Last Updated on 2023年6月8日 by たお
岸辺露伴ルーヴルへ行くの映画と原作のネタバレ感想概要ッ!!
岸辺露伴ルーヴルへ行くとは!元々は2010 年 3 月 19 日にウルトラジャンプに掲載されており、後にB5サイズで発売された本である。
内容が楽しめるだけでなく、絵がもはや美術品である。
B5サイズなところからももはや画集としての価値も高い。
販売初日に買おうとして本屋を何件か回った覚えがあります。
そして、このこの本の原稿はは2009年1月22日から4月13日に行われたテーマ企画展『小さなデッサン展-漫画の世界でルーヴルを-』に展示されたのである。
なお、ジョジョランズ4話が載った際の荒木先生のコメントではこう語られている。
そう。2023/05/25にこの「岸辺露伴ルーヴルへ行く」が実写映画化したのである。
タイトルが「岸辺露伴は動かない第9話 ルーブル」とか「岸辺露伴は動かない第9話 黒い絵」とかになりそうな気がしましたが、そんなことはなかったぜ!
2023/01/05にこの映画は「岸辺露伴ルーヴルへ行く」でタイトルが確定!
なんと映画化!脚本家の小林靖子さんもまさか映画化までされるとはドラマ版富豪村の時点では思っていなかったそうです。
これはスタンドも月までぶっ飛ぶね!
ロケ地はルーブル美術館じゃないとおかしなことになるからね。
やっぱり予算の回収が見込める劇場版かな?と思ってたわけですよ。
面白くなってきた…!というわけで…
当然! 『初日』だッ! 初日から受け継ぐ『初回』ッ! それが流儀ィィッ!
というわけで、以下の流れでこの記事では感想を書いていこうと思います。
なお、僕のおすすめグッズはキューピーちゃんですね。
キューピーちゃん露伴はヤバいぜェ〜〜おまえは……さっ更に興奮…して……来たってなります。
7月に再販するとかなんとからしいのでおすすめします。
早速車につけました。
あとは…パンフレットは雰囲気出ててかなりいいです。
僕はスマホケースとかも買いましたが。
本当にほしいのはCA4LAコラボのバケットハットなんですけど、店舗販売が瞬殺されたとか聞いてネット販売で勝てる気がしないので諦めてます…とほほ…。
- 1 岸辺露伴ルーヴルへ行くの映画と原作のネタバレ感想概要ッ!!
- 2 岸辺露伴ルーヴルへ行くの登場人物のネタバレ感想
- 2.1 岸辺露伴ルーヴルへ行くの「岸辺 露伴」(高橋一生)
- 2.2 岸辺露伴ルーヴルへ行くの「泉京香」(飯豊まりえ)
- 2.3 岸辺露伴ルーヴルへ行くの「岸辺 露伴、その青春」(長尾 謙杜)
- 2.4 岸辺露伴ルーヴルへ行くの「藤倉 奈々瀬」(木村文乃)
- 2.5 岸辺露伴ルーヴルへ行くの黒い絵「月下」の作者「山村 仁左衛門」
- 2.6 岸辺露伴ルーヴルへ行くの「岸辺露伴のおばあちゃん」(白石加代子)
- 2.7 岸辺露伴ルーヴルへ行くの「エマ・野口」(美波)
- 2.8 岸辺露伴ルーヴルへ行くの「ゴーシェ」→「辰巳隆之介」(安藤政信)
- 2.9 岸辺露伴ルーヴルへ行くの「ピエール」
- 2.10 岸辺露伴ルーヴルへ行くの「モリス・ルグラン」
- 2.11 岸辺露伴ルーヴルへ行くの「ジャック」
- 2.12 岸辺露伴ルーヴルへ行くの「ワタベ」と「カワイ」
- 2.13 岸辺露伴ルーヴルへ行くの「いつものアレ、骨董屋2人」
- 2.14 岸辺露伴ルーヴルへ行くの消防士「ユーゴ」と「ニコラス」
- 2.15 岸辺露伴ルーヴルへ行くの「露伴のファン」
- 2.16 岸辺露伴ルーヴルへ行くの「虹村億泰」
- 2.17 岸辺露伴ルーヴルへ行くの「広瀬康一」
- 2.18 岸辺露伴ルーヴルへ行くの「東方仗助」
- 3 岸辺露伴ルーヴルへ行く<原作>のネタバレ感想!露伴はヘブンズドアーいつ覚えたの?
