ヒソカの敗北の原因ははサンアンドムーンの効果の読み違い
ヒソカは前話で致命的な勘違いを実はしていた。
今回はそのことが判明する回です。
“神の左手悪魔の右手(ギャラリーフェイク)”を発動させている…!
ならば転校生は解除したはず…!
“神の右手悪魔の左手(ギャラリーフェイク)”のページを開く
↓
栞で固定
↓
大量のコピー製造
↓
“人間の証明(オーダースタンプ)”発動
↓
ヒソカを壊せと命令
か…♦
前話の冒頭からずっと勘違いしてたサンアンドムーンの能力。
今話の最後までずっと勘違いしてクロロに超有利になるまでボコられて気づかなかったことがヒソカの敗因。
実はヒソカの解釈はサンアンドムーンが抜けていたのである。
クロロがサンアンドムーンを説明した時の話術がすごい
ご覧の通り両手を使う能力だ
左手で太陽(プラス)の刻印を押し 右手で月(マイナス)の刻印を押す
(引用元:冨樫義博著『ハンターハンター』(集英社))
そう、互いの刻印が触れ合うと爆発するので両方刻印しないと意味がない能力。
そう思わせるために「両手」を使う(ことで爆発させれる)能力だと説明したのである。
“栞のテーマ(ダブルフェイス)”の説明を次にしたことで、栞を使って両手を使う能力であることをより印象付けている。
しかし、別に片方だけ刻印するだけなら、両手を使う必要がない。
片方だけ刻印しても意味ない能力だとヒソカも読者も騙されていたのである。
じゃあ片方刻印するとクロロにとってどういうメリットがあるのか。
実はむしろこっちのほうがクロロにとってメインの使用法だった。
そうまでしたのはやっぱり栞のテーマの制約が解説とか理解させると思わずにはいられない。
ミスリードさせるためとも読み取れるけど。
ヒソカが自分で言ってたのに気づかなかったサンアンドムーンの使用方法
”番いの破壊者(サンアンドムーン)”は
一度刻印されたら 消せない…!
(引用元:冨樫義博著『ハンターハンター』(集英社))
死後の念により、サンアンドムーンは一度刻印されたら消せない。
つまり、クロロがサンアンドムーンに求めていたのはこの部分だった。
「刻印されたら消せない」
ここが使いたいだけだったので、片手だけで爆発しない刻印でもまったく無問題(モーマンタイ)…!
爆発はむしろとっておきで使いたいのだ。
- 栞をギャラリーフェイクのページに挟み、コピー人形を作る。
- 右手でサンアンドムーンのページを開くことで左手で太陽の刻印を押す。
これをするとどうなるか。
ギャラリーフェイクを解除してもコピー人形は消えないのである。
死後の念でサンアンドムーンを刻印すればギャラリーフェイクは解除されないのは説明済み。
ただ、ヒソカは両手で2つ刻印が必要と勘違いしている。
実際は左手で刻印するだけでギャラリーフェイクは消えない。
まずこの状態でコピー人形をアホみたいに作りまくり、太陽の刻印をしまくった。
つまり、ヒソカの予想で抜けていたのはここ。
“神の右手悪魔の左手(ギャラリーフェイク)”のページを開く
↓
栞で固定
↓
大量のコピー製造
↓
サンアンドムーンのページを開く
↓
栞で固定
↓
サンアンドムーンで太陽の刻印
↓
“人間の証明(オーダースタンプ)”のページを開く
↓
ヒソカを壊せと命令
これで両手を使う能力を使用しないでも作れてしまうのである。
消えない人形が…大量に…!!
クロロが演技をしてる間に胴体に太陽の刻印をつけていた
現状、クロロは以下の状態
- 栞はサンアンドムーン
- ページはオーダースタンプ
これによりオーダースタンプで操作された人形に紛れて姑息にキックとかするわけです。
そしてモブの頭をバンジーガムでクロロにぶつけたのが前話の最後。
キルアのヨーヨー以下の重さなのでクロロも耐えちゃってます。
これにより、ヨーヨーぽっけに入れてもびくともしないキルアのズボン>>>クロロ>>サブという強さが判明するわけです。
しかもよろめいてる。
幻影旅団の団長さんともあろうものが脆いもんだぜ…!
しかし、400話まで見てる人は知っている。
団長は「演技派」だと…!!
