッディ」

ドレスの工作員で急に現れて名前を名乗って瞬殺された雑魚。
なんかスト様にやられたレッド・ツェッペリンゾンビを思い出させてくれるのでやけにインパクトはある。

クズオブクズ「白沢くん」

作中最高のクズ。
綾ちゃんを追っかけ回しストーカーしつつセクハラをし、線路に挟まったら目の前にある緊急停止ボタンを押さずにテンパって逃走したカスである。
クズすぎてウォーケンとかにぶん殴ってほしかったが逃走後二度と出てこなかった。
バオー来訪者最大の汚物である。

イケメンに惚れるモブ美少女「綾ちゃん」

白沢くんに付きまとわれて、線路で死にかけたかわいこちゃん。
しかし、育郎に救われ完全に惚れてしまった。
目がハートになってた。
なんかいつの間にかフェードアウトしてたが、白沢のボケは一発グーパンすべき。

バオー来訪者のあらすじ

予知能力のある9歳の少女スミレは、秘密機関ドレスの貨物列車に捕らわれていたが貨車からの脱走を試みる!
追手の女から逃走するスミレは偶然、積み荷の中に水の入った大きなカプセルを発見した!
つい
バルブをひねりカプセルから水を抜いたところ中から「バオー」がめを覚ましてしまう。
バオーは恐ろしい生物兵器にして寄生虫である。
そんなやべーものに寄生された橋沢育郎とスミレは行動をともにするのだった。
だが、育郎たちに秘密組織ドレスの追手が襲いかかる!
イカれたハゲの刺客のメンバーを紹介するぜ!
イカしたまんまるグラサンのナイフ使い!22番の男!
バオーと同じ扱いだったがただの獣!OVAではリストラさ!マーチン!
ドッゲエーッ マーチーン!でお馴染みの調教師!
戦場で2500人も殺した無能!トルド中佐!
ラスボスの風格を持つ熱いコーヒーを飲んどる場合かーーッ!ウォーケン!
以上だ。あとなんかハゲ博士がいる。
そんなハゲの刺客達を育郎たちは、ときにスミレを救い。
ときに江戸っ子爺さん達の暖かさに触れ。
ときに白鳥とかいうクズに煽られ。
ときに綾ちゃんに惚れられ、危機を脱していくのだった。バルバル!

しかし、無能のトルドの功績により、スミレはドレス研究所本部に捕らわれ拷問を受けてしまう。
そこで、スミレの生命の危機の匂いをたどりついに橋沢育朗ことバオーがハゲ研究所の本部へとご登場である。
ネペンテス液とかいう臭そうな液体をも退けたバオーはその圧倒的なパゥワーでスミレの元へと向かう。
しかし、地上最強の超能力者ウォーケンが彼に立ちふさがる。

「ようこそ 来訪者」

ついにウォーケンの頭をぶった切り、倒したバオー…。
追い詰められたハゲは部下たちの健闘を祈りながら研究所を自爆するのだった。
しかし、ハゲだけちゃっかり脱出経路を確保しているクズ上司の鑑だった。

一方、レーザーによって負傷してしまったスミレ。
しかし育朗はバオーの血液を与えて回復させることに成功。やったぜ。
脱出をはかるバオー達だったが、ヘッドホンを無くして暴走状態になったウォーケンが立ちふさがる。
その圧倒的パゥワーになす術内バオーは
研究所の地下深く、鍾乳洞まで落とされてしまう。
育朗はスミレを逃がすため、洞窟の奥へ奥へとウォーケンを誘い込むのだった。
そして「バオー・ブレイク・ダーク・サンダー」の発電により、ウォーケンに勝利するのだった。
あとなんかハゲも死んだ。

数か月後、江戸っ子ジジイの家で暮らしているスミレは夢の中である予知を見たという。
彼女が17歳になったとき地下洞窟の湖底で静かに眠る少年と再開する夢を…。

そんな彼女を見て婆さんは「将来 この娘きっと幸せになるわ…」と思った。完

バオー来訪者の感想 バオーは打ち切りではなく完結!続編は不要!

荒木先生も知力のビーティー、パゥワーのバオーということで、主に肉体面に振られたバオー来訪者。
ジョジョの前にこの完璧なストーリー展開を完璧なオチでやってたってしゅごい。
本来なら、バオーの方が一般人にとっては迷惑なんだけど生物兵器というダークヒーローをあの年代でやってのけるってのもしゅごい。
そしてダークヒーローと思わせて正義漢の変身ヒーローでシンプルにカッコいい
溶解液とかマニアックな攻撃方法が多いのだけど、子供の頃の気持ちを思い出させてくれるなぁ。
士郎…僕は仮面ライダーBLACKRXになりたかったんだ…。


もし打ち切られなければジョジョ5部みたいに刺客達を倒しつつ、ハゲのさらに上のボスまで倒してたのだろうか。
でも正直そこまでしなくても、オチがすごい綺麗にまとまっている。
荒木先生もバオーはこれで完結しておりジョジョに受け継いだと言ってるし、僕も続きはいらないと思う。

