僕だけがいない街  感想

       

最近iPadで漫画見るブームなので感想でも書きます。

去年くらいに荒木先生が推薦文を書いたとかで画像をみたのだけど。

ただのダジャレだった。
なんという荒木先生。さすがサンタナを作ったお方だけある。

そんなこんなで時は経ち、尼損さんことkindleでなんか安かったので買ってみた。

主人公は特殊な能力を持っている。
スタンドも月までぶっ飛ぶ衝撃的な出来事が起こると…
それを回避するまで時間を戻し続けるのだ。

自立型「バイツァダスト」である。

いや、バイツァダストは「一度起こった運命は絶対に回避出来ない」ということが
前提である上で「時間を巻き戻す」能力。

この漫画の特殊能力「再上映(リバイバル)」では、
「一度起こった運命を回避する」ことを目的とした能力。

例えば…運転手が心臓発作で死んでいるトラックがあったら。
それが原因で子供が引かれる。
そんな運命を変えることができる。変えるまで同じ時間を繰り返す能力。

それが主人公の持つ「再上映(リバイバル)」
どっちかっていうとマンダムに近いな。

この物語は、主人公「悟」の身に起こる…
大事な人間の死の回避。

その死を回避するためには、
「北海道で暮らしていた18年前、悟のクラスメイトの女子が誘拐・惨殺される事件」を回避する必要があった。

未だかつてない過去にさかのぼっての「再上映(リバイバル)」

悟のクラスメイトの女子の死亡する日付。
それまで彼女が生きていれば、未来で起こるはずの「あの事件」も回避できるはずだったが…。

『運命とは、自分で切り開くものである』と、ある人はいう…
しかしながら!自分の意志で正しい道を選択する余地などない、
『ぬきさしならない状況』というのも、人生の過程では存在するッ!

という感じですね。

1巻⇒主人公の能力と鍵となる事件の発生
2巻⇒主人公の能力で小学生時代に戻る
3巻⇒現代に帰還

主人公の能力は「違和感」があるって言うだけで、
何が違和感なのかさっぱりわからないのを探す面白さがあっていいと思ふ。

3巻になると、現在と18年前両方の違和感から伏線を探す面白さもあったり。

なかなかの良作と言いたいッ!

たぶん犯人はすでに登場してる誰かだろうが、まったくわかんね…。