HUNTER×HUNTER(ハンターハンター)355話「爆破」!ネタバレ感想で今更振り返ろう!シャルナークとコルトピの共闘?

       

Last Updated on 2024年5月30日

偽クロロにかまってしまった空白期間でクロロは何をしてた?

この状況だとクロロは好きなだけ下準備が出来る…♠

かといって奴も悠長に構えてはいられないはず…!

あと10分もすれば大量の救急隊員と警備員がやって来る…!

それまでに決着をつけないとせっかく待機させている人形(コピー)までケガ人扱いされて運び出されてしまう恐れがあるから

(引用元:冨樫義博著『ハンターハンター』(集英社))

ヒソカはこう判断したわけですが、じゃあ下準備って何をしてたんですかね?
まず、353話の時点でクロロは大量のコピーとサンアンドムーンの太陽(左手)の刻印をしまくってます。
そして、オーダースタンプも刻印しまくっている。

じゃあ追加の人形をさらに準備しているのか?
答えはノーである。

ヒソカを壊せ…!!

(引用元:冨樫義博著『ハンターハンター』(集英社))

この命令は実況のかわいこちゃんのヘッドセットを奪い取って、会場の人形全員に命令をしています。
そしてこの時クロロは右手でヘッドセットを奪い取っている。
スキルハンターは右手で持たないといけない能力のため、本を持っていない状態。

本を持たないで何を準備していたのか。
右手を使わないと発動できない能力を使用していたのでしょう。
右手を使わないといけない能力は以下の3つ。

  1. ギャラリーフェイク(両手を使わないといけない)
  2. コンバートハンズ(右手を使うと誰かをクロロに変身させれる)
  3. サンアンドムーン(右手で月の刻印ができる)

この後の展開を見るに、大量の人形が今までやってこなかった自爆をし始める展開になります。
それを踏まえた上で、この中で今までやってこなかったのは③。
つまりこの空白の準備期間でクロロは太陽の刻印だけつけていた人形たちに、月の刻印をプラスしていたわけです。

月の刻印を押した先は2種類。

  • 事前にコピーした大量のクソモブ人形
  • この後ブラックボイスで操作する予定のモブ

さらにこのあと再びオーダースタンプを押しまくった。一回解除してますからね。

この準備が終わった段階でクロロはヘッドセットで大量にヒソカを壊させるわけです。
しかし、ブラックボイスで操作していたモブの部分が今なお物議を醸し出しているわけです。
というわけで共闘説の2つ目の俺の見解を書きます。

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シャルナークは共闘していた?共闘否定説!

この後大量の人形がヒソカの追っかけファンのように襲いかかるわけですが。
この感にクロロが怪しい行動を取るわけです。

問題のシーンはクロロ(と思われる人物)がポチポチ携帯を操作してブラックボイスで誰かを操作しているシーン。
そしてその次のコマでこう「電話」しています。

そうだ

そこでいい しゃがめ 今だ

(引用元:冨樫義博著『ハンターハンター』(集英社))

これは前話でヒソカの頭ヨーヨーを食らった際に、実はヒソカの持ってる頭部の胴体に太陽の刻印を設置していたわけです。
クロロはこの胴体に操作した対象の月の刻印を触れさせた。
そして爆発すると…。胴体と同時にヒソカが持ってる頭部も爆発してしまうという罠だったわけです。

なるほどね!って感じですが、何が物議を醸し出しているのか。
電話していたのはクロロの顔が写っているのでクロロ本人なのは間違いない。
携帯でポチポチしてたのは手しか映っていないのでシャルナークと共闘しやがってたのでは?
そういう説があるってこと。

つまり、クロロが通話してた相手はシャルで、実際に月の刻印がついた人間を操作してたのはシャルナークや!卑怯!二人がかり!旅団はゲス太郎!悪魔!鬼!エイリアン!という説である。

でも本当にシャルが操作していたのか。
僕の考え的には絶対にノー!なのでその考えを書きます。

シャルナークの携帯を操作してた手が左手!クロロは左利き

クロロは左利きというか、本を右手で持たなきゃいけないのでクロロは携帯する他人の運命を左でポチポチせざるをえない。
さらにこの時点では大量の人形を操作しているので、栞はオーダースタンプの状態。
ブラックボイスを使うには確実に本を右手で持ってなければいけない。

なおシャルナークは今まで右手で携帯を操作していない。
おそらく彼は右利き。
わざわざこの場面だけ紛らわしく左手で操作することは考えづらいのである。

シャルナークはヒソカ戦後に携帯を返してもらってない

ケータイどうする?アンテナ無いけど

(引用元:冨樫義博著『ハンターハンター』(集英社))

