特殊戒厳令発令!?しかし、交渉ゲームは終わらない…
特殊戒厳令発令!
どうやら5層と4層は何もお咎めがないらしい。
関係あるのは3層から上である。
特に3層だけやけに殺伐としてる。
壁に向かって跪いて待機してないと射殺されるらしい。
なんだこの国!?
ひょっとしてNGLよりやべー国なんじゃねーのか。
第2層も3層と同じようなことを連絡しているが、「射殺」という単語は出ていない。
1層に至っては急に敬語になってるしなんか連絡が甘い。
これはひょっとして3層で何かあったんでしょうか?
ハルケンがベンジャミンに何かしたとしたら1層だと思うんですよね。
ひょっとして、放置されてたイルミとカルトがビジネスと称して何かしたのか?
イルミとかトラブルメイカーだからありえる…。
そして、絶賛、交渉ゲームの最中のボークセンとモレナだが…。
さすがのモレナも予想外っぽい反応である。
ほーん。じゃあ「D」カードで。
あまりにも普通に交渉ゲームを続けるボークセンに、ちょっとびっくりするモレナ。
そして、ボークセンはモレナがこの状況で交渉ゲームを続けたことで以下を理解する。
このアジトは見つからないか、踏み込まれても制圧されることはない。
少なくともモレナはその自信がある。
まぁ、ヨコタニがいるからな。
あの百戦錬磨の俺達のノブナガさんですら、刀を奪われてM字開脚して消えてったレベルである。
たかが、カキン軍ではあまりにも無意味…!!
ただし、ノブナガさんからの忠告を受けたフィンクスとフェイタンが来たらその限りではない。
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Dカードのささやかなお願い!やはりモレナの熱いディープキスだった
モレナちゃんのちょっとしたお願いはやはり予想通りであった。
ディープキス!!
モレナが満足するまで続けるディープキッスであった。
やったぜ!!…言うほどささやかかなぁ?
そして、この情報により、モレナのサイキンオセンにより仲間にする条件が明確に!
- 交渉ゲームで結論がイエスになる。
- モレナと熱烈なディープキスをして感染する。
- モレナか、エイ=イの誰かが殺人してる現場にボークセンが居合わせる。
ついこの間までキスだけだと思ってたサイキンオセンですが、クロロのスキルハンターくらいめんどくせー条件が…。
特質は、いろんな系統を組み合わせられるけど、その分制約が面倒になるのかもしれない。(ネフェルピトーは除く)
そして熱烈なキッスが始まるが…!!?
まさかのカット!
どういうことや冨樫!!一番肝心なシーンだぞ!!
ポコンテのキモいドヤ顔あたりはカットしていいからここは入れるべきやろがい!!
そして、何故か照れてるモレナと感情をなくしたボークセンがそこにいるのだった。
なんかボークちゃんは初めてだったらしい。
一瞬で見破られてて草。
そりゃあ20年も肉やってるエキスパートから見たらバレるわな。
ボークちゃんもツェリと同級生ならそれなりの年齢な気がするんだけど…意外と奥手なのかな。
そしてボークセンはここで物言いである。
キッスに対してではなく、キッスの最中カードを見てなかったことに対してである。
その間にイカサマしてんじゃねーの?
これにはモレナちゃんも悲しそうである。
キスまでした中なのに…制約と誓約だからイカサマしないって言ってるのに…。
だが、やはりイカサマはしていない。
ちゃんと「リターン」と「NO」、そして復活した「X」であった。
そして次のターンでせっかく助けた「X」を引き当てるボークセン…。
なんて運がない!!
…本当に運がないのか?これ?
実は狙ってやってるんじゃないですかね?
ボークセンのイカサマ疑惑を考察
おそらくモレナやエイ=イのイカサマを指摘しつつ、ボークセンがイカサマしたと思われる。
最終的にボークセンは「NO」と「リターン」の二択でリターンを引き当てる。
だが、上記のエイ=イのイカサマを確認したシーンが怪しい。
407話で、イカサマはしないと確信していたし、408話でその理由が制約と誓約とも理解している。
にも関わらず、わざわざイカサマを指摘したのは、カードに触れるためなんじゃないんすか?
ボークにしかわからない「なんらかの別々の印」をリターンカードにつけておく。
そして、印がないカードは「X」か「NO」なので、どちらかを墓地に送る。
リターンに加えて、残ったのがXだろうが、NOだろうが、リターンカードがどっちかわかってれば…。
最終的にXを残せる状況になる。
リターンカードだけわざわざグチャグチャにしてるのは証拠隠滅にしか見えないのである。
「やったぁ…」とか「グチャグチャにしちゃったの」が、すげー演技臭い。
今までこんなことするコじゃなかっただろ。
イカサマしてるかは410話で明かされるんだろうけど、どう見ても今回はイカサマしてると思うんだよなぁ。
別にボークセンがイカサマしちゃ駄目なんてルールもなかったしな。
能力に違反してるわけでもないのである。
問題は…なんで途中で「X」ではなく「Yes」を残す方向に変えたのかである。
ボークセンがYesを選んだのは何故なのか?