団長はよろめいたふりをしていたのである。
そこでサンアンドムーンが活躍するわけです。
このとき、こっそりヒソカが持ってる頭の胴体に左手で太陽の刻印をつけていたのである。
これがヒソカ最大のピンチを招く結果に繋がったのである。
ヒソカの頭にはギャラリーフェイクが残ってた!クロロの罠とは
そしてクロロは隠れるわけです。
だが、ヒソカはコピー人形を一体だけ残す。
これにより刻印を消す、消さないでクロロの行動が予想できるのである。
そしてクロロは刻印を消した。
頭ヨーヨーは残っているのでギャラリーフェイクはそのまま!
と思ってるが実際はサンアンドムーンの効果で頭が残ってるのでギャラリーフェイクは解除してる。
ヒソカはクロロの行動として、これが確定したと思い込んだわけです。
オーダースタンプのページは閉じたのは正解。
ギャラリーフェイクはミスリード!
移動中新たなコピー(兵隊)を増やしつつ 前のコピー人形にスタンプを押すため…!!
ヒソカは栞でギャラリーフェイクに挟んでコピーをクロロが作りまくってると思い込んだ。
さらに、クロロは右手でスキルハンターを持たなければいけないので、コンバートハンズは左手で自分の姿を変えることしかできないとヒソカは思いこんでるわけです。
そしてヒソカはクロロを発見する。
やったぜ!姿を変えて行方をくらます前に見つけたぜ!と思ってるピエロに成り下がった。
まさか、ギャラリーフェイクではなく転校生に栞を挟んで右手でモブをクロロに変えてるということは頭にない。
しかし、本当はギャラリーフェイク解除しても問題ないクロロは転校生(コンバートハンズ)に栞を挟んでいたのである。
これにより、本を持たないで右手でモブをクロロに変えていた。
次に本はブラックボイスのページを開き、アンテナを指していた。
ヒソカは偽物を追っかけることになる。まさにピエロ。
ヒソカのミスリードはサンアンドムーンが左手だけで使えること
- 偽クロロは服の中に手を入れて本を持ってる素振りをする。
- 左手にはアンテナを持ってるような素振りをする。
- ヒソカが持ってる頭ヨーヨーが消えてないからギャラリーフェイクを栞で挟んでると思いこんでいる。
これによりヒソカはクロロは受け身の防御状態と誤解してしまう。
人形で攻撃してさりげなくキックとかする計画が、ブラックボイス一択の攻撃になっちまってますからね。
クロロは追い詰められてるね♡もう終わりやで…♠と誤解するのも無理はない。
ヒソカはドヤ顔でバンジーガムを駆使してクロロを追い詰めた…!?かのように見えた。
しかし、ヒソカは気づいてしまう。
こいつ偽物やんけ…♣と。
ここでヒソカはサンアンドムーンの真の目的に気づいたということですな。
“番いの破壊者(サンアンドムーン)”!!ミスリードか…
厄介なのは…ボクに刻印がつけば爆発するまで消えない事じゃなく
刻印された人形(コピー)が消えない事…!!
(引用元:冨樫義博著『ハンターハンター』(集英社))
このときヒソカは自分が持ってる人形の頭ヨーヨーが消えてないことから、ギャラリーフェイクを解除していないと思いこんでいた。
つまり、栞はギャラリーフェイクで固定されていると思っていた。
しかし、サンアンドムーンは左手だけで刻印できた。
死後の念で刻印してしまえばギャラリーフェイクのページを閉じても解除されない。
サンアンドムーンを使うには両手が必要だと思いこんでいたヒソカの痛恨のミスなのである。
クロロVSヒソカが複雑すぎて読み込まないと意味不明
すでにここまでの時点で頭フルに使って理解しなければならない。
なんだこの戦いはいい加減にしろ。
めちゃくちゃ読みまくらないとヒソカが何に騙されたのかすらわからない。
ビッグバンインパクト!ドッカーン!とか
テレンプシコーラ!ピトーは本気だぞ!とか
そういう単純なバトルとだいぶ変わったのがこの戦いな気がする。
王位継承編もなんかただでさえキャラ多くてカオスなのにバトルが複雑だし。
ヒンリギと工具おじのバトルくらいじゃないのか単純なの。
しかし、この後さらにカオス度を増していくのである。
マジでここの感想飛ばしたい。
この偽クロロが決着した後の時間でクロロに余裕を与えてしまったことが完全なるヒソカの敗因となるのである。
爆弾を作りまくられてしまうのだ!!
雰囲気で読んでても、まあ、結構面白いのですが、意味がわかるとなんかこうエンドルフィンが出る戦いですね。
次の話!
偽クロロにかまってしまった空白期間でクロロは何をしてた?この状況だとクロロは好きなだけ下準備が出来る…♠かといって奴も悠長に構えてはいられないはず…!あと10分もすれば大量の救急隊員と警備員がやって来る…!それまでに[…]
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