育朗とスミレの旅の途中で出会う江戸っ子おじさんや、マンドリルに顔面崩壊させられたおじさんや、戦場で2500人も殺した無能おじさんの魅力的なキャラクター達。
そしてバオーのヒロインを守りつつ、ウォーケンとの己を賭けたバトル。最高やね。
ちゃんとバオー来訪者の魂は、「ジョジョ」にも受け継がれていることが言葉でなく心で理解できる。
だが白沢、テメーはダメだ

バオーを怒らせるためだけに惨殺された親子で悲しい気持ちになりそうなのを謎の「不三家nilkyチョコレート」のブッサイクなぺこちゃんでふふっとさせてくれるのも最高なのだ。

というわけでバオー来訪者を見てて気になったところを自己完結します。

バオー来訪者評価1 育郎はそのへんの少年なのになんでいきなりジョジョキャラ並の覚悟を持ってるのか

育郎は普通の一般人の青年である。
ごく普通の人生を歩んできたとしか思えない。
そんな少年になぜここまでの覚悟があるんだろう?

後半は明らかにスミレを救おうとしてるけど、じゃあ育郎はスミレに惚れてるのかと言われると別にそうでもない気がする。
育郎はどっかのマウンテンなティムとか大統領と違ってロリコンじゃないのだ。

理由づけとしては、ドレスに両親を殺されたことを覚えているってのもあるだろうけど、復讐とは違う。
復讐だったらもっと「許さねえぞハゲ!」とブチギレてるはずである。

一般人だった彼が突然超人的な能力を持ってしまい、目の前には悪の組織がいる。
そして悪の組織は自分の身近な人物にも襲い来る。
そんな状況下で過ごしているうちにおそらく彼に黄金の精神が宿ったのだろう。
やはりジョジョに受け継がれている…。

バオー来訪者評価2 霞の目博士はなんでネペンテス液にプラスして蜘蛛をいれてしまったのか…

あのハゲはアホなんか?
なんで蜘蛛を入れてしまったのか…。
蜘蛛を自慢したかっただけなのか。
あんな余計なことしなければバオーに勝てたはずなのに。

ネペンテス液を入れた時点で、バオーはなすすべ無かった。
仮に生き残っても溶けて大ダメージを受けているはずである。
なのに液効かない蜘蛛入れたせいで、蜘蛛の中に逃れてしまった…。アホや。
そもそもネペンテス液を全開まで、もう天井まで入れればバオー詰みだったのに。アホや。
そもそもハゲはちゃんと室内をモニターしろや。

僕が霞の目博士をハゲ扱いしてしまうのは、自分だけ脱出するゲス野郎なところのせいではない。
こういう残念なところがハゲなのだ。

バオー来訪者評価3 バオー来訪者の作中の日数はジョジョ5部並にハードスケジュール?

ジョジョ5部はめちゃくちゃタイトスケジュールなことで有名だがひょっとしてバオーも負けず劣らずなのでは?
そう思ってちょっと書いてみた。

1日目:ジョルノがブラック・サバスを倒すまで
2日目:ジョルノがアバッキオの飲尿新人歓迎会されるまで
3日目:トリッシュの護衛を引き受けるまで
4日目:ペリーコロさんが死んでしまうのを見るまで
5日目:トリッシュがぶっ壊れた飛行機で「よし!クソ野郎!」とか言うまで
8日目:ポルナレフが死んで鎮魂歌が静かに奏で出すまで
9日目:ディアボロが死に続け出すまで
1日目:ドレスの秘密列車から脱走するまで
2日目:第22の男をぶっ倒すまで
3日目:特殊工作部隊とマーチンをぶっ倒すまで
4日目:江戸っ子爺さん宅に泊まってドルド襲撃1回目まで
5日目:白沢のカスから綾ちゃんを助けてドルド襲撃2回目まで
6日目:ドレスの監視から60時間逃れてる
7?8?日目:ウォーケンと対決

巻数がバオーは2巻とはいえ、こっちもかなりタイトですね。

バオー来訪者評価4 育郎が目覚めたときバオーはどうなってるのか

通常なら百数十日で成虫になって産卵して、孵化した幼虫が体を食い破るらしいバオー(寄生虫)。
しかし、育郎は地下洞窟の湖底で静かに眠っている。
そしてスミレが17歳になった時再開するらしい。
え?寄生虫が暴れだして育郎死んじゃわないのか?

つまり、育朗の中のバオーも仮死状態中に何とかなって産卵によって死んだりせずに普通に目覚めて上手く収まるってことなんですかね?
スミレも予知について悲観的になってないってことはなんかうまいこといったのだろう。

つまり、バオーとの共生関係が成功し、バオー自体が新しい進化をして人間との共存を選んだ超ハッピーエンド。
これが!これが!これが!バオー来訪者だ!

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