最終的に、メタ的に考えれば「Yes」を選ぶとは思ってたんですが。
Yesにしようと考えたタイミングが謎すぎる。
ボークセンは途中まで明らかに「X」でゲームを終わらせて、交渉から離脱を目論んでいた。
わざわざモレナとキスしてまで戻そうと試みたからである。
しかもファーストキスなので、この時点では「Yes」で終わらそうなんて微塵も考えてないだろう。
しかし、最終的に自ら墓地から復活させたのは「Yes」。
これにはモレナも想定外である。
エイ=イの他の奴らなんて「はいはい解散解散」みたいな空気で帰ろうとしてるし。
なんで「Yes」?
ボークセンは念を覚えたいからモレナの仲間になった?
ツェリ友は全員念について覚えたい。
これは394話で念について興味津々なことからも伺える。
さらに、交渉ゲームの途中で自分がレアな特質系と知ったら、なおさら覚えたくなるだろう。
だがおそらく、ボークセンの中ではこれだけでは仲間になるメリットはないと考えていた。
メリットではあるとは思ってただろうけど、決定打ではないと思う。
彼女は吉良吉影みたいに平穏に暮らしたいらしいのだが、殺人をして故郷どころか人類滅亡させてまで生き残りたいとは考えていないと408話で語っている。
なら、こんなやべー奴らとは関わった事実をなくし、元の軍人に戻るのがベストである。
つまり、途中までは「X」で離脱したほうがボークセンの人生観にあっているのである。
しかし、408話のラスト~409話の冒頭で予期せぬ事態になった。
特殊戒厳令の発令である。
おそらくこれで「X」を選ばない選択肢が産まれつつあった。
しかし、まだここまでの情報では「Yes」で仲間になったほうがマシな状況とは言えなかった。
特殊戒厳令の状況下の場合、「X」じゃなくて「Yes」を選ばざるを得なくなる理由が存在するのである。
ボークセンはこのまま自由になると特殊戒厳令で死ぬから仲間になった?
409話でボークセンが一番気にしているのは現在ボークがいる、この場所である。
前話までは、気にはしてただろうが、409話で唐突に最優先確認事項になってるように見える。
これは特殊戒厳令のせいだと思う。
ボークセンは特殊戒厳令が発令していて、なおかつ、現在の場所がわからない場合に「死ぬ」と考えたのではないか。
正確には、場所の説明ができない場合に「死ぬ」と考えたのである。
特殊戒厳令下では今回の冒頭でもわかるように、疑わしい者は射殺される。
たとえ第4王子の私設兵でもそれは例外ではない。
ボークセンはカキンの軍部視点で見ると、ハルケンブルグの葬儀中に行方不明になっている私設兵である。
すでに疑わしいが、戒厳令まで発令してしまったら、状況は一変する。
「おめーなげーうんこだったな」とかそういうレベルではすまないのである。
途中でボークが思考しているように、アジトにカキン軍が突入してくれば「流れ弾」はともかく助かる可能性はある。
ハルケンの葬儀かつ、戒厳令で行方不明な理由が「誘拐された」ことで明確だからである。
しかし、理由が説明できないとなると、特殊戒厳令中に任務を放棄してた私設兵は射殺される。
ただし、その理由次第ではワンチャンあった。
「エイ=イ一家とかいうカキンを滅ぼそうとしてる奴らに捕まってた」ことを報告すればワンチャンあった。
ただし、確実にこう聞かれる。
「ほーん。それでそのイカれた奴らはどこにおるんや?」
この場所が、第1層、2層、3層ならば問題なかった。
2層と3層の間に部屋作ってた状況がまずい。
軍部にまったく説明ができない。念も関わってるし。
「はぁ?念能力の部屋?頭イカれてるから射殺決定!」
つまり、自分が職務放棄して何をしてたか、誘拐されてた詳細も証拠も何も伝えられない。
居場所が説明できない=銃殺なのである。
しかも4,5層なら戒厳令対象外だが、2と3層の間とか、ここから出た瞬間に射殺されかねない。
なのでボークセンは最後の最後で自分の居場所を理解し、「生き残るには」Yesを選ぶしかなかったのである。
ボークセンはカキンよりも自分の命を取ったから仲間になった?
