HUNTER×HUNTER(ハンターハンター)のクルタ族虐殺の真相を考察しよう!犯人は幻影旅団なのか?

       
目次

クルタ族滅亡関連の幻影旅団とクラピカとシーラの確定事項

クルタ族滅亡と幻影旅団に関係ありそうな話

幻影旅団はクルタ族の強さが強いことを知っている証拠がある

  • ウボォーギンはクルタ族の名前だけでは思い出さなかったが、クラピカ緋の眼を見て全てを思い出す。
    「ありゃあ大仕事だった あいつ等強かったな……その生き残りか!」と言っている。
  • パクノダも「緋の目 思い出した目が赤くなる連中ね」とクルタ族のことを覚えている。
  • フェイタンも「生き残りがいたというわけか」とクルタ族を覚えている。
  • マチは団長が鎖野郎を仲間にしたがってると思ってた。
  • 時系列的にヨークシン編から3年前以内に入団したシズクは、5年前のクルタ族虐殺には参加していない。
  • ヒソカも自分で入団前のクルタ族の件については関わっていないと発言している。
旅団はクルタ族のことは覚えている。
ウボォーのセリフから「戦ったか」、「共闘したか」でその強さを知っている。
「生き残りがいた」というセリフから共闘よりも旅団と対峙して皆殺しにした可能性のほうが高い。

幻影旅団は子供の頃幼なじみのサラサを惨殺されている

  • クロロと旅団初期メンは子供の頃に幼なじみのサラサを惨殺されている。
  • クロロはサラサにやったような殺し方をするやつは法では改心させれないため自分がが裁くことにした。
  • 幻影旅団の結成目的は無法地帯の流星街を守るために世界最高の悪役になることである。
  • クロロが闇サイトの管理人になり、悪人しか使用しないネットワークを作成した。
  • 幻影旅団にとって残虐極まる悪名が轟くことは都合がいい。
  • クルタ族の子供とサラサの殺害の残酷さが似てる
少なくとも幻影旅団の「結成時」は悪役を演じて流星街を守ることでサラサのような被害者を出さないことが旅団の目的である。
ただし、成長して悪役を続けていくうちに虐殺に何も疑問を感じない本物の悪になった可能性はある。

クルタ族虐殺の時系列

  • クルタ族が虐殺されたのはサラサが殺されてから10年後また、旅団結成から7年後、ヨークシン編の5年前である。
結成から7年経っており、ヨークシン編のウボォーがクルタ族が強かったと言ってることから、旅団の戦闘力はかなり今に近いものだった可能性がある。

幻影旅団と裏切り者の会話

  • 旅団の過去編では仲間思いだったウボォーがヨークシン編では梟が品物を運び出した件ですぐにユダがいると疑っている。
  • クロロは旅団の中にユダはいないと確信した。
このことから過去に旅団内部で裏切りがあったが、クロロは裏切りだとは思わなかった出来事があった可能性が浮上する。

幻影旅団の悪名

  • ハンター試験に向かう船の船長が言うにはすでにこの時点で幻影旅団はA級首で熟練のハンターでも手が出せないほど有名である。
  • ヨークシンの時点で陰獣の間でも幻影旅団は認知度高い。
  • ヨークシンの大暴れでカキンマフィアの間でファンが生まれている。
  • ヨークシン編でマフィアを虐殺した後に幻影旅団が流星街出身と公になった。
  • クルタ族虐殺跡地に流星街のメッセージ

    「我々は何ものも拒まない。だから我々から何も奪うな」が置いてあり、周知の元のハズだが、旅団と流星街が紐付けられていなかった。

結成当時の目的である悪名を轟かせる目的はハンター試験編ですでに轟いており達成されている。
しかし、ヨークシン編の後半まで流星街と紐付けられていなかった。
世間では、クルタ族を虐殺したのは流星街であり旅団が犯人と認知されていない可能性がある。
[hunter]

クルタ族滅亡とクラピカに関係ありそうな話

クラピカの過去が謎

  • ハンター試験までの空白の5年間でクラピカが何をしていたのかは一切不明。
  • クルタ族虐殺の現場には流星街のメッセージが残されていただけだが、クラピカは何故か幻影旅団が犯人と確信している。
  • クルタ族の森を出ることは掟破りであり、誰も森を出たことがないから、掟を破るとどうなるか誰も知らない。
ヨークシン編の時系列で流星街と旅団が結びついている。
クルタ族虐殺は残されたメッセージから流星街が関わっていると断定されてる可能性はあるが。幻影旅団によるものとは認知されていない可能性がある。
にも関わらずクラピカは幻影旅団が犯人と確信していた。