- 4 岸辺露伴ルーヴルへ行く<原作>の考察!藤倉奈々瀬は「黒い絵の呪い」となった?
岸辺露伴ルーヴルへ行くの登場人物のネタバレ感想
岸辺露伴ルーヴルへ行くの「岸辺 露伴」(高橋一生)
原作の少し前に露伴の祖母が亡くなった後、通訳を引き連れて、祖母が大切にしていたグッチのバッグを調査するためグッチの工場を訪れている。(岸辺露伴グッチへ行く)
そのバッグには中に入れたものをすべて等価交換するジョジョリオンのアレの元ネタみたいな不思議な能力があった。
さらにその祖母の死から1年が経った時に露伴は、アホの億泰の「露伴先生ってモナリザに似てね?」とアホな発言により、とあることを思い出す。
モナリザの真逆の絵の存在を思い出した岸辺露伴は、七瀬から聞いた「最も黒い絵」が気になってしまったため、パリへと気まぐれで旅立つ。
気まぐれで行くな。
そこで彼は、その絵がルーブル美術館の地下の放棄された区画にあることを知り…?
岸辺露伴ルーヴルへ行くの「泉京香」(飯豊まりえ)
原作の「岸辺露伴は動かない」では「富豪村」、「ホットサマーマーサ」、「ドリッピング画法」のみに登場している。
あまりにもドラマ版でいつもいるので、全部の原作「動かない」に出ているように錯覚するまりえマジック恐るべし。
なんなら、泉くん出せそうな小説版ですら「黄金のメロディ」にしか登場していない。
「くしゃがら」とかもいないし、ジョジョ本編でも当然いない。ジャンケン小僧とかチープトリックにいない。
つまり岸辺露伴ルーヴルに行くには本来存在しない。
存在しないはずのキャラクターだが、実写版では彼女が居ないなんてぶっちゃけありえない。めちゃくちゃタフだし。
ドラマ版岸辺露伴は動かない「じゃんけん小僧」にて最後に京香はパリとルーブル美術館への旅行を勝手に決意する。
これがフラグだったのだ。
映画版では、存在しない彼女だが、ルーヴルに当たり前のようについてきているが…?
荒木先生によると、最も厄介な悪役は主人公に寄り添いながらも、知らず知らずのうちに人生を悪い方向に導いている悪役だとのこと。
味方のはずなのに邪魔になってしまう…彼女はそんなキャラらしい。草。
なお、どうでもいいが、泉くんのモデルはファッション誌『VOGUE JAPAN』のモデル、リンジー・ウィクソンである。
映画版ではある意味「無敵」であることが判明する。
岸辺露伴ルーヴルへ行くの「岸辺 露伴、その青春」(長尾 謙杜)
ジョジョを知っている人なら誰もが知る人気漫画家であるが、初めてデビュー前の学生時代として登場する。
そして、彼の初恋と思われるようなエピソードが描かれる。
すでにその時点でスタンドを持っており、ヘブンズドアーは対象となる人間や生物を「本」にして記憶や体験を読んだり書き込める。
しかし、本編では相手が死人の場合は「死」の文字で埋め尽くされており内容を読むことができない事が判明した。(杉本鈴美は?)
