岸辺露伴ルーヴルへ行くネタバレ感想!映画劇場版と漫画本編の違いの解説!最も邪悪な絵の謎!

       
   

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岸辺露伴ルーヴルへ行くの映画と原作のネタバレ感想概要ッ!!

岸辺露伴ルーヴルへ行くとは!元々は2010 年 3 月 19 日にウルトラジャンプに掲載されており、後にB5サイズで発売された本である。
内容が楽しめるだけでなく、絵がもはや美術品である。
B5サイズなところからももはや画集としての価値も高い。
販売初日に買おうとして本屋を何件か回った覚えがあります。

そして、このこの本の原稿はは2009年1月22日から4月13日に行われたテーマ企画展『小さなデッサン展-漫画の世界でルーヴルを-』に展示されたのである。

なお、ジョジョランズ4話が載った際の荒木先生のコメントではこう語られている。

フランスのバンド・デシネのために描いた作品が映画になるとはね。凄いね。

そう。2023/05/25にこの「岸辺露伴ルーヴルへ行く」が実写映画化したのである。
タイトルが「岸辺露伴は動かない第9話 ルーブル」とか「岸辺露伴は動かない第9話 黒い絵」とかになりそうな気がしましたが、そんなことはなかったぜ!
2023/01/05にこの映画は「岸辺露伴ルーヴルへ行く」でタイトルが確定!
なんと映画化!脚本家の小林靖子さんもまさか映画化までされるとはドラマ版富豪村の時点では思っていなかったそうです。
これはスタンドも月までぶっ飛ぶね!

ロケ地はルーブル美術館じゃないとおかしなことになるからね。
やっぱり予算の回収が見込める劇場版かな?と思ってたわけですよ。
面白くなってきた…!というわけで…
当然! 『初日』だッ! 初日から受け継ぐ『初回』ッ! それが流儀ィィッ!

というわけで、以下の流れでこの記事では感想を書いていこうと思います。

目次

岸辺露伴ルーヴルへ行くの登場人物は誰?

[rohan]

岸辺露伴ルーヴルへ行くの「岸辺 露伴」(高橋一生)

原作の少し前に露伴の祖母が亡くなった後、通訳を引き連れて、祖母が大切にしていたグッチのバッグを調査するためグッチの工場を訪れている。(岸辺露伴グッチへ行く
そのバッグには中に入れたものをすべて等価交換するジョジョリオンのアレの元ネタみたいな不思議な能力があった。

さらにその祖母の死から1年が経った時に露伴は、アホの億泰の「露伴先生ってモナリザに似てね?」とアホな発言により、とあることを思い出す。
モナリザの真逆の絵の存在を思い出した岸辺露伴は、七瀬から聞いた「最も黒い絵」が気になってしまったため、パリへと気まぐれで旅立つ。
気まぐれで行くな。

そこで彼は、その絵がルーブル美術館の地下の放棄された区画にあることを知り…?

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岸辺露伴ルーヴルへ行くの「泉京香」(飯豊まりえ)

原作の「岸辺露伴は動かない」では「富豪村」、「ホットサマーマーサ」、「ドリッピング画法」のみに登場している。
あまりにもドラマ版でいつもいるので、全部の原作「動かない」に出ているように錯覚するまりえマジック恐るべし。
なんなら、泉くん出せそうな小説版ですら「黄金のメロディ」にしか登場していない。
「くしゃがら」とかもいないし、ジョジョ本編でも当然いない。ジャンケン小僧とかチープトリックにいない。

つまり岸辺露伴ルーヴルに行くには本来存在しない。
存在しないはずのキャラクターだが、実写版では彼女が居ないなんてぶっちゃけありえない。めちゃくちゃタフだし。

ドラマ版岸辺露伴は動かない「じゃんけん小僧」にて最後に京香はパリとルーブル美術館への旅行を勝手に決意する。
これがフラグだったのだ。
映画版では、存在しない彼女だが、ルーヴルに当たり前のようについてきているが…?

荒木先生によると、最も厄介な悪役は主人公に寄り添いながらも、知らず知らずのうちに人生を悪い方向に導いている悪役だとのこと。
味方のはずな​​のに邪魔になってしまう…彼女はそんなキャラらしい。草。
なお、どうでもいいが、泉くんのモデルはファッション誌『VOGUE JAPAN』のモデル、リンジー・ウィクソンである。

映画版ではある意味「無敵」であることが判明する。

岸辺露伴ルーヴルへ行くの「岸辺 露伴、その青春」(長尾 謙杜)

ジョジョを知っている人なら誰もが知る人気漫画家であるが、初めてデビュー前の学生時代として登場する。
そして、彼の初恋と思われるようなエピソードが描かれる。
すでにその時点でスタンドを持っており、ヘブンズドアーは対象となる人間や生物を「本」にして記憶や体験を読んだり書き込める。
しかし、本編では相手が死人の場合は「死」の文字で埋め尽くされており内容を読むことができない事が判明した。(杉本鈴美は?)