クラピカとDハンター

  • 子供の頃知り合ったシーラにはDハンターを譲り受け、ハンターを目指すきっかけをくれた恩がある。
  • シーラから譲り受けた大切な「Dハンター」はクラピカが現在所持しているはずだが、本編に一切登場しない。
Dハンターはクラピカのハンターへの憧れを作ったキーアイテムである。
にも関わらず、本編には0巻と幻影旅団の過去編でしか登場しない。

クルタ族滅亡とシーラに関係ありそうな話

シーラは幻影旅団とクラピカ両者の唯一の知り合い

  • シーラのみが0巻と幻影旅団過去編の両方に登場しており、クラピカと旅団共通の知り合いである。
シーラは幻影旅団と幼なじみであり、彼女がクルタ族の森に迷い込んだ一年後にクルタ族は滅亡している。
このことから旅団とクルタ族両方に関わっているのは彼女のみであり、クルタ族の滅亡のキーマンである可能性が高い。

シーラの不審な点

  • 不自然に怪我をする怪しいと思われた行動は子供の頃からのシーラ特有の習性である。
  • 1年後クルタ族が虐殺したのを発見したのは「森に迷い込んだ女性」でシーラである可能性が高い。
1年前に森に迷い込んだ女性がシーラであることから、第一発見者もシーラにしか思えない。
なぜ虐殺直後に戻ってきたのかが謎。

シーラの子供の頃とサラサとの関係

  • シーラは子供の頃からDハンター1冊でハンターになることが夢である。
  • サラサが死亡し、幻影旅団が結成されたとき、シーラだけが暗い顔をして袂を分かっているような描写がある。
  • サラサとシーラは一番仲が良かった。
  • 子供の頃は身につけていなかったが、0巻の成長したシーラはサラサが身につけていたようなハートの装飾が多い。
  • クロロとパクノダとサラサとシーラは劇団結成前から仲がよく、カタヅケンジャー吹き替えもこの4人が始めている。
シーラは子供の頃一番サラサと仲がよく、サラサが絶対に望んでないことをしようとしている幻影旅団と袂を分かつような描写がある。
大人になったシーラはサラサが愛用していたハートマークの装飾をしており、サラサのことを忘れていないような描写がある。

シーラとクラピカの関係

  • クラピカとパイロには森で迷った際に食料をくれて匿ってくれた恩がある。
  • 付箋も大量に貼ってあるシーラの大事な「Dハンター」をクラピカにあっさりあげた。
  • 0巻の時点ではプロハンターではない。
シーラはDハンター一冊でハンターを目指していたが、あっさりクラピカにあげている。
まだプロハンターではないことが彼女の口からわかっているにも関わらずクラピカにプレゼントしている。

シーラの現在が不明

  • 全員ハンターが集合した選挙編でシーラの名前がかけらたりとも出てこない。(シャルナークですら投票されている)
  • 旅団からもクラピカからも不自然なほどにシーラの名前が一度も出てこない。
  • そもそも本編で旅団過去編以外でシーラがまったく登場しない。
本編で不自然なほどにシーラが名前すら登場しない。過去の話にしか登場しない。
幼なじみの旅団からも、恩人であるクラピカからも名前すら出ない。
もし生きていれば超人集団の旅団の幼なじみなのでさすがにプロハンターに受かってそうなものだが、ハンター大集合の選挙編でも登場しない。

クルタ族滅亡とシルバVSクロロは関係ある?

キルアのセリフから判明しているシルバVSクロロの内容

  • シルバと旅団が戦ったのはクルタ族虐殺から2年後でヨークシンの3年前。
  • シルバは旅団戦闘後に子供を呼び出してわざわざ旅団について忠告している。
  • 珍しくシルバが標的に対する最大の賛辞、「割に合わない」とぼやいていた。
  • シルバがイルミ、ミルキ、キルア、カルトに「旅団には手を出すな」と言っている。
  • キルアは「親父が旅団を1人殺っている」と言っているが、回想のシルバは殺ったとは一言も言ってない。
ノブナガとマチを追跡する前のキルアのセリフ。
3年前にシルバは旅団と戦っており、旅団に関わるなと子供に告げている。
(ミルキとアルカ以外忠告をガン無視してる。)
「割に合わない」は標的に対する最大の賛辞のため、キルアが親父が任務を遂行したと思いこんでおり、実は殺せなかった(失敗した)可能性もある。

