昔webマンガでジョジョネタとか駆使してた痴漢男(漫画版)の感想

       

4~5年位前なんだけど、当時大学4年だった俺はほぼ家でネットして過ごす毎日を送っていた。
研究室に行っても超サイヤ伝説とかエミュレーターでやってた。
そもそも研究室のパソコンになんでこんなもんが入っていたのか未だに意味不明。

今にして思うともっと他にやることあんだろ死ねゴミ野朗と言ってやりたくてしょうがないけど
そんなカスでナイーブな感じだった。

そんな当時俺はひとつのweb漫画にはまっていた。
ここからさらに1~2年遡った頃にVipで発生した物語『痴漢男』のweb漫画である。

このスレの存在自体は知っていました。
おかげで話の展開とか全部ネタバレされてるような状態で見ているという現在のFate/Zeroを視聴している状態。

しかし、作者の日に日にうまくなっていく様子、類まれなる才能、そして…
高頻度で出現するジョジョネタを要したこのweb漫画に僕は夢中だった。

そして『痴漢男』が終わり…。かの有名な『オナニーマスター黒澤』を書き終えた作者はサイトにこんなメッセージを読者に残した。

作者「もうこのサイトはおしまいだ。おれは更なる高みジャンプ連載を目指す。」

俺「なんだと!!…つまりどういうことだってばよ?」

作者「オレが選んだオレの道だ。それを最速で突っ走ってなにが悪い。
一度こうと決めたら、自分が選んだんなら決して迷うな。迷えばそれが他者に伝染する。選んだら進め。進み続けろ。
アリーヴェデルチ(さよならだ) 」

こうして作者こと「yokoさん」はネット上から姿を消したのだった。
全然こんなメッセージじゃなかった気がするけど内容はこんなんだった。

そして、今週月曜日。
いつものようにゲロボケハゲ上司にギャーギャー言われ満身創痍で帰路に経つ僕。
当然ジャンプを購入して。

そして、読み切りを見て驚愕した。
なんとyokoさんが載ってるではないか。

『人は成長してこそ生きる価値あり』

かの有名な虹村兄弟の兄のほうのセリフである。
おそらく血のにじむような努力をした結果彼はあの段階まで到達したのだろう。

久々に超サイヤ伝説でもやろうと思っていた俺は果たして成長しているのだろうか?
たおは考えるのをやめた。
たとえ価値がなくても人は現実から目をそむけて生きるという選択もできるのだから。