映画版では、若い頃の露伴は高橋一生でいいのかと危惧していたが、若いイケメンになった。そりゃそうだ。
なんでこんな純粋無垢な露伴が、あんなやさぐれてしまったのか。
呪いよりも時間の経過のほうが怖い。

岸辺露伴ルーヴルへ行くの「藤倉 奈々瀬」(木村文乃)

岸辺露伴の初恋の相手で祖母の経営する入居条件が厳しすぎるアパートの入居者(既婚)
入居条件は既婚者はNGだったが、離婚するらしいので露伴のおばあちゃんも特別に許可した。
岸辺露伴が盗撮のように彼女をスケッチしていたところを発見し、彼の描く漫画に興味を示した。
その際に誰もが美しいと思うモナ・リザの反対の絵、「黒い絵」の話を岸辺露伴に伝え、彼の前から姿を消す。

しかし、彼女は実は「最も黒い絵」と深い関係があることが後に判明し、岸辺露伴に吉良吉影のバイツァダスト以来の史上最大のピンチを招くことになる。

映画では不覚にも若い露伴が漫画を持ってくシーンで妙なエロスを感じてしまった。

岸辺露伴ルーヴルへ行くの黒い絵「月下」の作者「山村 仁左衛門」

「この世で最も黒い絵」もとい「最も邪悪な絵」である「月下」を描いた300年ほど前の絵描き。
樹齢千年以上の大木の幹の中から発見した蜘蛛で黒い絵を描いたが、木を切り倒したことで処刑された。
その際に残った最後の一枚が呪いを持った絵として存在しており、現在ではルーブル美術館に保管されている。
岸辺露伴はこの絵を見るためにルーブル美術館に向かうのだ。

そしてこの山村仁左右衛門のその意外なご尊顔が映画でついに明らかに!
そして映画版の黒い絵が怖すぎて泣いた。

岸辺露伴ルーヴルへ行くの「岸辺露伴のおばあちゃん」(白石加代子)

岸辺露伴の母方のおばあちゃんで作中に名前は登場しないが、グッチへ行くにも関わってくる。
杜王町の旅館の主人で、スタンド能力が宿ったグッチのバッグを所有していた。

露伴が学生の頃には建物を賃貸アパートとして貸し出していた。
入居者に対して、調理や家具の持ち込みを禁止するなど、厳しい条件を課すというこれぞ露伴の祖母という感じである。
動物、子供、バイクの持ち込み、楽器の演奏、ヘアドライヤーの使用を禁止することからもうるせーのが嫌いな露伴と似通ったものがある。
旅館の門限が午後 10 時であるため、家はほぼ常に空だったが、離婚間近だった菜々瀬の境遇に同情し入居を認めていた。

しかし、露伴がルーヴル美術館を訪問する前年に死亡した。

…はずだが…?

映画で実写化したらサングラスちっちゃすぎてワロタ。

岸辺露伴ルーヴルへ行くの「エマ・野口」(美波)

ルーブル美術館出版部に勤める日本語通訳で、岸辺露伴を美術館に迎え入れた。
露伴が探している絵画最も黒い絵である「月下」をパソコンで見つけるが…。
Z-13と呼ばれる放棄された倉庫に保管されていることに気づいてしまう。

実は幼い子どもピエールを公園の池で溺れさせてしまい失っていた。
彼女は息子ピエールが湖で溺死して以来、彼の死を自分のせいだと考えずっと苦しんでいた。
幽霊から逃げてほしいという露伴の思いは劇場版では通じるのか!?

なお原作は「野口さん」だったが、映画では「エマ・野口」とフルネームが判明した模様。

岸辺露伴ルーヴルへ行くの「ゴーシェ」→「辰巳隆之介」(安藤政信)

ルーブル美術館、東洋美術学芸部門の責任者である。
彼は岸辺露伴に、山村仁左右衛門の黒い絵画『月下』を見る許可を与える。
やはり見捨てられた倉庫「Z-13倉庫」か…私も同行する。

死の直前、ゴーシェは幽霊を交通事故で亡くなった人物と認識し、天井の暗闇に吸い込まれてしまった。

映画版では外国人を起用するよりも日本人にしたほうがいいと判断したのか辰巳隆之介という人物になっている。
ゴーシェは作品に登場する前にガオンされた。
そしてこの辰巳という男、怪しいというレベルではないくらい怪しいのだが…?

岸辺露伴ルーヴルへ行くの「ピエール」

野口さんの幼い息子で、彼女が一瞬だけ彼から離れたときに湖で溺れてしまったはずだったが…?
エマ・野口の息子なので、ピエール・野口と思われる。
原作だとコマによっては汐華初流乃の子供の頃に似てる。

岸辺露伴ルーヴルへ行くの「モリス・ルグラン」

実写映画でのみ登場する。
黒い絵の最初の被害者にして、岸辺露伴をルーヴルに導いた故人。
彼の黒い絵を露伴がオークションでムキになって150万で落札することから物語は始まる。

しかし、彼の絵では「最も邪悪な絵」とは程遠かったが…?

