俺が子供の頃見てたアニメで「YAWARA」がある。
いや、俺もこのアニメ好きだったんだけど
めったにアニメとか見ないお袋がめちゃくちゃこのアニメ気に入ってた。
その影響で妹が中学で柔道やってるくらいだった。
まずヒロインの柔がかわいいからね。
むっつり助平少年団リーダーだった俺としてはこのアニメは視聴することしかできなかった。
そんなときお袋がこの世で知らなくてもいいことが世の中にはあるということを俺に教えてきた。
「ちょっとあんた!ヤワラちゃんが現実にもいるってしらないでしょ!超かわいいのよ!!」
当時糞ガキだった僕は衝撃を受けた。
スタンドも月までぶっ飛ぶこの衝撃。
まだスタンドしないような年の僕ではあったがこれには結構ノンキしてた、たおかす少年もビビった。
「まじかよ!一体どんな美人なんだ!ひゃっほー!!」
もう落ちはわかったと思うが、彼奴を見た時の俺の落胆はすごかった。
幼くして死を決意した。お、おう…としか言えなかった。以上だ。
この時俺は3つのことを幼いながらに学んだのだと思う。
「この世にはしらなくてもいいことがある。」
「2次元は美化されている」
「お袋といえども女の同姓に対するかわいいは信じるな!!」
以上の三本です。殺すぞ。
後に私の尊敬する芸人ハマタさんは言いました。
「アイツはYAWARAとちゃう、TAWARAや」
いくらなんでもかわいくねえだろ。100歩譲って魔界のS級妖怪の中でだろ。
いや、S級妖怪でもかわいい子いたわ。だめだ。絶対許されない。
さて、そんな僕に大人の階段を登らせてくれたアニメ「YAWARA!」の作者である
「浦沢直樹」さんの展示会「浦沢直樹展」に行ってきました!
っつーわけで、その「浦沢直樹展」の感想でも書いてみますかな。
大体こういう展示会は一番売れたやつの展示が多いという俺の偏見があるのだけれど、
冒頭で語ったYAWARAを始め、20世紀少年だけじゃなくほぼすべてが充実してた。
例えるならジョジョ展以来の濃密さを感じた。
パイナップルアーミーとかマスターキートンまで充実していたのが最高だった。
さすが浦沢先生だ。最高だ。
個人的に一番好きなのはMONSTERかYAWARAなんだけど。
浦沢先生の作品のほとんどが原画で見れてデビュー前の情報まで見れるとかマジ半端ねえ。
さらにこの後イベントにまで参加した。サイン会も。
「Boseと美津留の浦沢解剖学」ってやつ。
冒頭に語ったTAWARAよりもYAWARAのほうが先という話やら
TAWARAの髪型の元ネタについてとか、ルパンは緑ジャケの最初の方までとか
なんかいろいろ語ってたけど。
とりあえず曲聞いてそのイメージを速攻で書くのすごすぎた。
岸辺露伴か何かかな?
漫画がうまくてべしゃりもうまいとか素晴らしいな…。
あとまさかの「今夜はブギー・バック」聞けたのは予想外だったわ…。
たしかにスチャダラパーのBOSEいたけども。
浦沢直樹版だからな…。レアやぞ。
ちなみにこの曲についての打ち合わせしてた時に小沢健二から電話あったらしくてワロタ。
あとカステラもらた。
そして今回買ったもの。
素晴らしい時間でした。
そしてこのサインはたお家の家宝になります。
完