扇物語【おうぎライト、おうぎフライト】ネタバレ感想!あらすじから解説!

       

10/28に発売した「物語シリーズーモンスターシーズンー 扇物語」のネタバレありの感想を書きます。
僕はキンドルで10/27になんか発売されてたので読みました。

“洒落にならない化物でして。吸血鬼さえ、敵ではないほどの”

友人の食飼命日子に彼氏との仲違いを相談された阿良々木暦。
自身も戦場ヶ原ひたぎから別れを告げられたばかりだった――謝罪の言葉と共に。
騒動は怪異の仕業だと推理した暦は、
裏面にして怪異のエキスパート・忍野扇のもとへ向かう。

これぞ現代の怪異! 怪異! 怪異!

いきなり別れ告げられてて草。
今回のテーマは「謝罪」です。
このテーマは最近…いやこの1年くらい僕を悩ませてる話なので結構タメになってしまいました。
ネタバレありなので注意!
目次

おうぎライト 登場人物紹介

阿良々木暦(あららぎこよみ)

大学生になった主人公。チャリじゃなくてビートルを乗り回してやがるし、ロン毛になってる。
現状大学に友達が一人しかいない。
最近あたまのおかしい幼馴染のとなりに引っ越したけど、その幼馴染にベッタリすると何故か彼女が怒るらしい。
1回老倉さんのせいで別れ話にまで発展したが、奇跡的に老倉さんが別れさせないように奮闘したらしい。その話をやれ。

上洛 落葉(じょうらくおちば)

今回の犯人。
冒頭で偉くヤベーやつぽく語られてたのでストーリーの間に挟まる語り手のヤバそうなやつかと思われたが…?
とりあず親がどういう心境でこの名前をつけたのか知りたい。

食飼命日子(はむかいめにこ)

大学における阿良々木くんの唯一の友達。語尾に「ー」をつける。
いままでの話では頭良さそうな感じだったが、
今回の話で好きになったら絶対付き合うことを心情としているお股ゆるゆる女な事が判明した。

彼クン

命日子に夜這いをかけたことを謝罪し続けるスタンド攻撃をうけている。
なお、夜這いじゃなくて同意のもとだったのが真実。

戦場ヶ原ひたぎ(せんじょうがはらひたぎ)

阿良々木への謝罪マシーンと化してしまう。
そして二回目の別れ話を告げてしまう。
ちなみに結物語で結婚するのでここでは別れないことはわかっていた。

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老倉育(おいくらそだち)

阿良々木への頭のおかしい謝罪マシーンと化してしまう。

忍野扇(おしのおうぎ)

今回のタイトルにして、今回の事件解決のキーマン。
男の子に転生し、頭のおかしい腐女子のスター後輩とつるんでる。

忍野忍(おしのしのぶ)

うつくし姫からうつくし奴隷に降格した幼女。

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前回はしかとを決め込んでやがったが今回は活躍が期待される。

八九寺真宵(はちくじまよい)

阿良々木が町を出たのに対し、終物語にて町にしばられた神様。

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おうぎとともに事件解決に導くキーマン。

日傘 星雨(ひがさほしあめ)

神原駿河の同級生の元バスケ部キャプテン。
最近レギュラー化しつつある。
何故かギャル化した。今回結構いいこと言ってる。

神原駿河(かんばるするが)

セリフなしで登場。
部屋がやっぱりきたない。
なお謝罪マシーンと化した戦場ヶ原さんにすら

「神原はいいや…」と言われる。

羽川翼(はねかわつばさ)

名前だけ登場。
絶賛海外で行方不明中のためガハラさんの謝罪スタンド攻撃を食らわずにすんだ。

臥煙伊豆湖(がえんいずこ)

名前だけ登場。
絶賛阿良々木くんと絶縁中。

斧乃木余接(おののぎよつぎ)

名前だけ登場。
阿良々木くんには無期限謹慎中で行方不明だと思われている。

忍野メメ(おしのめめ)

名前だけ登場。
ガチの行方不明。

影縫余弦(かげぬいよづる)

名前だけ登場。
関わりたくない。

貝木泥舟(かいきでいしゅう)

名前だけ登場。
誰だそれは。

阿良々木月火(あららぎつきひ)

名前だけ登場。
阿良々木くんの部屋を乗っ取ることに成功した。侵略者ディオのような妹。
阿良々木くんが実家に帰った際に部屋がなくなってたので一緒のベットで寝た。
それを見た扇にドン引きされた。