岸辺露伴ルーヴルへ行くの「ジャック」

映画版のみで登場するルーヴル美術館で山村仁左右衛門を知っていた人物。
山村仁左右衛門を知っていたばかりに錯乱して落下事故を起こしてしまう。
彼がみたものはなんだったのか…?

岸辺露伴ルーヴルへ行くの「ワタベ」と「カワイ」

映画版のみで登場する岸辺露伴とチキチキオークションバトルをした2人。
露伴のヘブンズドアートラップによりワタベは瞬殺されてしまった。
しかし、河合はモリス・ルグランの作品を奪って逃走!

しかし、彼は何故か謎の車に追い回されてしまう。
山の中なのに何が起きたのか?

岸辺露伴ルーヴルへ行くの「いつものアレ、骨董屋2人」

映画版のみで登場するいつものアレ。
いつものように露伴を知っている人と、知らない人によるコントが巻き起こる。
これがなければ物語は始まらないよね。

岸辺露伴ルーヴルへ行くの消防士「ユーゴ」と「ニコラス」

原作でも登場する消防士の2人。
映画版では名前がついたぞ!
なお、原作ではただの被害者だったが、映画版ではくそ野郎の模様。
そして、なんで消防士なんだろうと思っていたが、ルーヴルでは消防士は常駐しているらしい。

岸辺露伴ルーヴルへ行くの「露伴のファン」

ルーブル美術館を訪れた岸辺露伴に気づいた3人の男。
彼らは彼女に上げるからサインくれやと求めるのだった。

なお、「僕が岸辺露伴ルーヴルへ行く」で一番好きなのはこのシーンである。

あのなぁ~何だい君たちそのカッコーは?
そんなんでいいのか?ここは先人の作品の眠る場所だ 漫画ファンなら敬意を払え
イケてないんだよ!タイを締めろ!ウエストコーストでスケボーでもしに行くのか?

これにより、ジョジョ展とか行くときはウエストコーストでスケボーでもしに行く格好は駄目だという認識になったのである。
露伴先生はイカれてそうでちゃんとしてるのである。

映画版では現地の人を使ったらしいが、普通に原作のファンだったらしくめちゃくちゃノリノリだったらしい。
確かに結構演技美味かった。

岸辺露伴ルーヴルへ行くの「虹村億泰」

原作にのみ登場する。
岸辺露伴をモナ・リザ扱いしたアホだが、露伴がルーヴルで行く理由を作ったある意味キーマン。

映画版というか実写版では「乙雅三」「じゃんけん小僧」と微妙な立ち位置のジョジョキャラしか出れないのだ。
彼はメインキャラなので今後も出ないと思われる。

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岸辺露伴ルーヴルへ行くの「広瀬康一」

原作にのみ登場する。

岸辺露伴をモナ・リザ扱いするから怒って帰っちゃったじゃんと億泰に指摘した、露伴の良き理解者である。
冒頭でヘブンズドアーの説明の犠牲者として本にされていた。
しかし、劇場版では完全に泉くんにその地位を奪われている。

映画版というか実写版では「乙雅三」「じゃんけん小僧」と微妙な立ち位置のジョジョキャラしか出れないのだ。
彼は露伴の親友(一方的)なので今後も出ないと思われる。

岸辺露伴ルーヴルへ行くの「東方仗助」

原作にのみ登場するし、ルーヴルではセリフなしで顔も隠れてるジョジョ第4部の主人公。
なぜか露伴に嫌われてるのに一緒にお茶してた。
露伴がアラサーなのにいつまで制服着てるんだこいつら。

映画版というか実写版では「乙雅三」「じゃんけん小僧」と微妙な立ち位置のジョジョキャラしか出れないのだ。
彼は露伴が一番嫌いな主人公なので今後も出ないと思われる。

岸辺露伴ルーヴルへ行く<原作>のネタバレ感想!露伴はヘブンズドアーいつ覚えたの?

白赤青の表紙で構成されたこの本の感想ですが、
やはりカラーはいいですね。ウルジャンよりも奈々瀬さんが絵から出てくる感じが分かりやすい。
そして絵がもはや美術作品といってもいい。この漫画をルーブル美術館に飾るべき。

仗助、億泰、康一がゲスト出演してましたが、4部と7部は絵が大分違うなー。
「THE BOOK」の挿絵でわかっていたけども。特に康一君が。

しかしあの最後の状況は無敵の「スタープラチナ」でも切り抜けられないんじゃないだろうか。
さすが俺の一番欲しいスタンド「ヘブンズドアー」ッ!!

ヘブンズドアーといえば、露伴がスタンド使いになったのは虹村形兆に矢で射たれたからじゃなかったっけ?

なぜ17歳の時点でヘブンズドアーを…?

――まあ、「おとなはウソつきだ」とは思わない。

おとなはウソつきではないのです。
まちがいをするだけなのです……。ということなのか!?