映画版では、若い頃の露伴は高橋一生でいいのかと危惧していたが、若いイケメンになった。そりゃそうだ。
なんでこんな純粋無垢な露伴が、あんなやさぐれてしまったのか。
呪いよりも時間の経過のほうが怖い。
岸辺露伴ルーヴルへ行くの「藤倉 奈々瀬」(木村文乃)
岸辺露伴の初恋の相手で祖母の経営する入居条件が厳しすぎるアパートの入居者(既婚)
入居条件は既婚者はNGだったが、離婚するらしいので露伴のおばあちゃんも特別に許可した。
岸辺露伴が盗撮のように彼女をスケッチしていたところを発見し、彼の描く漫画に興味を示した。
その際に誰もが美しいと思うモナ・リザの反対の絵、「黒い絵」の話を岸辺露伴に伝え、彼の前から姿を消す。
しかし、彼女は実は「最も黒い絵」と深い関係があることが後に判明し、岸辺露伴に吉良吉影のバイツァダスト以来の史上最大のピンチを招くことになる。
映画では不覚にも若い露伴が漫画を持ってくシーンで妙なエロスを感じてしまった。
岸辺露伴ルーヴルへ行くの黒い絵「月下」の作者「山村 仁左衛門」
「この世で最も黒い絵」もとい「最も邪悪な絵」である「月下」を描いた300年ほど前の絵描き。
樹齢千年以上の大木の幹の中から発見した蜘蛛で黒い絵を描いたが、木を切り倒したことで処刑された。
その際に残った最後の一枚が呪いを持った絵として存在しており、現在ではルーブル美術館に保管されている。
岸辺露伴はこの絵を見るためにルーブル美術館に向かうのだ。
そしてこの山村仁左右衛門のその意外なご尊顔が映画でついに明らかに!
そして映画版の黒い絵が怖すぎて泣いた。
岸辺露伴ルーヴルへ行くの「岸辺露伴のおばあちゃん」(白石加代子)
岸辺露伴の母方のおばあちゃんで作中に名前は登場しないが、グッチへ行くにも関わってくる。
杜王町の旅館の主人で、スタンド能力が宿ったグッチのバッグを所有していた。
露伴が学生の頃には建物を賃貸アパートとして貸し出していた。
入居者に対して、調理や家具の持ち込みを禁止するなど、厳しい条件を課すというこれぞ露伴の祖母という感じである。
動物、子供、バイクの持ち込み、楽器の演奏、ヘアドライヤーの使用を禁止することからもうるせーのが嫌いな露伴と似通ったものがある。
旅館の門限が午後 10 時であるため、家はほぼ常に空だったが、離婚間近だった菜々瀬の境遇に同情し入居を認めていた。
しかし、露伴がルーヴル美術館を訪問する前年に死亡した。
…はずだが…?
映画で実写化したらサングラスちっちゃすぎてワロタ。
岸辺露伴ルーヴルへ行くの「エマ・野口」(美波)
ルーブル美術館出版部に勤める日本語通訳で、岸辺露伴を美術館に迎え入れた。
露伴が探している絵画最も黒い絵である「月下」をパソコンで見つけるが…。
Z-13と呼ばれる放棄された倉庫に保管されていることに気づいてしまう。
実は幼い子どもピエールを公園の池で溺れさせてしまい失っていた。
彼女は息子ピエールが湖で溺死して以来、彼の死を自分のせいだと考えずっと苦しんでいた。
幽霊から逃げてほしいという露伴の思いは劇場版では通じるのか!?
なお原作は「野口さん」だったが、映画では「エマ・野口」とフルネームが判明した模様。
岸辺露伴ルーヴルへ行くの「ゴーシェ」→「辰巳隆之介」(安藤政信)
ルーブル美術館、東洋美術学芸部門の責任者である。
彼は岸辺露伴に、山村仁左右衛門の黒い絵画『月下』を見る許可を与える。
やはり見捨てられた倉庫「Z-13倉庫」か…私も同行する。
死の直前、ゴーシェは幽霊を交通事故で亡くなった人物と認識し、天井の暗闇に吸い込まれてしまった。
映画版では外国人を起用するよりも日本人にしたほうがいいと判断したのか辰巳隆之介という人物になっている。
ゴーシェは作品に登場する前にガオンされた。
そしてこの辰巳という男、怪しいというレベルではないくらい怪しいのだが…?