[monogatari]

おうぎフライト 登場人物紹介

千石撫子(せんごくなでこ)

絶賛、漫画家&臥煙さんの修行メニューをこなしている。
今回「化物語(なでこスネーク)」、「囮物語(なでこメデューサ)」の発端である呪いをかけた二人をいやいやスケッチしに向かう。

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むしろ発端は詐欺師だけど。

洗人迂路子(あらうんどうろこ)

貝木以上に「なでこスネーク」、「なでこメデューサ」の原因の人。
多分次回の敵で〇〇○○○の娘。

遠吠哭奈(とおぼえなくな)

撫子に呪いをかけた女のほう。
女王様気質で割と明るくなった撫子をブチギレ寸前まで追い込むほどの話術を使う。

砂城寸志(さじょうすんし)

撫子に呪いをかけた男の方。
短いセリフしかないのにワイもむかつくほどの逸材。

斧乃木余接(おののぎよつぎ)

絶賛撫子をマスターとして慕い、バディとして暗躍し、撫公扱いしている。

忍野扇(おしのおうぎ)

タイトルになっている人物としてふさわしい行動を遂行した。
具体的には千石家の窓を叩き割り、撫子の両親に見つかったのでぶちのめした。

貝木泥舟(かいきでいしゅう)

突然現れ、嘘しかついてない詐欺師。
恋物語(ひたぎエンド)で死んだと思われたが生きてた。

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臥煙さんとの絶縁をなかったことにできるチャンスが到来した。

阿良々木月火(あららぎつきひ)

名前だけ登場。
撫子が黙って勝手に街を出たことにマジギレしている。

臥煙伊豆湖(がえんいずこ)

名前だけ登場。
撫子に修行メニューを伝える。

阿良々木暦(あららぎこよみ)

名前だけ登場。
余接から撫子に大学でもぼっちであることをバラされた。

戦場ヶ原ひたぎ(せんじょうがはらひたぎ)

名前だけ登場。
穴だらけの元同級生を見て蟹と一緒に連想された。

おうぎライト 事件の発端・夜這い

「加害」と「被害」は表裏一体…ままならぬものよ

大学生になった阿良々木暦の唯一の友達である食飼命日子からの相談は「夜這い」されたという内容だった。
謎の変態に夜這いされたことを悩んでいるのではなく、むしろされた覚えがないらしい。

要するにくんづほぐれつ18禁の行為を同意済でヤッたはずなのに、なぜか彼クンから尋常じゃなく謝罪されるらしい。
しかも周りの人間まで巻き込んで謝罪しまくる謝罪するのが謝罪これが謝罪エクスペリエンスレクイエムみたいになっていたのだった。

確かに見に覚えの無いことで謝罪され続けるのはすげーやだな。
そもそも謝罪ってのは許してやる側にとってはただのケジメというか、区切りだからな。
謝られ続けたらケジメもクソもない。1回許されたらもうしないのが謝る側にとっても謝られる側にとっても一番いいことなのだ。

僕なんて嫁と喧嘩したとき大体99.999999%くらい僕が何故か謝ってるんですけど、まあ謝り続けるなんて不可能ですよね。
途中で逆ギレとかを織り交ぜつつ余計に状態が悪化し、また謝り続け、そして許されたら「へへっ」とか言ってる。これが最善なのだ。これが大人というものよ。

話を戻すとつい最近阿良々木くんにも似たようなことがあったのだった。

おうぎライト あの戦場ヶ原ひたぎが阿良々木暦に謝罪

正月デートを決め込もうとした阿良々木暦と戦場ヶ原ひたぎ。
しかし、開口一番別れましょうと言われてしまうのだった。
さらに何故か謝罪しかしてこない。そんなガハラさんの迷言を語ります。

おうぎライト 戦場ヶ原ひたぎさんの謝罪名言集

「私には 阿良々木くんと付き合う資格 なんてなかったのよ。 とんだ 思い上がりだったわ」
(引用元:西尾維新著『扇物語』(講談社))