幻影旅団のセリフから判明しているシルバVSクロロの内容

  • ヨークシン時点と3年2ヶ月前に集合した時点で4番と8番が入れ替わっていることがフェイタンのセリフでわかる。
  • 4番はヒソカが殺して、代わりに入団しているので別の時系列。
  • 3年前に死んだのは8番でシズクとその間に入れ替わったと予想できる。
  • シルバが「8番」を殺したとは一言も書かれていない。
  • シルバがあの時よりも体術が向上しているとクロロを称賛しており、3年前と思われるクロロとの戦闘の一コマが書かれている。
  • シルバはクロロの能力が「相手の念を盗む」だと知っているが「盗む」際の制約については知らなかった。
シルバが過去に戦っているのはクロロとの描写だけで、謎の元団員No8については触れていない。
そもそも念を覚えたキメラアントの師団長をワンパンでぶち殺せるシルバが、クロロ以外に苦戦するのか疑問がある。
  • ヒソカは相手を殺して入団しているのでその時点では旅団の標的にはなっていない。
  • シャルコピを殺したヒソカとウボォーを殺した鎖野郎は旅団の標的になっているのに、8番を殺したと思われるシルバが旅団の復習対象になっていない。
    それどころか後にシルバの息子を2人入団させている。
ヒソカとクラピカには旅団員を殺された復讐として報復が行われている。
にも関わらずNo8を殺した疑惑のシルバには一切それがない。
ゼノとシルバに再開してもクロロに復讐のふの字も描写がない。
それどころか彼の息子が幻影旅団のメンバーになってる。報復どころか仲良しである。

ツェリードニヒとクルタ族滅亡関連

ツェリードニヒと緋の眼

  • ツェリードニヒが最後の眼を持っている。
  • 最後の緋の眼と一緒にクラピカの親友パイロの生首を持っているかのような描写がある。
ツェリードニヒが緋の眼を持っており、パイロの生首のような物が写ってるコマがある。
彼が全ての黒幕と言わんばかりだが詳細は未だ不明。

ツェリードニヒとクズな趣味

  • ツェリが使用していた緋の眼を晒したサイトはクロロが作成したサイトの可能性が高い。
  • ツェリードニヒはナンパした女の皮を剥いで惨殺するのが趣味
  • クラピカでは画像だけではツェリードニヒにたどり着けなかった。
  • ツェリードニヒはマフィアのケツモチをしている。
ツェリードニヒがサラサを殺った奴等と同じようなゲス行為をしている。
このことからクロロの本当の標的はヒソカとカキンのお宝だけじゃなく、ツェリードニヒの首も含まれる可能性もある。

幻影旅団のクルタ族虐殺は冤罪?戦闘民族と旅団が共闘したんじゃないの?

結論予想:
クルタ族を皆殺しにしたのは普通に幻影旅団だと思う。

結論から言うとクルタ族の虐殺をしたのは当然幻影旅団だと思いますね。
マフィアとかツェリードニヒとかが実は殺ってて旅団は濡れ衣きせられたケース。
つまり、共闘の可能性は多分無い。
悪役として悪名轟かせたい旅団としては好都合って話もありますが、殺ったのは旅団じゃないと辻褄が合わない事が多い。

  • ウボォーギンはクルタ族の名前だけでは思い出さなかったが、クラピカ緋の眼を見て
    「ありゃあ大仕事だった あいつ等強かったな……その生き残りか!」と思い出している。
  • パクノダも「緋の目 思い出した目が赤くなる連中ね」とクルタ族を覚えている。
  • フェイタンも「生き残りがいたというわけか」とクルタ族を覚えている。

実際にクルタ族を旅団は覚えているのは間違いない。
ウボォーに至っては明らかに戦闘している。

このウボォーのセリフから、クルタ族と旅団が共闘してマフィアとかを追っ払ったとも取れるかもしれない。
でも、それなら旅団&クルタ族が勝利してるはずなのでクルタ族が皆殺しにされてるのはおかしい。
ウボォーが「強かった」と言ってるほどのクルタ族が幻影旅団と組んでマフィアなんかに負けどころか苦戦すらしないはずである。
マフィアきっての武闘派「陰獣さん」ですら、団長抜きの旅団にあっさり全滅させられてるのだから。

気になるのはマチが「団長は鎖野郎を仲間にしたがってる」の部分である。
オレたちがクルタ族を殺ったんじゃないから「クラピカお前船に乗れ」と仲間にする気であるとも取れます。
でもこれはあくまでただのマチの勘なのであてにならない。

実際に勘は当たるらしいので当初はクロロはそのつもりだったのかもしれない。
しかし、クロロは鎖野郎の能力が欲しいだけという意味にも取れる。
そもそもヨークシン編の後半でクロロはクラピカを殺る気満々である。

そもそもここまで何十年も引っ張って、「旅団はクルタ族の仇じゃあありませんでした」はさすがにクラピカがアホすぎる。
今までのクラピカの話なんだったんだよってなってしまう。
話としても、どうなのその展開という萎え萎えな気分になってしまいます。

クルタ族虐殺の本当の黒幕はツェリードニヒなんでしょ!