岸辺露伴ルーヴルへ行くの「ピエール」
野口さんの幼い息子で、彼女が一瞬だけ彼から離れたときに湖で溺れてしまったはずだったが…?
エマ・野口の息子なので、ピエール・野口と思われる。
原作だとコマによっては汐華初流乃の子供の頃に似てる。
岸辺露伴ルーヴルへ行くの「モリス・ルグラン」
実写映画でのみ登場する。
黒い絵の最初の被害者にして、岸辺露伴をルーヴルに導いた故人。
彼の黒い絵を露伴がオークションでムキになって150万で落札することから物語は始まる。
しかし、彼の絵では「最も邪悪な絵」とは程遠かったが…?
岸辺露伴ルーヴルへ行くの「ジャック」
映画版のみで登場するルーヴル美術館で山村仁左右衛門を知っていた人物。
山村仁左右衛門を知っていたばかりに錯乱して落下事故を起こしてしまう。
彼がみたものはなんだったのか…?
岸辺露伴ルーヴルへ行くの「ワタベ」と「カワイ」
映画版のみで登場する岸辺露伴とチキチキオークションバトルをした2人。
露伴のヘブンズドアートラップによりワタベは瞬殺されてしまった。
しかし、カワイはモリス・ルグランの作品を奪って逃走!
しかし、彼は何故か謎の車に追い回されてしまう。
山の中なのに何が起きたのか?
岸辺露伴ルーヴルへ行くの「いつものアレ、骨董屋2人」
映画版のみで登場するいつものアレ。
いつものように露伴を知っている人と、知らない人によるコントが巻き起こる。
これがなければ物語は始まらないよね。
岸辺露伴ルーヴルへ行くの消防士「ユーゴ」と「ニコラス」
原作でも登場する消防士の2人。
映画版では名前がついたぞ!
なお、原作ではただの被害者だったが、映画版ではくそ野郎の模様。
そして、なんで消防士なんだろうと思っていたが、ルーヴルでは消防士は常駐しているらしい。
岸辺露伴ルーヴルへ行くの「露伴のファン」
ルーブル美術館を訪れた岸辺露伴に気づいた3人の男。
彼らは彼女に上げるからサインくれやと求めるのだった。
なお、「僕が岸辺露伴ルーヴルへ行く」で一番好きなのはこのシーンである。
そんなんでいいのか?ここは先人の作品の眠る場所だ 漫画ファンなら敬意を払え
イケてないんだよ!タイを締めろ!ウエストコーストでスケボーでもしに行くのか?
これにより、ジョジョ展とか行くときはウエストコーストでスケボーでもしに行く格好は駄目だという認識になったのである。
露伴先生はイカれてそうでちゃんとしてるのである。
映画版では現地の人を使ったらしいが、普通に原作のファンだったらしくめちゃくちゃノリノリだったらしい。
確かに結構演技美味かった。
岸辺露伴ルーヴルへ行くの「虹村億泰」
原作にのみ登場する。
岸辺露伴をモナ・リザ扱いしたアホだが、露伴がルーヴルで行く理由を作ったある意味キーマン。
映画版というか実写版では「乙雅三」「じゃんけん小僧」と微妙な立ち位置のジョジョキャラしか出れないのだ。
彼はメインキャラなので今後も出ないと思われる。
岸辺露伴ルーヴルへ行くの「広瀬康一」
原作にのみ登場する。
岸辺露伴をモナ・リザ扱いするから怒って帰っちゃったじゃんと億泰に指摘した、露伴の良き理解者である。
冒頭でヘブンズドアーの説明の犠牲者として本にされていた。
しかし、劇場版では完全に泉くんにその地位を奪われている。
映画版というか実写版では「乙雅三」「じゃんけん小僧」と微妙な立ち位置のジョジョキャラしか出れないのだ。
彼は露伴の親友(一方的)なので今後も出ないと思われる。
岸辺露伴ルーヴルへ行くの「東方仗助」
原作にのみ登場するし、ルーヴルではセリフなしで顔も隠れてるジョジョ第4部の主人公。
なぜか露伴に嫌われてるのに一緒にお茶してた。
露伴がアラサーなのにいつまで制服着てるんだこいつら。
映画版というか実写版では「乙雅三」「じゃんけん小僧」と微妙な立ち位置のジョジョキャラしか出れないのだ。
彼は露伴が一番嫌いな主人公なので今後も出ないと思われる。
岸辺露伴ルーヴルへ行く<原作>のネタバレ感想!露伴はヘブンズドアーいつ覚えたの?