だが、ジョジョランズで雲行きが怪しくなってきたぞ?気になる人はこっちで。
そう…4部とは違う世界線…パラレルワールド説が高いのである。

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岸辺露伴ルーヴルへ行く<原作>のあらすじと感想!岸辺露伴の初恋と失恋とは…?

岸辺露伴、その青春

あまり重要な事柄でないし必要なときもたいしてない行動なのだが……彼は岸辺露伴。
スタンド使いである。
能力はヘブンズドアー。本にしてその人の記憶を読み取ることができる。
4部と違う服装なのに本にされてる康一くん…。
あれかな?イタリア語を理解できるようにしてもらった時なんだろうなぁ。うん。きっとそうだ。

これは彼が17歳のとき、このルーブル美術館へ露伴が訪れたときより10年前の話である。
彼は当時、おばあちゃんのアパートに二ヶ月ほど入り浸っていた。
漫画を書くためである。
すでに漫画を書くために缶詰になる覚悟である。

そんな岸辺露伴の住んでいたアパートに一人の21歳の既婚者女性がやってくる。
おばあちゃんのアパートは既婚者禁止であったが、彼女はすぐに離婚するため入居を許可されたのだった。

ある日、洗濯物を干していたその女性、藤倉奈々瀬のことを見て興奮する露伴。
彼はつい許可なくスケッチしてしまう。
すでに露伴は露伴として完成されていたんですよ。
しかし、いつの間にか露伴の後ろにいた奈々瀬に発見されてしまった!
だが、恋のはじまりなんていうのはこういうのがキッカケなものである。

ある日、奈々瀬はルーヴル美術館に保管されている最も邪悪な絵の話を露伴にする。
奈々瀬の故郷に一枚だけ残っていたモナ・リザと真逆の絵。

万人が認める この世で最も美しい絵はおそらくダ・ヴィンチの「モナ・リザ」
きっと世界中のみんながそう言う…
「モナ・リザ」に対するその逆の絵よ 『最も邪悪な絵』 聞いたことある?

それは現在はルーヴル美術館に存在するのだという。
そんな感じで、おいおいこのままラブロマンスかい露伴ちゃんといった雰囲気だったが、奈々瀬にかかってきた電話により…状況は一転する。

何よッ!今度は盗み聞きしてるのッ!?

しくしくしながら彼女は出ていってしまったのだった。そりゃないぜ…。

そして1週間後戻ってきた奈々瀬だったが、露伴が奈々瀬をモデルにして漫画を書いたことを知り豹変する。

あなたあたしの事ストーリーに描いたの?何やってるの?
重くてくだらなすぎるわッ!!すごくくだらなすぎて安っぽい行為ッ!!

彼女は激昂し原稿をズタズタに切り裂いた!もったいねええ!!そして彼女はこう述べた。

露伴くん…あたし ごめんなさい…本当に…本当に……うう
あたしを許して何もかも…

そして、そのままアパートには帰ってこなかった。許すかボケエエエ!!
露伴先生の幻の原稿にして幻の作品が!プッツン由花ちゃんかおまえは!情緒不安定すぎる!
だが、露伴はそのまま書き直して漫画家としてデビューした。
そのまま書き直したんかい!!さすが露伴先生…こっちもイカれてやがる。

そして10年間最も邪悪な絵について忘れていた露伴だが…
億泰が露伴先生ってモナ・リザに似てね?とかわけのわからないことを言い出し急に思い出し帰宅するのだった。
そう、モナリザの逆の絵である最も黒い絵のことを億安のパープリンな発言で思い出したのだ!
露伴(27)は青春の思い出の真偽を確かめるべくルーヴル美術館へ向かった。

気になるんですけど露伴先生27歳なのになんで仗助たちは制服なんだ?留年してんの?制服が未だに私服なの?

岸辺露伴ルーヴルへ行く<原作>のあらすじと感想!ルーヴル美術館の黒い絵の呪いの恐怖…!

ルーヴル美術館に到着後、チンピラにサインをしつつ作品に敬意を払うためタイを締めろと説教する露伴先生。
ちょっと大人になったなぁ。
そして彼は最も邪悪な絵を見たいと通訳に申し出るが…。
その絵「月下」はZ-13倉庫という見捨てられた絵が保管されている地下に存在するという。
そこには絵が存在しないはずなのになぜ…?

Z-13倉庫に大人数で到着した露伴だったが、何者かがそこにいる!?
鍵がかかってたし、地下だぞ!?スタンド攻撃か!?

それは最も邪悪な絵の「処刑された山村仁左右衛門の怨念」。
怨念が攻撃を始めたのだった。
何故か死者が復活してくる…!?露伴のおばあちゃんやおじいちゃんまでいる!シビル・ウォーみたいな攻撃を食らう露伴先生。
同行していた面々は全滅である。
大丈夫これ?生き残っても露伴先生逮捕されない?

さらに「月下」に描かれていた女性が具現化され、かつて露伴が初恋のラブロマンスをした女性「藤倉奈々瀬」に!?

