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小説版!岸辺露伴は戯れない 「夕柳台」ネタバレ感想評価

Last Updated on 2023年4月10日

岸辺露伴は動かないの小説版。岸辺露伴は戯れない 「夕柳台」のネタバレ感想します。

岸辺露伴は戯れない【小説版】「夕柳台」 登場人物紹介

岸辺露伴

公園でスケッチをしたり、子供のボールを民家に投げ、子供が遊んでた棒キレをへし折ってやったり、防犯ブザーを鳴らされる漫画家。
そんな露伴のもとに現れた子供と母親。
母親から奇妙な話を聞いたことでリアリティを求め「夕柳台」に立ち寄る露伴だったが…?

ケンちゃん

ケンジくんかケンタくんかは不明なケンちゃんである。
夕柳台に引っ越した当時は活発な子供であったが、見えない「猿」に襲われたことで喋れなくなってしまう。
露伴にその「猿」をスケッチしてあげたことで、「黒い猿」であることが判明した。

ケンちゃんの母親

露伴が漫画家だと知って夕柳台の見えない猿についての話をした。
ケンちゃんと違い猿を目撃していない。
しかし、ケンちゃんが「猿」に襲われた際の状況から見えない猿については信じている。
すでに夕柳台からは引っ越し済み。

黒い猿

夕柳台に住まう見えない何か。
「とある条件」をクリアしてしまった者に襲いかかる。

夕柳台のハゲた頭に世界地図の様な染みが点在する老爺と老人達

夕柳台の静寂っぷりに惚れ込んでおり、下界のアホどもにマウントを取ってくる。

棒キレで遊んでた子供

露伴を防犯ブザーで逃げるんだよーーッ!させた鼻垂れ坊主。

【謝らない子供】岸辺露伴は戯れない「夕柳台」序章のあらすじと感想。

外に出て公園でスケッチをしていた露伴。
自身が子供の頃は漫画を書いていたが、他のアホな子供は何していたか思いにふける。
昔は誰かが持ってきたボールをシェアして、蹴ったり投げたり転がしたり、手頃な長さの棒きれで馬鹿みたいにはしゃいでた。
今は誰かが持ってきたボールをシェアして、蹴ったり投げたり転がしたり、手頃な長さの棒きれで馬鹿みたいにはしゃいでいる。
露伴が今も昔も馬鹿なんだろうなぁという結論に達したとき、ボールと棒きれが露伴の元に投げられてしまう。

確かに投げてやったからなッ!

子供のボールを民家に投げ、子供が遊んでた棒キレをへし折ってやったりしたあげくに絶望した子供の表情をスケッチする露伴も大概である。

そんな露伴の元に現れる子供。
勝手にスケッチブックをめくってくる子供だが、露伴がブチギレても謝るどころか言葉を発さない。

その母親が来たことで母親からの謝罪はあったが、それでも言葉を発さない子供。
露伴が漫画家と気づいた母親は「夕柳台」の話…子供が言葉を発さないのではなく「発せなくなった」原因について語りだすのだった。

【夕柳台の黒い猿】岸辺露伴は戯れない「夕柳台」中盤のあらすじと感想

夕柳台に引っ越した際に、突如まだ言葉を喋れた頃のケンちゃんに異変が訪れる。
彼にはニタニタ笑う猿が見えるという。
しかし、母親にはそんなものは見えない。

最初は公園で目撃されたその「猿」は自宅の庭に現れるようになる。
さらに彼がアニメの主題歌を熱唱していた際についには襲いかかられてしまい…それ以降言葉を発せられなくなってしまったのだった。

この話を聞きアイデアが浮かべばビルとか建てれると豪語する母親に対し、露伴が思ったのは

<アイデア>で面白くなるんじゃあない。漫画を描いたことがない素人だって、面白い<アイデア>のひとつやふたつ思いつくのはわけないからな
馬鹿めッ!重要なのは<アイデア>ではなく<リアリティ>だ。自分自身が見聞きした体験をネタにしてこそ、漫画は面白くなるんだよ