白赤青の表紙で構成されたこの本の感想ですが、
やはりカラーはいいですね。ウルジャンよりも奈々瀬さんが絵から出てくる感じが分かりやすい。
そして絵がもはや美術作品といってもいい。この漫画をルーブル美術館に飾るべき。
仗助、億泰、康一がゲスト出演してましたが、4部と7部は絵が大分違うなー。
「THE BOOK」の挿絵でわかっていたけども。特に康一君が。
しかしあの最後の状況は無敵の「スタープラチナ」でも切り抜けられないんじゃないだろうか。
さすが俺の一番欲しいスタンド「ヘブンズドアー」ッ!!
ヘブンズドアーといえば、露伴がスタンド使いになったのは虹村形兆に矢で射たれたからじゃなかったっけ?
なぜ17歳の時点でヘブンズドアーを…?
――まあ、「おとなはウソつきだ」とは思わない。
おとなはウソつきではないのです。
まちがいをするだけなのです……。ということなのか!?
だが、ジョジョランズで雲行きが怪しくなってきたぞ?気になる人はこっちで。
そう…4部とは違う世界線…パラレルワールド説が高いのである。
ジョジョランズにまさかのキャラクターが…別荘の持ち主の日本人ってアンタだったのか…岸辺露伴!?プールで呑気に泳いどる。セクシーやね~今まで1~6部のキャラがそのまんま一巡後のパラレルワールドに出てきたことはない。そのジン[…]
岸辺露伴ルーヴルへ行く<原作>のあらすじと感想!岸辺露伴の初恋と失恋とは…?
岸辺露伴、その青春
あまり重要な事柄でないし必要なときもたいしてない行動なのだが……彼は岸辺露伴。
スタンド使いである。
能力はヘブンズドアー。本にしてその人の記憶を読み取ることができる。
4部と違う服装なのに本にされてる康一くん…。
あれかな?イタリア語を理解できるようにしてもらった時なんだろうなぁ。うん。きっとそうだ。
これは彼が17歳のとき、このルーブル美術館へ露伴が訪れたときより10年前の話である。
彼は当時、おばあちゃんのアパートに二ヶ月ほど入り浸っていた。
漫画を書くためである。
すでに漫画を書くために缶詰になる覚悟である。
そんな岸辺露伴の住んでいたアパートに一人の21歳の既婚者女性がやってくる。
おばあちゃんのアパートは既婚者禁止であったが、彼女はすぐに離婚するため入居を許可されたのだった。
ある日、洗濯物を干していたその女性、藤倉奈々瀬のことを見て興奮する露伴。
彼はつい許可なくスケッチしてしまう。
すでに露伴は露伴として完成されていたんですよ。
しかし、いつの間にか露伴の後ろにいた奈々瀬に発見されてしまった!
だが、恋のはじまりなんていうのはこういうのがキッカケなものである。
ある日、奈々瀬はルーヴル美術館に保管されている最も邪悪な絵の話を露伴にする。
奈々瀬の故郷に一枚だけ残っていたモナ・リザと真逆の絵。
きっと世界中のみんながそう言う…
「モナ・リザ」に対するその逆の絵よ 『最も邪悪な絵』 聞いたことある?