結論予想:
幻影旅団のクルタ族虐殺自体に黒幕は居ない。
強いて言うならクロロが黒幕。

ツェリードニヒが黒幕とかマフィアが黒幕とか397話の感想を書いた時点では考えたんですが…。
それは間違いだと思うんですよね。

思い返してみると、団長がこれまで盗賊をしたケースを見ると、黒幕なんていないんですよ。
要は今まで幻影旅団は盗賊行為を依頼によってしていない。
ゾルディック家みたいに暗殺の依頼があって仕事をしているケースとは明らかに異なっている。
誰の指図も受けずに盗みたいから盗む。それが真の悪役なのである。

ヨークシンのときは競売品を団長が根こそぎ頂くことを団員に言っている。
その際にクロロが誰かに指示されてやったとかそういう描写は皆無である。
カキンのお宝も、クロロからシャルナークに「なんかお宝あるから根こそぎいただこうぜ!」と言っている。
全部クロロ発端であり、誰かにお願いされたなんて描写はない。

ただし、故郷の流星街がピンチの場合のみ依頼された内容を遂行している描写はある。
キメラアント狩りにフィンクスがだるそうながらも引き受けていた。
これは旅団過去編、結成時の目的である「流星街を守る」は現在も遂行されているためと思われる。

このことからも緋の眼を奪い取るっていう「盗賊」の仕事もクロロが発案したと思われる。
後に様々な場所に売っぱらわれていることからも誰かに頼まれたわけではなさそう。

シャ=ア一家のオウ=ケンイも「思いつきで好き勝手やるから旅団はたちが悪い…マジで困る」みたいな感じがすごかった。
野生の火竜とも言われており、「誰かに依頼される」とか「飼われる」なんてことはしないことが描写されている。
(旅団の目的を達成するためには、例えマフィアだろうと共闘してくれることはある。)

以上からツェリとかマフィアから依頼されて虐殺した「黒幕」がいる説は薄いと思われる。

旅団は悪役を演じてるだけなので実は良い奴と判明したのでは?

結論予想:
幻影旅団が悪役を演じることを決めたのは子供の頃で、諦めと怒りが原動力だった結成当時。
今は唯の悪役ではなく、仕事を遂行するためには気軽に虐殺できる集団になってる。
じゃああの過去編はなんだったんだよってなりますが、あれは旅団結成(クロロ闇落ち)するきっかけの描写と、流星街を守ることが目的なのは変わってないこと。
そして、今後のキーマンになりそうなシーラのお披露目じゃないの。

クロロが悪役を演じて流星街を守る決心をしたのは11歳の子供の時である。
諦めと怒りを原動力に3年後の14歳で幻影旅団を結成している。

オレ達も結成当時はこんなだったぜ。手探りで何か手に入る気がしてよ。何より諦めと怒りが原動力だったろ?
(引用元:冨樫義博著『ハンターハンター』(集英社))

上記は旅団結成の回想に入る前のノブナガのセリフだが、「結成当時は」と言っている。
「今は違う」という意味にも取れる。
流星街を守る方針は変わってないものの、今や「悪役」から「悪そのもの」になったとも取れる。
あくまでルイーニーのような「無差別殺人」がしたいわけではないが、旅団の目的のためなら「極悪非道」になってヨークシンみたいに大量に殺せるみたいな。

「ムカつくやつには容赦しない」のは確定だが、仕事のためなら子供の頃のように、誰を殺そうがもう心が傷むとかはないだろう。
それくらい悪役をやってきちゃったのだろう。
子供の頃とは悪役の経験度合いが違う。
仮に本人たちは悪役してると思ってても、完全に倫理観がぶっ壊れてるくらい人を殺しすぎたんだと思う。

大人になるっていうのはそういうことである。
クラピカだってガキの頃と今じゃ全然性格違うし。

旅団がクルタ族の子供を親達の目の前で殺したっていうのが、過去編だけで解釈するとありえないと思えてしまうが…。
旅団の仕事が「緋の眼」であれば、クルタ族を緋の眼にするために残虐行為は厭わない。

クルタ族虐殺が幻影旅団じゃないのであればクラピカに伝えてるはず

結論予想:
クルタ族を虐殺してないのであればそれをクラピカに言わないのはおかしい。
本当にやってないなら伝えるくらいのことは実はしてる。

もしクルタ族を虐殺したのが旅団じゃないのだとしたら、なんで旅団の誰1人としてクラピカに真実を伝えようとしなかったのか。
いや、そんな言い訳かっこ悪いじゃんと思われるかもしれないが、実際にやってないもんはやってねーよと作中でも別の件で言ってる。
例えば、王位継承編でフランクリンは、「シャ=ア一家の下っ端やったのおめーらか?」とジジイに聞かれてこう言ってる。