クロロとシャルナークはヒソカ戦後にこんな通話をしている。
アンテナは無いけどケータイはクロロが持ってるという会話だろう。
つまりこの時点でシャルは携帯を返してもらってない。

もし共闘していたのなら…。

  1. シャルに携帯と能力を返す
  2. シャルに電話して操作をお願いする
  3. アンテナはヒソカに壊された分とヒソカの手を破壊した際の胴体の爆発に巻き込まれ消滅
  4. ブラックボイスはアンテナないから使えないのにクロロはまたシャルから能力を借りた????

マジで意味不明である。
なんでくそほども使えなくなった能力をまたクロロが借りてるのか。
意味不明である。

クロロがシャルナークに能力を返すメリットがない

マジで一切ない。
クロロは絶対ヒソカを爆破する人形を大量に作っている。
オーダースタンプをしおりに挟んでおけば、ブラックボイスは本持って自分で使ってもなんの支障もない。

これが別の能力をさらにもう一個使っている状態なら、シャルが操作していると判断できる。
しかしクロロは別の能力を使ってない。ブラックボイスをクロロが使っても何も問題ない。
むしろシャルに能力を返す時間が無駄。
しかも前述した通り何故か能力をまた借りるという結果が必要になる。

それどころか、胴体と月の刻印された人を触れさせる。
しかも頭部をヒソカが手に持ってるベストタイミング。
そんな精密な操作が必要な場面で、幼なじみとはいえシャルに任せるわけない。
絶対自分でやったほうがいいのである。

携帯する他人の運命(ブラックボイス)は通話でも操作できるの?

シャルに電話してないとしたらクロロは誰に電話していたのか?
それは二通り想像できる。

  1. ブラックボイスで通話で人間を操作していた
  2. ブラックボイスで操作していた人間が電話を月の刻印がついた人形の耳に当ててオーダースタンプで操作した

正直①だとは思うのですが、ポチポチ操作しか絶対にできない説も否定はできない。
ぶっちゃけヨークシンの扉絵のシャルの説明は電話で操作するしか書いてないので、通話操作もできるやろとは思うのですが、シャルが今まで通話操作をしたことがないのが問題点である。
そもそもポチポチだけで月の刻印人間をしゃがませればいいじゃんという気もする。通話いる?という気もする。

なので②かなと思います。

  1. ブラックボイスでポチポチして胴体近くの人形まで電話(多分クロロの私物)を運ぶ
  2. 操作した人間に「電話が鳴ったら出ろ。人形の耳に当てろ。」とポチポチして命令する
  3. クロロが自分の電話にシャルの電話から電話する。
  4. 操作した人間が電話に出て人形の耳に当てる。
  5. クロロ「そうだそこでいい しゃがめ 今だ」
  6. 電話を受けた人形の月の刻印と胴体の太陽の刻印が触れる。
  7. 胴体とヒソカが持ってる頭部と電話受けた人形が爆発する。
  8. グッド!

これならブラックボイスがポチポチ専用能力でも問題ない。
しかも胴体の近くに居たので操作してた人間も巻き込まれたはずである。
アンテナごと爆破したので、シャルに「アンテナ(2本とも)ないけど」と言ってたのも繋がる。
サンアンドムーンは触れる時間がながければ威力が増すし、ヒソカも「めっちゃ触ってたなクロロ…♣」みたいなことを次の話で言ってるので、胴体の爆発にアンテナが巻き込まれるのに十分なのである。

なので、シャルと共闘する意味がないし、何も矛盾はない。
むしろ共闘してたほうが矛盾だらけなのである。

じゃあコルトピは…?こっちはちょっと怪しいというか可能性は実はあったりする。

コルトピは共闘していた?共闘説の可能性はある?

コルトピから借りていた能力は悪魔の右手神の左手(ギャラリーフェイク)である。
マチとシャルは今まで書いたようにハッキリって能力を返すメリットがない。
でもこの能力は実は、もしコルトピに返却していたらメリットがある。
そこがマチとシャルと違って共闘の可能性はなくはないという理由である。

クロロがコルトピにギャラリーフェイクを返すメリット

実はギャラリーフェイクは最初の方しか使ってない。
最初に大量にコピー人形を作ってしまえばお役御免なのである。
実際に最初以外は使ってない。

だったら、ギャラリーフェイクは返してしまってコルトピをコピー製造担当にしてしまえば時間短縮になる。
これはすごいメリットなわけです。
そして、返してる可能性としてこのヒソカVSクロロの最大の疑問点が問題なのである。

クロロVSヒソカの最大の疑問で矛盾!コピー人形が多すぎる件

間に”番いの破壊者(サンダンドムーン)”の刻印が入った事で人形(コピー)の数は当初の予定より少なめ…

あと…20~30体くらいか……?