それは現在はルーヴル美術館に存在するのだという。
そんな感じで、おいおいこのままラブロマンスかい露伴ちゃんといった雰囲気だったが、奈々瀬にかかってきた電話により…状況は一転する。
しくしくしながら彼女は出ていってしまったのだった。そりゃないぜ…。
そして1週間後戻ってきた奈々瀬だったが、露伴が奈々瀬をモデルにして漫画を書いたことを知り豹変する。
重くてくだらなすぎるわッ!!すごくくだらなすぎて安っぽい行為ッ!!
彼女は激昂し原稿をズタズタに切り裂いた!もったいねええ!!そして彼女はこう述べた。
あたしを許して何もかも…
そして、そのままアパートには帰ってこなかった。許すかボケエエエ!!
露伴先生の幻の原稿にして幻の作品が!プッツン由花ちゃんかおまえは!情緒不安定すぎる!
だが、露伴はそのまま書き直して漫画家としてデビューした。
そのまま書き直したんかい!!さすが露伴先生…こっちもイカれてやがる。
そして10年間最も邪悪な絵について忘れていた露伴だが…
億泰が露伴先生ってモナ・リザに似てね?とかわけのわからないことを言い出し急に思い出し帰宅するのだった。
そう、モナリザの逆の絵である最も黒い絵のことを億安のパープリンな発言で思い出したのだ!
露伴(27)は青春の思い出の真偽を確かめるべくルーヴル美術館へ向かった。
気になるんですけど露伴先生27歳なのになんで仗助たちは制服なんだ?留年してんの?制服が未だに私服なの?
岸辺露伴ルーヴルへ行く<原作>のあらすじと感想!ルーヴル美術館の黒い絵の呪いの恐怖…!
ルーヴル美術館に到着後、チンピラにサインをしつつ作品に敬意を払うためタイを締めろと説教する露伴先生。
ちょっと大人になったなぁ。
そして彼は最も邪悪な絵を見たいと通訳に申し出るが…。
その絵「月下」はZ-13倉庫という見捨てられた絵が保管されている地下に存在するという。
そこには絵が存在しないはずなのになぜ…?
Z-13倉庫に大人数で到着した露伴だったが、何者かがそこにいる!?
鍵がかかってたし、地下だぞ!?スタンド攻撃か!?
それは最も邪悪な絵の「処刑された山村仁左右衛門の怨念」。
怨念が攻撃を始めたのだった。
何故か死者が復活してくる…!?露伴のおばあちゃんやおじいちゃんまでいる!シビル・ウォーみたいな攻撃を食らう露伴先生。
同行していた面々は全滅である。
大丈夫これ?生き残っても露伴先生逮捕されない?
さらに「月下」に描かれていた女性が具現化され、かつて露伴が初恋のラブロマンスをした女性「藤倉奈々瀬」に!?
こうするしかなかった…これは「あの人」の「怨念」…絵の中にとじ込められている「恨み」
「くん」から「さん」になってよそよそしさを感じる…あの頃には戻れないのか。
完全に始末されそうな露伴だったが、ヘブンズドアーで我々が知らなかった真骨頂が!!
自分に書き込んだ!
自分の記憶を全て消す
記憶を消すことで黒い絵を見た記憶も消す露伴。
即ち、知らないんだから呪いも襲ってこない。
でも記憶消してどうするんだ…DISC奪われた承太郎みたいになるんじゃあないのか!?
だが、露伴は手のひらに「顔の文字をこすって消せ」と書いており、そのままヘブンズドアーで書いた文字をなかったことにしたのだった。
そんなんありなんだ…。っていうかこすれば消えるんだ…。
その後の調査から、露伴は藤倉奈々瀬は仁左衛門の妻であることを知る。
山村奈々瀬は旧姓、岸辺であり、自分の遠い子孫であった。
露伴に夫の怨念を止めてもらうために姿を現したのではないかと推測した露伴であった。
岸辺露伴ルーヴルへ行く<原作>の考察!藤倉奈々瀬は「黒い絵の呪い」となった?
絵の怨念がやべーのも、山村仁左右衛門が書いた絵の呪いが藤倉奈々瀬の絵なのもわかった。
でも300年間殺し続けてきた呪いなのに止めようとしたってどういうことだ?