いきなり開口一番付き合う資格について考え直してるガハラさん…一体何が…。

優しいのね、阿良々木くん。その優しさに気付くことなく、私はこれまで、どれほどあなたに甘えてきたことか。考えるだけでも、その罪深さに死にたくなるわ
(引用元:西尾維新著『扇物語』(講談社))
さすがの阿良々木くんも「死にたくなるわって…」としか言えない状況に。
もうひたぎなんて呼んでくれなくてもいいのよ。過ぎた呼称だったわ。昔のように戦場ヶ原と呼び捨てに、あるいは雌豚と呼び捨てにしてくれればいいのよ 、私なんて
(引用元:西尾維新著『扇物語』(講談社))
「雌豚なんて呼んだことねえよ」というツッコミしかできない阿良々木さん。
ならばこれからはイベリコ豚と呼んで
(引用元:西尾維新著『扇物語』(講談社))
何故か高級豚にランクアップさせたガハラさん。
ああ、思えば老倉さんにも翼ちゃんにも、私は世話になりっぱなしだったわ……、あのふたりにもちゃんと謝らないと。神原には……、まあ、神原はいいか
(引用元:西尾維新著『扇物語』(講談社))
神原さんはなぜか謝る気がないらしい。
ああ、他に何があると言うのと言ったものの、他にもあったわね、たくさん。
無数に、無量大数に。私の罪は、いやさ、大罪は。
ホッチキスでほっぺたを綴じる前には、あろうことかカッターナイフを口腔内に突っ込んだし、のみならず、言葉の暴力も振るったわ。
私を心配してくれていた阿良々木くんのことを、クズだゴミだ生き恥を晒す生きた屍だと、言い募っていたわ
(引用元:西尾維新著『扇物語』(講談社))
何故か生き恥を晒す生きた屍さんにホチキスをぶちかました本当に最初の話の件を謝っているらしいガハラさん
私と付き合ってさえいなければ、今頃阿良々木くんは、可愛いだけの女子中学生と、よろしくやっていたはずなのよ
(引用元:西尾維新著『扇物語』(講談社))
ついに嫌ってる女のことまで言い出したぞ
では、その老倉さんに、これからは優しくしてあげて頂戴。私はもう大丈夫だから。老倉さんにもそうメールしておくわ
(引用元:西尾維新著『扇物語』(講談社))
このあとの阿良々木くんの「やめて?」でワロタ
[audible]

おうぎライト 謝罪をしてくるスタンド攻撃は怪異じゃないか疑惑

戦場ヶ原さんの一方的な謝罪攻撃に頭をかかえる阿良々木暦。
あんなに謝罪されたら今までの思い出が侮辱された気持ちになってしまう。

僕にも経験ありますが、過去に共通の趣味などを楽しんでた奴に「ファーwwこんなもんに金かけてて申し訳ないでやんすww」みたいなことを言われて何故か僕が侮辱された気になりましたね。イライラ。