オレ達じゃねえな。
……と言いたいところだがそっちから仕掛けて来たなら話は別だ
売られた喧嘩は買うぜ
それじゃオレたちじゃねえその状況を利用した別の誰かだ
(引用元:冨樫義博著『ハンターハンター』(集英社))

普通にやってないもんはやってないと言ってる。
そして、ヨークシンでは団長が攫われている超緊急事態が起きている。
もし本当に旅団がクルタ族を虐殺してないなら、誰か1人くらい緋の眼の略奪を旅団がやってないことをワンチャン伝えりゃあいいじゃんって提案しそうなもんである。

交渉なんてできねえだろ…クラピカはブチギレてるんだからとなりますが、その当時は旅団にはパクノダがいた。
パクノダのメモリーボムをクラピカに撃てば全て理解させられてしまう。
仮にクラピカに撃てなくても「ゴン、キルア」に撃ってクラピカに説明してもらえば良いじゃん。

それをあれだけ人数いて、誰も考えつかないってことはクルタ族を実際に殺っちまってるからなんじゃないですかね。

クルタ族の殺され方から見る狂った族である加害者説

結論予想:
クルタ族さんサイドも悪者だった可能性は、0巻のババアの態度からしてもあるかもしれない。
僕は決してこの世で奴等をこのままにしない…!!
あんな…事をした連中が現行の法体系の中で心から深く反省し悔い改める姿を僕はどうしても想像できない
(引用元:冨樫義博著『ハンターハンター』(集英社))

これがクロロの原点にあるのに、クルタ族の子供をこんな殺し方するだろうか?

子供の方が傷の数が多く無残であったのも
親にその苦しむ様子を見せつける事で
より鮮やかな緋色を発せさせようと賊が目論んだものと考えられる。

本当により鮮やかな緋色を発せさせようとしたんかな?
クラピカとか蜘蛛見たときも、自分で強制的に緋色になったときも別に色変わらないじゃん。

気になるのは0巻で、ブチギレて眼が赤くなったクラピカを見て豹変したババアである。
なんか優しそうだったのに、眼が赤いクラピカを見ただけで「赤目の化け物!!」である。
なんだこのババアは…。

この魔獣とかいる世界で目が赤いくらいでここまで普通差別するか?
眼が赤い化け物と呼ばれるくらいに、クルタ族が何かをしたことをババアが知ってるとしか思えない。

そして、更に気になるのはこの一文。

外から嫁いでくるなどして入村した者は眼球は残っていたが潰されるなどしていた。
傷の数も一族の者よりはるかに多く無残であった

クルタ族は森の奥地に住み、森の外へ出ることは掟で禁じられている。
そんな森に外部から嫁いでくる????
そもそもそんな森の種族とぜひ結婚したいわ!とか求婚しに来るやつはいないだろう。

なので外部から「連れてきた」としか思えない。
それが無理やりなのか、親に金を渡してとかなのかはわからない。
でもこんな村にそんな金はないと思うので無理やりの可能性が高い。

無理やり連れてきた割にクラピカのママとパパ仲良さそうだったじゃんって感じだが、ウボォーが言うにクルタ族はめちゃくちゃ強かったらしい。つまり念能力を使える可能性が高い。
例えば村に嫁いだ外部の人間は半強制操作されるとかそういう可能性もある。

こうなってくるとサラサの時のように人さらいをしているクソッタレ種族となるのでクロロとしても見過ごせないだろう。
特に攫いやすいのは戸籍なしの流星街なのは間違いない。

なので子供の殺し方の件は、緋の眼にさせるだけではなく、
「サラサの時のワイらと同じ気分を味あわせてやるよ」という私怨混じった悪役ムーブも入ってるかもしれない。

ハンターハンター0巻でシーラの存在が怪しい件について

結論予想:
0巻で色々怪しいシーラだが、クルタ族に迷い込んだ部分はただの偶然だと思う

0巻でシーラが怪しいと考えられている理由は以下と思われる。

  1. 治っても治っても怪我をする。
  2. クルタ族が虐殺される1年前に迷い込んでクラピカ、パイロと出会ってるタイミングの良さ。
  3. クルタ族虐殺の第一発見者が森に「迷い込んだ女性」でシーラと思われる。
  4. 幻影旅団の初期メンバーと幼なじみで元々子供の頃はなかよしの仲間だった。
  5. 流星街出身である。

まず、①は「旅団過去編」でただのドジっ子なだけとわかりました。
過去編で④と⑤であることがわかった。

問題は②と③ですね。
まず、②ですが、以下の解釈ができます。

  • 本当にたまたまクルタ族の森に迷い込んだ。
  • この時点では旅団のメンバーで緋の眼を奪うための下見に来ていた。
  • 旅団の仕業にして自分が虐殺するための下見に来ていた。

僕の考えとしては、おそらく「本当にたまたまクルタ族の森に迷い込んだ」…ただの偶然だと思います。
「旅団と通じていたんじゃねえのかこのアバズレがッ!!」と思えてしまいますが。
これから虐殺される、もしくはする村の子供に自分が一番大事な本「Dハンター」をプレゼントするだろうか?