ごめんなさい露伴さん あたしを許して 許して何もかも…
こうするしかなかった…これは「あの人」の「怨念」…絵の中にとじ込められている「恨み」

「くん」から「さん」になってよそよそしさを感じる…あの頃には戻れないのか。
完全に始末されそうな露伴だったが、ヘブンズドアーで我々が知らなかった真骨頂が!!
自分に書き込んだ!

記憶を書き込むッ!『ヘブンズ・ドアー』!!
自分の記憶を全て消す

記憶を消すことで黒い絵を見た記憶も消す露伴。
即ち、知らないんだから呪いも襲ってこない。
でも記憶消してどうするんだ…DISC奪われた承太郎みたいになるんじゃあないのか!?
だが、露伴は手のひらに「顔の文字をこすって消せ」と書いており、そのままヘブンズドアーで書いた文字をなかったことにしたのだった。
そんなんありなんだ…。っていうかこすれば消えるんだ…。

その後の調査から、露伴は藤倉奈々瀬は仁左衛門の妻であることを知る。
山村奈々瀬は旧姓、岸辺であり、自分の遠い子孫であった。
露伴に夫の怨念を止めてもらうために姿を現したのではないかと推測した露伴であった。

岸辺露伴ルーヴルへ行く<原作>の考察!藤倉奈々瀬は「黒い絵の呪い」となった?

彼女は絵の怨念を止めようとしたのだ「絵の呪い」となって三百年間ずっと人を殺してきたに違いない

絵の怨念がやべーのも、山村仁左右衛門が書いた絵の呪いが藤倉奈々瀬の絵なのもわかった。
でも300年間殺し続けてきた呪いなのに止めようとしたってどういうことだ?

二回読んで一応解釈はできたぞ。

本物の藤倉奈々瀬は300年前に死亡しているが、黒い絵に描かれたことで呪いとなって藤倉奈々瀬は存在した。
黒い絵は塗料となった蜘蛛のスタンドかは知らないが、怨念で先祖の罪で始末されるように攻撃をしてくる。
仁左右衛門の黒い絵の怨念は、『絵に近づいた人間を、その血縁の死に方と同じ方法で殺す』というもの。
だが、その絵のモデルはその妻・奈々瀬。
黒い絵もとい蜘蛛とは別に藤倉奈々瀬の絵の部分は山村仁左右衛門の怨念を止めたかった。
しかし、怨念を止めようとしたが、絵のパワーの方が強かった為、奈々瀬の思いとは裏腹に人を殺してしまっていた。

そして、ジョジョにありがちな子孫という血縁の運命。
ジョースター家のように岸部家の運命により、いつか子孫が「月下」をなんとかしてくれると信じていた。
そして子孫の岸辺露伴の前に現れたのだ。
露伴の「先祖」である奈々瀬は、露伴に『夫の怨念を止める力』がある事を感じた。
そして露伴と接触して、露伴に夫を止めてもらうようにルーブル美術館へと導いた。

なので、藤倉奈々瀬を含む黒い絵こと怨念は人を殺し続けていたが、奈々瀬の部分は絵の怨念を止めようとしたってことでしょうね。

岸辺露伴ルーヴルへ行く<原作>考察!黒い絵の呪いの謎!山村仁左右衛門と藤倉奈々瀬の魂は?

岸辺露伴ルーヴルへ行くでは最後に

2人の魂が今解放されたと書かれている。
いや、露伴は逃げただけなのになんで解放されたんだろう。

これも二回読んでなんとなく理解してみた。
おそらく黒い絵と出会った人間は皆殺しにされている。
その前提で、露伴は唯一怨念から逃れる事が出来た。
多分絵の呪いを止める方法は死の呪いから逃れるものが現れることだったのでは?
もしくは、焼却処分されたと報告されていたから、絵が消滅したことで解放されたと思った?

おそらく前者だろう。
後者で呪いが解けるのだったら消滅させようとするとまた攻撃されてしまい焼却なんてできない。
呪いが解けた絵だから焼却されたはずなのだ。(ルーブル美術館所有だから真偽は知らんと書いてはあったが)

さらに言えば、露伴は前述したとおり奈々瀬の血縁である。
奈々瀬は自分の子孫なら絵の呪いを消せると信じてた。
その子孫の露伴が

記憶を消すことで呪いを消し去ったのだから、露伴の先祖である奈々瀬ごと消せた。
つまり、仁左右衛門と奈々瀬ごと消したので呪いが消えたのかもしれない。

ごめんなさい露伴さん あたしを許して 許して何もかも…
こうするしかなかった…これは「あの人」の「怨念」…絵の中にとじ込められている「恨み」

このセリフは自分たちの問題に子孫である露伴を巻き込んでメンゴメンゴという罪の意識からなのである。

山村仁左右衛門の黒い絵ってSBRのアクセルROのシビルウォーっぽいよね

シビルウォーとは、スティールボールランでジョニィとジャイロとホットパンツが襲われた精神系攻撃してくるスタンドである。
その能力は過去の罪!
対象が過去に「捨ててきたもの」で空間を構築し、その空間に入り込んだ者は自身が「捨ててきたもの」に攻撃されるのだ。
「捨ててきたもの」は物品に留まらず、死んだ人間や決別した家族も含まれる。
解除するには水でお清めする必要がある。

対して山村仁左右衛門の黒い絵の呪いも結構似ている。
怨念で先祖の罪で始末されるように攻撃をしてくる。

これはもう、アクセルROは蜘蛛なのである。

なお、アクセルROの天敵は泉くんであることが判明してしまう!