そんな阿良々木暦の前に現れた老倉育。
絶対にありえない人物からも謝罪されてしまい、「ああ。これ怪異だわ」と思うのであった。

そして向かうは故郷。表と裏の裏のほうでる自分の分身に助言を求めるのであった。

そして神原駿河のバディとかした扇を訪ねた先、神原駿河の家で準レギュラーと化したギャル化した後輩に会うのだった。

おうぎライト 日傘 星雨&阿良々木暦の名言集

謝罪って行き過ぎりゃ暴力ッスもんね
(引用元:西尾維新著『扇物語』(講談社))
確かにめちゃくちゃ謝られたらこっちが悪者みたいになるんだよな。第三者がいればなおさらだよ。
あれは卑怯だね。
なお、阿良々木くんは妹に土下座されたことをうっかり滑らせたため後輩にドン引きされた模様。
謝罪が暴力なら、許す行為も、『許してやったんだ』って、ただのマウンティングになりかねないよな
謝罪は儀式ッスから。形式が保てれば体裁も保てるって理屈でして。誠意がなくても誠意を示してくれれば、納得できるッス。
(引用元:西尾維新著『扇物語』(講談社))
1年くらい前に台風で床上浸水したときに親父と大げんかしたんですけど…というか僕がブチギレたんですけど。
こっちは台風で家がやばいのと色々大家とかと連絡取らなきゃいけないし、近隣住人の状況知りたいじゃないですか。
そしたら、孫かわE状態で、なんか孫のおもちゃとか買いに行くわけですよ。4時間くらい。
外行けないんですよね。
まあ、そこまでは最悪いいんですけど…。初孫だし…。まあ状況見ろハゲとは思いましたけど…。
・カビる前に大事なもの移動させたくて親父のワゴン借りようとしたら理由なく拒否られる。
・じゃあ一緒に来てよって言ったら「えー。いやだよ。きたねえしw」とか言う。
・なんか管理会社から連絡きて迷惑や!とか騒ぎ出す。
・罹災証明取るための写真をプリントアウトをお願いしたら「そんなもんいらないんや!意味不明意味不明!」とか騒ぎ出す。
・なんかずっと孤独のグルメ見てる。
という精神状況があれなときに糞老害なことされたので数千年ぶりくらいにマジギレしてしまいました。
マジギレというか悲しくなったわ。
っていうかめちゃくちゃ焦ってはいたけどあの親父謝らねえんだよ。
「儀式」なんだよなー。そう謝罪はさ。
いやいいからちゃんと謝れやって思うッスよね
謝ったくらいでは己の値打ちが下がることはないって確信できてる奴は、強いッスねー。謝ることで成長できる奴ッス
(引用元:西尾維新著『扇物語』(講談社))
これはあるな。謎のプライドが邪魔するんだよ。謝ることで成長できるやつは確かに強いッス。
親しければ親しいほどに無理なんだよ。どうでも良ければ余裕なんだが。上司とか上司とか。
まあ親父も器がでかいとは一回も思ったことがないから謎のプライドが邪魔したんだろうな。
謝るほうが亀裂が入りそうで。謝罪したら、罪を認めたことになるッスから。逆に、謝罪さえしなければ、罪は存在しなかったことになるッス
(引用元:西尾維新著『扇物語』(講談社))
まあ、ここぞとばかりに親父と喧嘩中の話しちゃうと
なんか1年経ってもおふくろはラインで謝ってきたけど、親父はだんまりなのはこれ狙いなんじゃねえだろうか…。
かといってこっちから言うのもなんか負けた気になるしな。くそが…。
『この際だから言っておくが』とか言って、今それ関係ないじゃん! みたいな。ここぞとばかりに普段の鬱憤を畳みかけられる、謝った事実だけじゃ済まないリスクがあるから、軽はずみな謝罪はやばいッス
(引用元:西尾維新著『扇物語』(講談社))
これ俺よくやるんだよな。
全然関係ないことをついでに言っちまうの。
大体嫁にこれやっても何故か最終的に俺が負けてるんだけど。なんでやねん。
ここぞとばかりに言ったはずなのになぜ負けてるんや…。
謝罪の機会を与えないというのは、加害者に更生の機会を与えない、罪の意識を持たせ続けるということでもあって、それはそれで罰になりうる
(引用元:西尾維新著『扇物語』(講談社))
確かに。さすがに1年経ったし親父に謝罪の機会を与えてもいい気がしてきたけど
あのクソ親父逆ギレして終わりかねないんだよな。なんで僕が頭悩ませなきゃならんねん。
謝罪はポーズであって、許せるか許せないかっていうのは、それまでの関係性やそれまでの距離感によるんだと思うッスよ。おんなじことされても、まったく同格の被害を受けても、相手によって、許せたり許せなかったりするじゃないッスか。
(引用元:西尾維新著『扇物語』(講談社))
確かに、近ければ近いほど許せないことあるよな。
前の職場の上司は勝手に近づいてパワハラしてくるからマジで許さねえ。絶対にだ。

おうぎライト 謎の語り手の名言

メインストーリーの間に絶対に謝らないことを心情にしてる何者かが延々と語ってるんですけど、
僕は最初に犯人として名前があがってた上洛 落葉だと思ってたんですよ。
そしたらキスショットやら羽川翼やらなんで知ってんのって名前が出てくるじゃないですか。
とりあえず最後のほうのオチなので名前は伏せますがこの人いいこと言ってるのでそれ語ります。
確かに途中でヒントはあったな…。母親の話とか。最後の方まで全然気づかなかった。