そして、シーラの服装にハートが多いことが気になる。
これは、ハートの装飾が多かったサラサのことを忘れていないのではないか。

さらに、サラサとショタピカはゴンの性格に似ており、明るくて優しい子供であった。
これはサラサとクラピカを重ねたことで、自分の一番大事な本をクラピカに託したんじゃないですかね。
ここまではほんわかしたエピソードだと思うんですよね。

シーラが旅団と通じていたのなら、これから滅ぼされる予定の村の子供とそんな「良い思い出」に残りそうな行動を取らないのはないだろうか。
じゃあ、③で何故クルタ族の森に虐殺があった後にクルタ族の集落に戻ったのか?
わざわざ「迷い込んだ」「女性」とわざわざ描写されてるので、この人物はシーラである可能性が高い。

この1年でクルタ族の森に再訪する理由である「何か」があったと思われる。
なので1年後に再訪したのは偶然じゃなくて必然だと思われる。

クルタ族が虐殺された原因、きっかけはサラサである説

結論予想:
幻影旅団が緋の眼を狙うことに決め、クルタ族の住処を特定できたのはシーラのおかげである。
ただしシーラはクロロ達に虐殺させたかったわけではないし、何も伝えていない。
オレはね、霊魂って信じてるんだ。だから、そいつがしたがっていた事をしてやろうと思ってね
もしいつか又サラサと何処かで逢えるなら僕は喜んで彼女に何度でも頭を下げて謝るよ
(引用元:冨樫義博著『ハンターハンター』(集英社))

このセリフとクロロが教会によく出入りしてた経緯から予想するに、クロロはサラサの命日に墓参りはしていたかもしれない。
そして、サラサと仲が良かったシーラとパクノダも同じく毎年墓参りをしている可能性はある。
(他のメンバーはマチとかはするかもしれないけど、ノブナガとかフィンクスとか絶対しなそう。)

上記であると仮定すると、以下のような悲しい出来事が起きた可能性がある。

クラピカとシーラが出会ってから虐殺まで1年の間が空いている。
つまり、一回は命日に墓参りする機会がある。
そこでクロロとパクノダとシーラがサラサの命日に会った。
シーラがその時に、サラサと似た感じの子供に会った話をサラサの墓の前でしていた可能性はある。

その際に「クルタ族」のワードを出してしまったら、人体収集家のサイト経営者のクロロは「緋の眼」のワードを思い浮かべるだろう。
別にシーラはクラピカとパイロを裏切ったわけではなく、幼なじみのクロロに世間話をしただけの可能性がある。
その際に、クロロがパクノダに能力でクルタ族の居場所を探らせたら…次の盗みは「緋の眼」に決定である。
つまり、パクノダの能力を知らないシーラは、不本意ながら森の場所までバラしてしまったのである。

しかし、幼なじみの直感でシーラはクロロとパクノダの不穏な雰囲気を感じ取り、胸騒ぎを感じた。
案の定クルタ族の集落に行ってみたら皆殺しにされていた。

この件はほぼ僕の予測を書いてますが、このストーリーだと完全に謎である「シルバVSクロロ」と「シズクの前任者である元団員番号8」の謎にもつながってくる。

幻影旅団のシズクの前任者の元No8がシーラである理由と経緯

結論予想:
幻影旅団のシズクの前任のナンバー8はシーラ。
ただし、最初からシーラが旅団のメンバーだったわけではなく、クルタ族虐殺後に「ユダ」として入団した。

クルタ族虐殺の2年後、ヨークシン編の3年前にシルバは幻影旅団と戦っている。
少なくともクロロと戦っていることだけは確実である。

その際にシルバは自分の子供を集めて「旅団には手を出すな」と言っている。

そして、描写として団長とは戦っているコマはあるが、その時死んだと思われるシズクの前任の団員No8の情報は一切ない。
ひょっとしてシルバはこのとき誰も殺せなかったんじゃないですかね。
つまり、以下のような経緯である。