岸辺露伴ルーヴルへ行く<実写映画>のあらすじとかロケ地とかを語ろう

特殊な能力(ギフト)を持つ漫画家・岸辺露伴が若い頃の話…
若い頃にあの露伴も青春を送っていたのである。
恋!そのすてきな好奇心が岸辺露伴を行動させたッ!

まぁ!露伴ったらいけない人ッ!のような展開を交えつつ、物語のガギである「黒い絵」の噂…。
片想いの女性「奈々瀬」からこの話を露伴は聞いたのだった。
それは世界で最も黒く、最も邪悪な絵…これが富山ブラックか。

そして、時は流れ、新たな作品を執筆中だった岸辺露伴は、その絵がルーブル美術館に所蔵されていることを知ってしまう。
好奇心は漫画家を殺すのか、感傷でパリへ気軽に向かうのか。
オークションで落札した絵から物語は進行される。
「感傷」という心は危険だぞ…露伴の未来を永遠に惨めなものにしかねない…!

露伴が抱いていたのはそしてかつて抱いていた淡い恋心故なのか、いや、絶対ただの好奇心に違いない。
本当にそうなのかは映画を見ることで明らかになる。
ルーブル美術館の職員ですら知らない山村仁左右衛門。
地下倉庫Z-13倉庫で、あの「黒い絵」が引き起こす凄惨な出来事と遭遇したことで明らかになる…のか?

というのがあらすじだが、まああらすじにしたらそりゃあ原作と変わらないですね。オークションがあるかないかくらいですかね。
この映画で重要なのはあらすじじゃなくて付加情報なのだ。
例えば、追加シーンや実写でしか表現できないリアルな表現である。

この2ページ目は実写映画のほうに重点を置いて書きます。

なお、撮影は2022年秋に日本で終了し、フランスのパリで継続されている。
パリでは以下の場所で撮影が行われている。

  • ルーブル美術館
    ジョジョ6部でDIOがプッチに「ルーブル美術館の入場者数1日4万人」と情報提供していた美術館。
    世界でもっとも入場者数の多い美術館で、毎年800万人を超える入場者が訪れるらしい。
    いや、DIO様人数盛ったよね?
  • ポン・デ・ザール
    別名は芸術橋。1804年にセーヌ川に架けられた、右岸のルーヴル宮と左岸のフランス学士院を結ぶパリ初の鉄製の橋である。
  • シャンゼリゼ通り
    フランス・パリの市内北西部にある大通り
  • エトワール凱旋門
    シャンゼリゼ通りの西端、シャルル・ド・ゴール広場にある戦勝記念碑。
  • アレクサンドル 3世橋
    フランス、パリのセーヌ川に架かる橋。
  • カルーゼル広場
    ルーヴル美術館の中庭の一方が開かれた部分にあり、かつて1871年まではそこにテュイルリー宮殿があった。
  • サン・ルイ島のカフェ・ルテシア
  • 横浜のホテルニューグランド
  • 会津若松市の向滝旅館
    露伴のばあちゃんの旅館
  • 栃木の大谷石採掘場
    黒い絵が置いてあるあの倉庫

この辺の場所を事前に調べていくとより映画が楽しめるかもしれません。
僕はあんまり詳しくないのでちゃんと調べてからもっかい見たいところです。

なお、ルーブル美術館で映画の撮影が許可されるのは異例で、日本映画の撮影は2014年公開の『万能鑑定士Q モナ・リザの瞳』以来2本目である。

岸辺露伴ルーヴルへ行く<映画>のネタバレ感想と見どころ

NHKドラマシリーズの「岸辺露伴は動かない」の良さは、原作の奇妙さを実写にすることで損なわれない演出にあると思われます。
このシリーズは日常的な生活に入ってくる「怪奇さ」が素晴らしいのである。
逆にアニメだと「ジョジョ」とか「ザ・ラン」ならいいんですが、地味になりすぎる感じがある。
これを生の役者がやってるから日常的な話でも間が保たれている。

そんな実写ドラマですが、今回の「岸辺露伴ルーヴルへ行く」は露伴の知られざる過去が明かされて、一人の人間であることが感じられる部分が多い。
原作を見てたときは、正直「ふつくしい…」ばっかりの感想だった。
だって絵がふつくしいのだからしょうがない。

今回の実写映画では、当然荒木先生の絵じゃないので、パリの美しさくらいしかない。ルーヴルとか。
しかし、逆にパリの美しさよりも露伴の過去編がかなりノスタルジックでいい。
自然の美しさというこの田舎感がリアリティを演出している。
ここについては、この謎の存在しない記憶による懐かしい感じは実写だからこその感覚といえますね。