最後にボークが選んだのはQAカードであった。
自分に何をしてほしいのかとか、QBカードで詳細を聞くでもなく、QAだけで知りたい情報があったのである。
聞きたかった最初の点はまず、以下である。
モレナがカキンを滅ぼすのを辞める気はもはや皆無。
読心術に長けたボークセンはこの事実を確信してしまった。
何度も聞いてるのはモレナに同乗してるとかではないと思われる。
カキンが滅ぼされると自分も死ぬからである。
自分が仲間に入ろうが入るまいがカキンは滅ぼされてしまう。
絶賛ドッグマンが自分の代わりの特質系を探してるので、死ぬのが遅くなるか早くなるかだけである。
であれば、自ら念能力を習得したほうが生存確率があがる。
ボークセンの優先順位は「自分の命」>「カキン」だからである。
仲間になった状況であれば、モレナを出し抜く機会もあるかもしれないから…。
最大のイカサマは「こっちが「R」ならここでの全てを忘れて出ていく」である
もはや言葉遊びかもしれないが、「Yes」を選んだ上で、仲間にならないパターン。
仲間になるけど、一緒に行動しないパターンもありえる。というかこれな気がする。
最後のカードを引く際に、ボークセンはモレナにこう言っている。
こっちが「R」ならここでの全てを忘れて出ていく
これに対して、モレナの答えは「いいよ」である。
このとき、ボークは「RでXを復活させる」とは一言も言ってない。
モレナの頭の中では「こっち(ボークセン)が「R」なら(墓地からXを復活させて)ここでの全てを忘れて出ていく」と勝手に脳内変換されてるはずである。
しかし、ボークセンは「墓地からYesを復活させた」。
こっちが「R」なら(Yesを残して)ここでの全てを忘れて出ていく
いや、結局出てくだけで仲間にはなってるじゃん。
そう思われるが、実はこれ…YesなのにXの効果までもたせてる可能性がある。
ボークセンはさりげなくQAカードでこんな質問をしている。
あなたも勿論私が出たあとの約束は守る
これ、制約と誓約で守らなきゃいけないんじゃないのか?
モレナが交渉ゲームで嘘をつくというのが制約で禁止されてたら…。
「私が出た後の約束」とはXカード以外にありえない状況なんですよ。
Yesだと仲間になるから出られない。
NOだとボークは死ぬ。
そして、「こっちが「R」ならここでの全てを忘れて出ていく」にもYesと言ってしまった。
念能力をゲット(Yesを残すのが条件のため)したうえで、殺しには参加せずに、器官にもならない(上記が理由で出ていけるから)。
そのうえでモレナ達のことは忘れるけど、エイ=イはボーク含め彼女の周りのものに手を出せない。
この至れり尽くせりの結末を産んでる可能性がある気がする。
前話で、交渉ゲームはチーム入りを望まない人間とやったことがないとボークは判断していた。
つまり、こんな抜け道をモレナは想定できてなかった可能性が高い。
もし本当にこれならボークセンちゃん頭おかしいやろ。
制約と誓約を理解し過ぎである。
交渉ゲームとはなんだったのか?
この交渉ゲームはなんだったのか…。
まさか、交渉③まで本当に行くとは…。
冨樫先生が交渉ゲームを始めたのは、単純にカードゲーム書きたかっただけじゃないと思うんですよね。
まず、サイキンオセンのレベルになると制約と誓約がでかいことを説明したかったのではないか。
大体キメラアント編が悪いのですが、他人に念能力を与えるなんてのは制約がでかくてめんどいってことなんでしょう。
シャウアプフとかあっさり、パームを改造したり、5000体のキメラとか作ってる。
ピトーもあっさり、その辺のモブの死体に念使わせて操ってる。
だから読者的にも、そんなに大変なことなんか?ってイメージがついちゃってる気がする。
なので、ディープキスだけで念って与えられると思ったら大間違いやで!と言いたかった気もする。
それ以上に、モレナの掘り下げとボークセンのモブからメインへの昇格ですね。
下手したら39巻の表紙ボークセンなんじゃないのか。
モレナの悲しき過去やら、二線者で偽物ってことが明らかになった。
そして、ボークセンが女版クラピカみたいな主人公の立ち回りをすることで、ボークセンのメインキャラへの昇格をさせてる気がする。
今後、ボークセンがVSツェリのキーマンになる気がするなぁ。
というわけで、410話も「交渉④」になりそうですね。
最後に「Yes?」カードの答え…器官とボークセンが覚える能力の詳細を語って、交渉ゲームはフィニッシュとなりそう。
これは前回の休載前の展開かな…。
最後に1層に移って、クラピカが「お前がサイマジョだったのか…」とか言って休載しそう。
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