いつものアレですねぇ。

露伴はケンちゃんに猿をスケッチさせたことで夕柳台で猿を体験する気満々であった。
しかし、そこに居たのは猿というよりも…コオロギやバッタに近い、歯だけが白い黒い何かであった。

そして露伴は冒頭の棒きれをへし折ってやった子供に防犯ブザーを鳴らされる報復を受けたのだった。

昨今の大人な露伴というより、4部のジャンケン小僧に勝ち誇ってた頃の露伴で懐かしいなぁ。

【静寂な町と黒い老人】岸辺露伴は戯れない「夕柳台」終盤感想

問題の公園に辿り着いた露伴だが、奇妙なことに遊具が取り外された跡があった。
聞き込みをしようとする露伴だったが、逆に15~20人ほどの老人に取り囲まれてしまう。
なんだ?ピンクダークの少年は老人にも人気なのか?

ハゲた頭に世界地図の様な染みが点在する老爺を筆頭に急に夕柳台のマウントを取り始める老人たち。
夕柳台は最高に静かでクールな場所ということを露伴に勝手にマシンガントークしてくる。うざい。

問題はうっとおしいこの老人どもではなく、本当に静寂であること。
おかしいのは夕暮れ時なのに普通なら飛んでいるであろうカラスが1羽も飛んでいないことであった。

そんな中クソボロい自転車で学生がブレーキをかけながら下り坂を下ってきた。
急にブツブツ怒りだす老人たち。
老人たちの呪いの言葉が発動したかのように学生はすっ転んでしまったのだった。
怪しい!老人どもはスタンド使いやな!!

読ませてもらうぞ!ヘブンズドアァァーーーッ!!

スタンド使い特有の叫びながら能力を発動する露伴。
この小説は岸辺露伴は叫ばないではないので問題ない。
問題なくはなかった。猿に襲われてしまった…。

襲われたことでこの黒い何かは猿ではなく「黒い老人」であることに気づいた岸辺露伴。

絶体絶命のピンチだったが学生のもとに訪れた救急車のほうに方向転換する。

この土地では騒音を立てるとあの「黒い老人」が襲ってきて無理矢理静かにさせられる

そのルールに気づいた露伴は老人にお灸を据えることを決意するのだった。

ノトーリアスBIGの音バージョンみたいな奴だな。
もし康一くんを連れてきたらエコーズACT2でシアーハートアタックにしてやったみたいに永遠にデカイ音追跡させれば倒せそうですね。

【さらば夕柳台。老害の心】岸辺露伴は戯れない「夕柳台」結末感想

「黒い老人」の正体についての露伴の考察はこうである。
老人たちのスタンドというわけではなく、老人達の願いで生まれた騒音を起こすものを排除する「掃除屋」であると理解した。

彼等の願かけの対象になった「誰かの墓」から生まれた存在であるとの予想。

「子供が騒ぎながら遊ぶ」ことも、「老人達が静寂を求めること」もそれそのものは「罪」ではないが、他者を蹴落とすという「身勝手」で人を蹴落とすのは紛れもない「悪」である。

「罪」を更に超えた「悪」と形容して差し支えないものである。

多分俗に言う「老害」ってやつでしょうね。

今度は「叫ばないで」ヘブンズドアーで老人に書き込む露伴。

「大声で話す」

これにより今まで見えていなかった黒い老人が見えてしまい、襲われ続ける老人たち。
救急車を要望する老人に対し、露伴は救急車を編集に頼んで呼んであげることにした。
やさC。

ただし救急車を止める場所は彼らが蔑んでいる夕柳台の坂の「下側」の土地に指定してあげた。
がんばって降りてほC。

確かに呼んでやったからな。

この悪では間違いなくないけど正義ではない感じが岸辺露伴っぽくてとてもいいと思いました。
この後老人の絶望の顔をスケッチして喜ぶ露伴だったが、絶望の顔スケッチしすぎじゃね?

岸辺露伴は動かない感想リンク

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