  1. 団員No8がゾルディック家に団長の暗殺依頼をした。
  2. 事前に裏切りに気づいていた団長だったが、ゾルディック家の念を盗んでから裏切り者の対処をしようとシルバとタイマンをする。
  3. シルバが強すぎて盗めないことを理解し、裏切り者を団員に殺させる。
  4. 依頼人がいなくなってしまったのでシルバは撤退した。タダ働きさせられた。

シルバからしたら内輪もめに利用されただけでなく、自分の能力を奪われそうになった。
しかもタダ働きさせられた。
これは「割に合わない」なんてもんでは済まない。
こんな苦い経緯もあり、息子達には「幻影旅団はゾルディック家ですら利用してくるイカれた奴等でロクなことがないから関わるな」って言ったんじゃないですかね。

口下手なシルバの言葉ではキルアに正しく認知されなかったのでは?
「親父のやつ旅団殺ったのかよ!そこに痺れる憧れる!」となったキルアだが、実は依頼人が内輪もめで消されたので帰宅したってのが真実なんじゃないの。

何が言いたいかというと、この裏切り者の元No8がシーラだと思うんですよ。
過去編で仲違いしてるからシーラは旅団のメンバーじゃないだろ。
そう思うかもしれないですけど、あの時は旅団じゃないと思う。
シーラが旅団に入ったのは、クルタ族虐殺後である。

理由はパイロとクラピカ(勘違い)が自分のせいで死んだと思ったから、その復讐とけじめをつけるためにクロロを殺そうとした。

シーラはサラサのハートの装飾をしてることから大人になっても大事に思っている。
そんな大事なサラサの死に様と同じようにパイロが殺されていたのを目撃したら…。
しかも殺ったのは同じくサラサを殺されて、同じように最悪の気持ちになったクロロ達である。
普通に「クロロ…許せねえ」ってなってもおかしくない。

もっと言えば、すでに死んでるからハンターが全員集合してる選挙編のときですらシーラが登場しないのでは…。
もし、シーラが生きていて登場するとしたらハンターになってるほうがストーリーとしてはクラピカに絡ませやすい。
そして選挙編でちら見せくらいはしてくれるのではないですかね。

ウボォーギンがヨークシンで仲間内にユダがいると疑った理由

結論予想:
ウボォーが競売品がなくなっている件で、すぐに「仲間の中にユダがいる」と思い至ったのは過去に同じような裏切り者がいたから。
クロロがユダは裏切り者ではないと言ってたのは、シーラが裏切ることを知ってて入団許可したから。

過去編で映画版ジャイアンのように仲間思いだったウボォーギン。
強化系バカで単純なウボォーは過去編と根本はあまり変わってない気がします。

そんなウボォーですが、ヨークシンで競売品がもぬけの殻だったときに速攻で「裏切り者」を想定してます。

「オレ達の中に背信者(ユダ)がいるぜ」
「いないよそんな奴は、それに俺の考えじゃユダは裏切り者じゃない」
(引用元:冨樫義博著『ハンターハンター』(集英社))

クロロの言う「ユダは裏切り者じゃない」ってのは、「キリストは最初からユダが裏切り者って知ってたんだから、裏切り者じゃないと考えた」ってことだと思います。

でも、クロロはもう一つの意味で言ってたのでは?
3年前にシーラという「ユダ」がいたからウボォーはすぐに「裏切り者」がいるって考えになった。
けど実際の真実は、「クロロ」にとっては「シーラがユダと知った上で」幻影旅団に入り込ませていた。
だからクロロは「今回は3年前と違うし、オレはシーラを裏切り者と考えてなかったよ」と遠回しにウボォーに伝えた気もします。

クラピカだけが幻影旅団を犯人と確信してる謎

結論予想:
シーラから幻影旅団が犯人であることを聞いた。

そもそもクラピカはなんでクルタ族を殺したのが幻影旅団って知ってるんですかね?
ニュースでは「我々は何も奪わない。だから何も奪うな」のメッセージしか書いてないはず。

このメッセージは旅団が流星街はやべえ街と印象付けるために置いたメッセージと思われます。
しかし、クラピカはヨークシンで初めて「旅団が流星街出身とわかった」と言っている。

クラピカはこれが流星街のメッセージということすら知らなかったということになる。
あの博識なクラピカがである。

つまり、世間ではメッセージの内容は報道されたが、流星街が犯人とすら報道していない。
誰がクルタ族を殺したかは不明の状況のはずである。
なので、クラピカは誰かから「クルタ族を皆殺しにした犯人は幻影旅団である」と聞かされたのではないですかね。
それもかなりクラピカに取って信頼できる人物で、信憑性がある言い方をされた。
誰がやったか知ってるクラピカの知り合いはシーラしか居ない。

