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荒木飛呂彦の漫画術 感想

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Last Updated on 2024年3月17日

荒木飛呂彦の漫画術という本が発売されましたよ。

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ここのパープリンな管理人…漫画とか書くのかよ初耳だぜ!
とかそんなことはまったくないんだけども。
別に漫画家志望だからっていう本ではないと思って買ったんですが、
やはり…。
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漫画家としての荒木先生の裏話がツラツラと書かれている。
ディ・モールト興味がそそられる内容となっている。(既出部分もあったが)
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目次はこんな感じ。

はじめに
第一章 導入の描き方
第二章 押さえておきたい漫画の「基本四大構造」
第三章 キャラクターの作り方
第四章 ストーリーの作り方
第五章 絵がすべてを表現する
第六章 漫画の「世界観」とは何か
第七章 全ての要素は「テーマ」につながる
実践編その1 漫画が出来るまで
実践編その2 短編の描き方
おわりに

とりあえず全部読んでみましたが、漫画家を目指す人はもちろんのこと
何かを作ってる人には参考になることが多いように思いました。

こっからはネタバレになりますが、
自分の心に残った内容を書いていきます。

一コマ目は「5W1H」が基本
要するに最初の一コマで読者の心をつかむために
一コマに情報を全部叩き込むすべが必要らしい。
確かに最初で何がなんだか分からないと読む気なくすわ。

これってオレにとっても重要な話なんだよな。
仕事とかでプレゼン資料やらなんやら作る時に重要。
これができてないと「眠い」とか「だるい」とかいう感想しか生まれない。見る気なくす。
やはり漫画でも重要なんだなぁ。

日常の「起承転結」を体で覚える

起承転結が漫画では大事。これ当然。
だが、日常で必ず起こりえる起承転結を意識する。そうして体に染み込ませることが重要って言ってた。
こういうの人との会話でも重要だよね。
起承転結を意識しないでしゃべると「何だこのパープリンは?腐れ脳みそなのか?」って思われること請け合いです。
例えばこんなかんじだ。

僕「上司うぜえ死ね最悪なことになったぜ死ね死ね」

なんだこいつは…。キチガイかよ黙ってろってなりますね。おまえも死ねって思います。
だが、起承転結を意識するとどうでしょうか。

起:上司がうざい
承:上司にズームパンチを叩き込む
転:警察とか呼ばれる
結:無職になる

僕「上司うぜええええええええええ!!
あまりにもうぜえから「ズームパンチ」叩きこんだったwww
そしたら警察呼ばれたンゴ…
おかげで明日からYou are ムショックwwwwクソが死ねやあのカス。」

このように書くことでただの逆恨みじゃねーかパープリンだなコイツ。
ということは少なくとも伝わるわけです。うむ。普段から起承転結を意識しようと思います。

なんか思ったより色々見ている荒木先生
荒木先生はこの本で様々な作品を例にしています。
こち亀、ちびまる子、ドラえもん、ドラゴンボール、サザエなどなど。
この辺はまあ、見てそうだなぁ。しかも鳥山先生を思いの外リスペクトしておりました。
やっぱり鳥山先生はしゅごい。

さらに蟲師、孤独のグルメあたりも見ていたのはちょっと意外でした。
特に孤独のグルメ。いや、オレも好きだけど。
なんだろう荒木先生が好きって言うと、ますます好きになってくるからおれも単純だなと思った。
そんだけ。

ネームとか結構載ってる
ジョジョリオン第一話のパープリン常秀が岩持って迫ってくるあたりのネームとか載ってた。
なんか何気なく読んでましたが、定助が目覚めるまでのコマに結構意味があったんだなぁ。
言われてみるとこれも人を惹きつけるためにわざわざコマ増やしてるのか…。
とか、なんかこういうのを意識して読むと面白い気がしました。

あと、この時点で常秀のスタンド能力はボルトとか決まってたらしい。
メモってあった。

なんか他にも思ったことがあったんですが、書くの疲れたんでこのへんにしときます。
まあ、荒木先生の裏話が見れるという意味合いでもおすすめの一冊だと思います。