だがここで発見に手間取ると新たな人形(コピー)が1~2秒に1体くらいのペースで増えていく…!!

(引用元:冨樫義博著『ハンターハンター』(集英社))

ヒソカは20~30体が残りの人形と考えている。
ヒソカは百戦錬磨だし、クロロのオーラの総量やら、速さやらを考慮して正しい考えを示していたはず。
しかも人形が増えることを危惧しているが、ここではクロロは月の刻印をしまくらなきゃいけないので増えることはない。

だが、実際にヒソカに襲いかかった人形の数は…?

な!!!

何という暴動!!!

100!?いや200!?を超える観客がヒソカ選手に襲いかかるゥゥ!!!

(引用元:冨樫義博著『ハンターハンター』(集英社))

200を超える!?
なんで20~30が200になるねん。
いくらなんでも数を間違え過ぎである。
ヒソカも驚きのあまり久々に顔芸しとるやんけ。

ここがコルトピがギャラリーフェイクで人形増やしまくってたんじゃないかという疑惑にかかるわけですね。
確かにその可能性はある。

でも、他の方法のほうが可能性が高いのでそれを書きます。
ぶっちゃけこっちはこっちで卑怯っぽいけど、別に天空闘技場のルールに違反しているだけで、クロロVSヒソカの最初のクロロの説明には反していないケースになる。

コルトピは共闘してない!事前にコピー人形を大量に作ってた説

後出しはしない 晒したカードで闘うよ

ただの殺し合い(ゲーム)だからこそ 闘い方(スタイル)は大事だろう? 勝敗なんかよりはるかにな

(引用元:冨樫義博著『ハンターハンター』(集英社))

「後出しはしない」こう言っている。
コルトピに能力を返すなんてのはスタイルに反している。
これを破ったらクロロだっせ!!ってなってしまう。

後出しはしないのであれば、先にやってるのはどうなのか。
天空闘技場での試合の前に大量に事前に人形を用意していたら…?
ただの殺し合いのルールは、先に能力を説明してそれで戦うということ。
ぶっちゃけ反してはいない。
卑怯っぽいけど共闘よりはだいぶ反してない…!!

クロロは事前にこうしていた可能性がある。

  1. 試合前に200体ほど観客をコピーした。
  2. サンアンドムーンで太陽の刻印しておき、ギャラリーフェイク解除しても消えない状態にした。
  3. さらに栞でサンアンドムーンを挟み月の刻印も刻む。
  4. 観客に紛れ込ませておく。
  5. 試合終盤にオーダースタンプを押しまくる。
  6. 時間的に20~30襲ってくると思い込んでるヒソカの度肝を抜く200体が襲いかかる

思いの外 客が逃げてないな…♦ 介抱者かクロロかの見分けもつかない♠

被害が及ばなそうな連中は落ち着いたもんだね…♦

(引用元:冨樫義博著『ハンターハンター』(集英社))

おそらく逃げてないのは人形だった。
ヒソカはこの台詞からも200体も作るのは時間的に不可能と思いこんでいる。

ただ序盤でギャラリーフェイクを使ってはいたはず。
観客が突然自分そっくりの人形できてびっくりしているシーンが有る。
なので机上の空論ではあります。
その状態をヒソカに見せて事前準備をしてないと印象付けた可能性はありますが。

ヒソカが200体の人形を見て鬼の顔芸を披露したのも「クロロ…事前に人形を大量に作るほど準備するとは…♣ここまでやるか◆面白い♠天空闘技場を選ばせたのは失敗だったねぇ♥」の顔芸とも見れる。

なのでコルトピ共闘説も否定派です。すげー卑怯くさいですが、最初のクロロの説明とも矛盾はしてないっちゃあしてない。
殺し合いに天空闘技場を選んで、団員の能力を借りてる時点で卑怯といえば卑怯だし。

確実に勝てる条件が揃うまで 待つ…!とか言ってるし。

事前準備が増えたところで共闘に比べればヒソカの要望のタイマンに何も反していない。
そして357話のヒソカとマチとの会話での豹変にも繋がるので357話で書きます。

次の話

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