計算を感じさせない、タイミングの悪い愚直な謝罪こそ、存外、心を打つのかも──『ああこいつ、自分本位ないいタイミングを見計らって謝って来やがったな』と思われてしまってはおしまいだもの
(引用元:西尾維新著『扇物語』(講談社))
一理ある…あるがどうなんだろう。
クソ上司がめちゃくちゃ忙しいときに「ヘイ上司!へへっ客先間違えて見積もり送ったでやんす!メンゴ!」とか言ったらマジで殺されるんじゃないだろうか。
ただ、どれだけ許さないと気持ちを固めていても、日にち薬が、その傷を癒やしてくれたりもする。端的に言えば、怒りを忘れる。我を忘れた怒りを忘れる。
(引用元:西尾維新著『扇物語』(講談社))
これはあるね。僕は嫁と喧嘩しても寝ると怒り冷めてるからな。
嫁は怒り続けてて温度差で僕が完全敗北する。
1年以上続いてるのは前の職場のクソ上司だけだな。あいつはやりすぎた。
さすがに前述したオヤジの件も1年も経ったらなんか冷めてしまった。
そのタイミングで謝るのは、果たして適切なのかどうか──『今更、そんなことで謝られても、正直、どうでもいい』と、戸惑わせてしまうのか、それとも、『今頃謝るなんて、馬鹿にしているのか』と、お怒りを再燃させてしまうのか。
(引用元:西尾維新著『扇物語』(講談社))
確かにこの二択はあるな。違いはわからんけど僕の場合は親父が前者、クソ上司が後者だな。
今後関係を続けるべきと思えるかどうかなのかな…。
もう忘れたよと言うのは、許しの文句としてはものすごく強いんだけれど、でも、どれだけ綺麗さっぱり忘れていても、一旦思い出してしまえば、やっぱり許せないという思いがふつふつと湧いてくるもの
(引用元:西尾維新著『扇物語』(講談社))
台風のときの親父の言い草を思い出すとたしかにめちゃくちゃ許さねえという気持ちになっちゃうんだよな。
普段はまあもうええかってなるんだけど。
そう、打ち消されはしないんだよな。
悪意がないことよりも、自覚がないほうが厄介よね──要するに『悪いことをした』と思っていないどころか、『した』とも思っていない場合は、本当に何を謝ったらいいのか、わからなくなってしまうでしょう。
(引用元:西尾維新著『扇物語』(講談社))
ここまで私事で申し訳ないけどオヤジの例の件について語ってみたけど
多分あの人俺がなんで切れたかわかってないんだよな。要するにこれだろうな…。厄介なんてレベルじゃねえ!!

おうぎライト 扇とまよいと命日子のヒント

扇のよると5つ予測できるという。
その5つのヒントと命日子のヒントによりついに阿良々木さんはこの謝罪地獄の原因にたどり着くのだった

① 非対称戦争

過剰に謝るスタンド攻撃

② 自罰傾向

黒歴史を思い出して謝りたくなった

③ 自己 犠牲

撫子みたいにとりあえず謝る

④ 命令 系統

なにものかに命令されて謝ってる。

つまり④は怪異「妖魔令(あやまれい)」である。
八九寺によるとくらやみクラスのやべーやつ。法令の怪異らしい。

⑤ 試し行動

児童虐待の専門家はご存知だったが絶賛子育て中の僕は聞いたことなかった。

⑥彼クンは同じ高校出身

つまり…ガハラさんも、老倉さんも、彼クンも同じ高校出身…。
そしてOBとして大学を後輩に紹介していたのだ。

おうぎライト まとめ

まあすでにいろいろ書きすぎたので…
犯人こと上洛 落葉さんはどんな人物なのか?
どう解決したのか?
そもそもガハラさんと未来で結婚するの確定してんだから別れないんでしょ?とか。
しのぶは!?幼女は!?とかいろいろ書き残しときます。

続きは読んだほうがいいです。

というかこの「謝罪」がテーマの話ですが、すごい考えさせられました。
この物語シリーズでこんなに自分と照らし合わせられたのは初めてですよ。まったく。
傷物語とは別の視点でかなりの傑作かもしれません。少なくとも僕の中では。

 

おうぎフライト あらすじ

臥煙さんの依頼で蛇の呪いで穴だらけになった「撫子に呪いをかけた女」と「男」を解呪する撫子。
い、いつの間にそんなことできるようになったんだ?前の話でできてたっけ?もう覚えてねえ。

そして!ついに!恋物語以来のあの男が登場!「貝木泥舟」!!
死んでなかったのか…。あれは幽霊だよ説はこれで消えたな。

何故か貝木をリーダーに撫子と余接の3人で沖縄にすべての蛇事件の元凶を倒しにいくことになったのだった。完

おうぎフライト まとめ

おうぎライトにくらべて少なくない!?と思うかもしれないですけど
貝木が出てきたところは確かに「おお!!」と思いましたよ?
でもほかは別に…。どっちかっていうと次回死物語で貝木が活躍しそうなので楽しみですね。

僕が一番好きなキャラは実は貝木なので。

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