なのでシーラとクラピカはクルタ族虐殺後にどこかで会ってるのではないですかね。
その時に犯人の名前を聞かされている。
その際に、シーラが旅団と知り合いで幼なじみであり、しかも虐殺のきっかけを作ったのは自分であることまで言った気がします。

クラピカがハンターになりたい理由はシーラからもらったDハンターが根本にあるはず。
しかし、クラピカは理由を言ったときにシーラの名前はおろか存在すら匂わせてない。
これは恩人でありながら、同胞皆殺しのきっかけをつくった微妙な立ち位置の人物なので名前を今まで一度も出してない気もします。

もしかしたらシーラから、「私も幻影旅団に入ったから、いつかハンターになって私ごと幻影旅団を狩りに来て」と復讐者に仕立て上げてしまった可能性すらある。

クルタ族虐殺の真実予想!クラピカ追憶編のBサイドとは?

というわけで、長々書いてしまったので、今までの予想をまとめてみました。

  1. シーラがクラピカとパイロとクルタ族の森で出会う。
  2. シーラがハンター試験に合格しハンターになる。
  3. 1年後、シーラがサラサの墓参りで流星街に帰郷する。
    その際に同じくサラサの命日であるため流星街を訪れていたクロロとパクノダと再会する。
  4. シーラがクロロにサラサと似た感じの子供にクルタ族の森で会ったことを世間話のつもりで話す。
  5. それにより、クロロが人体収集家の間で人気が高い緋の眼のことを思い出す。
  6. クロロはパクノダにシーラを触れさせた。
    パクノダから「へー。クルタ族の森ってどこにあるの?」みたいなことを聞かれるもシーラは教えない。
    しかし、パクノダの念能力でクルタ族の森の場所がパクノダにバレる。
  7. パクノダの記憶弾(メモリーボム)でクロロにクルタ族の森の位置が共有される。
  8. 幻影旅団がクルタ族を虐殺し緋の眼を奪う。

  9. 幼なじみであるクロロとパクノダの雰囲気が昔と違うことに胸騒ぎを覚えたシーラが森に立ち寄る。
    そして、クルタ族が惨殺されているのを発見してしまう。
    シーラはこの件が蜘蛛の仕業と確信する。
  10. 自分がクロロに話したせいだという後悔と、かつての友に利用されたこと。
    サラサと同じ殺し方で子供を殺したクロロとかつての仲間への憎しみが生まれてしまい、闇落ちする。
  11. シーラがクロロに連絡し、幻影旅団に入団したいと伝える。

    シーラがその時空き番号だった団員No8になる。

  12. タイミング的にクルタ族虐殺の件でシーラがユダである可能性を考えたクロロは、パクノダにシーラを触れさせる。

    パクノダ「蜘蛛には入らないって言ってたのに、なんで急に入る気になったの?」とか聞けば本心がバレる。

  13. シーラがクラピカに犯人は幻影旅団と教えて、旅団に入った自分を殺してもらおうと考える。
  14. シーラがゾルディック家にクロロ暗殺を依頼する。
    クロロはそのことにパクノダの念能力経由で気づいている。
    ゾルディック家の能力を盗みたいという気持ちもあるのでこの時点ではシーラを泳がす。

  15. 幻影旅団が全員集合した大仕事(フェイタンが言ってたヨークシンの3年2ヶ月前)にて、シルバVSクロロのタイマンが開戦する。
    シルバにはまだ勝てないと悟ったクロロが、団員の誰かにシーラを殺させる。
  16. クロロから依頼人のシーラが死んだことをシルバに告げられ、シルバが撤退する。
    (シルバ、ゼノVSクロロの横槍で依頼人の十老頭をイルミが始末してシルバとゼノが撤退した時と同じ感じ。)
  17. シルバが家族に以下を伝える。
    「(団長は強いし、タダ働きだわで)割に合わない仕事だった。」
    「(利用されて金にならない可能性もあるから)旅団には手を出すな。」

クラピカに関わる今後の展開の予想

わざわざ最後の緋の眼を持ってるツェリードニヒが乗ってるということは、それを狙ったクラピカとツェリードニヒはいずれ対峙するかとは思う。
わざわざサラサの件の過去編をやったということは、サラサを殺った奴と同じようなムーブをしてるツェリはクロロにとっても粛清対象だろう。

クラピカVSツェリVSクロロVSヒソカの四つ巴が起きるんですかね?
この辺はキャラが多すぎてわかりませんが、クロロが死んでサラサと死後に再開するシーンは絶対あると思いますね。
ヒソカが殺るのか、クラピカが復讐完了するのか、ツェリのジョジョのラスボスみたいな能力で殺られるのか…。
クロロは悪役してたせいで敵増やしすぎたなぁ。

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