二回読んで一応解釈はできたぞ。
本物の藤倉奈々瀬は300年前に死亡しているが、黒い絵に描かれたことで呪いとなって藤倉奈々瀬は存在した。
黒い絵は塗料となった蜘蛛のスタンドかは知らないが、怨念で先祖の罪で始末されるように攻撃をしてくる。
仁左右衛門の黒い絵の怨念は、『絵に近づいた人間を、その血縁の死に方と同じ方法で殺す』というもの。
だが、その絵のモデルはその妻・奈々瀬。
黒い絵もとい蜘蛛とは別に藤倉奈々瀬の絵の部分は山村仁左右衛門の怨念を止めたかった。
しかし、怨念を止めようとしたが、絵のパワーの方が強かった為、奈々瀬の思いとは裏腹に人を殺してしまっていた。
そして、ジョジョにありがちな子孫という血縁の運命。
ジョースター家のように岸部家の運命により、いつか子孫が「月下」をなんとかしてくれると信じていた。
そして子孫の岸辺露伴の前に現れたのだ。
露伴の「先祖」である奈々瀬は、露伴に『夫の怨念を止める力』がある事を感じた。
そして露伴と接触して、露伴に夫を止めてもらうようにルーブル美術館へと導いた。
なので、藤倉奈々瀬を含む黒い絵こと怨念は人を殺し続けていたが、奈々瀬の部分は絵の怨念を止めようとしたってことでしょうね。
岸辺露伴ルーヴルへ行く<原作>考察!黒い絵の呪いの謎!山村仁左右衛門と藤倉奈々瀬の魂は?
岸辺露伴ルーヴルへ行くでは最後に2人の魂が今解放されたと書かれている。
いや、露伴は逃げただけなのになんで解放されたんだろう。
これも二回読んでなんとなく理解してみた。
おそらく黒い絵と出会った人間は皆殺しにされている。
その前提で、露伴は唯一怨念から逃れる事が出来た。
多分絵の呪いを止める方法は死の呪いから逃れるものが現れることだったのでは?
もしくは、焼却処分されたと報告されていたから、絵が消滅したことで解放されたと思った?
おそらく前者だろう。
後者で呪いが解けるのだったら消滅させようとするとまた攻撃されてしまい焼却なんてできない。
呪いが解けた絵だから焼却されたはずなのだ。(ルーブル美術館所有だから真偽は知らんと書いてはあったが)
さらに言えば、露伴は前述したとおり奈々瀬の血縁である。
奈々瀬は自分の子孫なら絵の呪いを消せると信じてた。
その子孫の露伴が記憶を消すことで呪いを消し去ったのだから、露伴の先祖である奈々瀬ごと消せた。
つまり、仁左右衛門と奈々瀬ごと消したので呪いが消えたのかもしれない。
こうするしかなかった…これは「あの人」の「怨念」…絵の中にとじ込められている「恨み」
このセリフは自分たちの問題に子孫である露伴を巻き込んでメンゴメンゴという罪の意識からなのである。
山村仁左右衛門の黒い絵ってSBRのアクセルROのシビルウォーっぽいよね
シビルウォーとは、スティールボールランでジョニィとジャイロとホットパンツが襲われた精神系攻撃してくるスタンドである。
その能力は過去の罪!
対象が過去に「捨ててきたもの」で空間を構築し、その空間に入り込んだ者は自身が「捨ててきたもの」に攻撃されるのだ。
「捨ててきたもの」は物品に留まらず、死んだ人間や決別した家族も含まれる。
解除するには水でお清めする必要がある。
対して山村仁左右衛門の黒い絵の呪いも結構似ている。
怨念で先祖の罪で始末されるように攻撃をしてくる。
これはもう、アクセルROは蜘蛛なのである。
なお、アクセルROの天敵は泉くんであることが判明してしまう!
長くなるのでその映画版の感想は下のボタン…2ページ目に書きます。
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