そして若い頃の露伴が純粋無垢すぎる。
なんでこのコがあんなやさぐれ尽くした男になってしまったんだ…。
やはり、振られたからか。
なんとなく、奈々瀬と別れた最後のシーンの目が闇落ちしてる感がある。
原作だと、「岸辺露伴は若くても岸辺露伴」だった(4部の2年前だしそりゃそうだ)が、映画では奈々瀬とのくだりがあって、あんな感じになったイメージを感じてしまいます。

いつもドラマを見てても思うのですが、この辺はCGを取り入れてないということが逆にリアリティがあっていい。
今回の映画も、アナログな撮影の結果で和風の湿度高い雰囲気が出ており傑作になっていると思いますね!

岸辺露伴ルーヴルへ行く<映画>の不満点

まあ、そんなにないんですけど、強いて言うなら「いつも通り安心して見れたのが逆に劇場版っぽくなかった」でしょうか。
劇場版っていうか、テレビスペシャル感がすごかった。
家でテレビで見ても違和感ない…いつも通り安定して面白いんだけど、特別感がそこまでない感じ。

多分なんですけど、ルーヴルパートが思ってたより少なかったことが背景にある気がします。
このシリーズってよくもわるくもリアリティがすごいのがとてもいいんですよ。
でも、劇場版で特別感をあえて出すなら日本人には非日常であるルーヴルのパートが多かったら劇場版感が出てたかなぁと思いますね。

あと冗長に見える感じも在るんですが、おそらくテンポがゆっくりめってことがあるだけで、逆にこのくらいのほうが落ち着いて見れるかと思いますね。
テンポが悪いんじゃなくてゆっくり進行していくので冗長に見える人も居そう。

黒い絵はまだ露伴のおばあちゃんの旅館にあるのに奈々瀬がルーヴルの名を出した謎

黒い絵の話を原作と同じようにする奈々瀬。
原作では最初からルーヴルにあったのでいいのだが…。
映画では黒い絵の所在はルーヴルにはこの時点ではまだない。
露伴のおばあちゃんが所持していたのである。

「ルーヴルに…」

なぜ奈々瀬はこの時点でルーヴルの名を出したのか。
もし、未来を知っていてルーヴルに持ち出されることになることを知っていたのなら…キング・クリムゾン・エピタフの使い手だったのか?

もしかしたら、絵の呪いである奈々瀬は絵に関する運命なら未来のことでもわかるって裏設定があるのかな?
ってことは露伴が山村仁左右衛門を解放してくれると知っているから近づいたとも読み取れる気がしますね。

山村仁左右衛門にヘブンズドアーが効かなかった謎

原作では死人も一応本にはできていた。
杉本鈴美とか本にしてた。
ルーヴルの原作でも「死」ってひたすら書かれてたけど本にはなってた。

そして映画でも奈々瀬は本にできてたのに、なぜ山村仁左右衛門は本にできなかったのか。

おそらく、映画版の黒い絵の呪いは当人にしか見えない後悔による幻覚の意味合いが強いと思われる。
露伴視点で僕らは映画を見てるわけですが、みんなパントマイムしてたし。
ってことは露伴の脳内のイマジナリー山村仁左右衛門ということ。
イマジナリーなのに物理攻撃してくるのはどうかと思うが、それならばヘブンズドアーが効かなくてもわからんでもない。

つまり、ガチの悪霊だったらヘブンズドアーでも対処できたんだろう。
承太郎曰くスタンドは悪霊らしいし、チープトリックには効いてたからな。

岸辺露伴ルーヴルへ行く<実写映画版>の原作からの追加シーン!

通常実写化する上で困るのは、尺である。
大体何回かに話をわけて実写化しても、あそこが足りないだのなんだのという自体になるのが普通である。
ぶっちゃけあんまり実写化が好きじゃない理由の一つはそこで、僕が好きなシーンとか削られちゃってたりするからである。

特に僕とかあんまり目立たない変なシーンとかが気に入ってたりするので、大体削られてる。
この「岸辺露伴ルーヴルへ行く」でも「タイを締めろ」とか露伴が言ってるシーンがすきだったりするし。

だが、この映画では逆なのである。
この映画は追加しないと話にならない。
なぜなら原作が短いから。
逆に「タイを締めろ」とか露伴が言ってるシーンを削るわけにはいかない。
まあ、このくだりはあっても「タイを締めろ」って言ってなかったんだけど。

むしろ上長にならないかどうかということが懸念なのだ。
でもむしろ足されたことで、原作になかったために想像しなければいけなかった部分がより足されてわかりやすい。
あまり実写化が好きじゃない僕でも「岸辺露伴」の実写化は好きなのは、そこも理由の一つなのだ。

というわけで、追加されたシーンで気に入ってるシーンを上げていきます。

原作の岸辺露伴ルーヴルへ行くの表紙のシーン

この絵ですね。
これ表紙だから、作中には出てこないジョジョ立ちなんですよ。
映画版ではなんと登場します。

ルーヴル美術館じゃなくて、いつものアレでやります。
最初のモブみたいな2人にヘブンズドアーの解説するあのシーン。

そこかよ!!

なお、いつものアレといえば、泉くんが家を追い出されるやつやってないなぁと思ってたら最後の最後で追い出されてワロタ。

岸辺露伴を筆頭に現れる蜘蛛。味を見ておくのかい?見ておかないのかい?どっちなんだい!

実はフラグであった「蜘蛛」。
ここぞとばかりに蜘蛛が現れて不穏な空気にしてました。
これはオチを知ってる人にはニヤリとする演出ですし、知らない人も「何この蜘蛛怖い」となる良い演出でした。

でも、別のことに期待しつつ、まさかやらないよな…と思っていたことが…。
多分ジョジョ4部を見た人は絶対思うだろう。
露伴と蜘蛛といえばあのシーンが頭にどうしても思い浮かんでしまう。

「味も見ておこう」

そう。康一と間田の眼の前で蜘蛛の味を知るというリアリティキチっぷりを存分に表現したあのシーンである。
僕はいつ高橋一生が蜘蛛を舐めるんだろうとヒヤヒヤして見てましたよ。

岸辺露伴オークションに行く

まさかの黒い絵のオークション!
ルーヴルにある設定じゃないのか?露伴がオークションで落札すんの?
だが、岸辺露伴が負けず嫌いさを発揮して150万で落札したのは贋作に定評のある男の絵だった。

さらに露伴とオークションで張り合ってた連中が露伴邸に襲いかかる!
仗助みたいに燃やすのかと思ったが、そんなバイオレンスしかない展開はなかったですね。
バキンがちゃんと番犬してる…。

しかし、黒い絵は盗まれてしまう!
盗んだ男が見たのは「ルーブルで見た後悔」…。
この絵を書いた男は何を見たのか…?そして何故盗人は山の中で轢かれて死んでいたのか?

こうして露伴は次の取材をルーヴル美術館に決めるのだった。

と、まあ原作だと億泰が「露伴先生ってモナリザに似てね?」って言って、露伴が「せや!ルーブル行ったろ」ってなるわけです。
これを映画版は時間がたっぷりあるので、行く理由を盛りに盛れてしまう。
当然億泰のかわりに泉くんが「露伴先生ってモナリザに似てね?」って言うのですが、それがルーブルに行く理由にはならないし、むしろイラッとしていただけだったのだ。

一番の謎は、ついこの間岸辺露伴って六壁坂の山買って「破産」してなかったっけってことである。
もうポンっと150万出せるくらい金あるのか…。

岸辺露伴、おばあちゃんの五条悟みたいなメガネ(グラサン)をかけてしまう

おばあちゃんが死んだことは映画では僕が見逃してなければ言ってないんですよね。
でも、見てる人は「あの過去編のおばあちゃん亡くなったんだな」ってわかるようになっている。
それは過去編を見た時に、誰しもがこう思うからである。

露伴のおばあちゃんのメガネちっさ!!

ちっさいのである。
これメガネの意味ある?
あまりにも小さくて気になってしまう。おばあちゃんが出るたびメガネに気を取られてしまう。
これはグッチのスタンドバッグ以上のスタンド攻撃をおばあちゃんが使えたと言っても過言ではないのだ。

そんなちっさいグラサンなんですが、なんと!
岸辺露伴がルーヴルでかけてるんですよ。
あまりにも小さいグラサン…オレじゃなきゃ見逃しちゃうね!

つまりおばあちゃんの形見になってるというわけなんですね。
こんなエモいことあるかなぁ。

泉京香は後悔しない

まさかの落ち。
泉くんはじつは最も邪悪な絵を見てたらしい。
でも幻覚と言う名のスタンド攻撃は起きなかった。
つまり泉くんは後悔とかしないのである。

さすがの露伴も「こいつ…無敵か…」という感じだった。
だって、泉京香が無敵なだけじゃなく、コイツの家系がヤバイってことですからね。

どうやら、映画を制作するにあたって荒木先生に、「黒い絵」の『能力』を確認したらしい。(パンフレットに書いてあった)

まずは自分の罪が襲いかかってきて、罪を犯してない人に対してはその先祖の罪が襲ってくるらしい。
ジャックなんて中世騎士に襲われてたのに、そこまで遡っても罪がないし後悔もないらしい。
こいつ…先祖代々にして無敵か!?
これにはアクセルROも勝てないわ。

しかし、泉ちゃんにも悲しい過去が…。
実はじゃんけん小僧の最後で掲げて「ルーヴルかー。」とか言ってた写真は、劇中に出てくる死んだパパの写真だったらしい。

岸辺露伴、後悔してない

泉くんもヤバイが、露伴もヤバイ。
前述した黒い絵のルールを露伴にも当てはめてみると、自分の罪が襲いかかって来ないで山村仁左右衛門が来てしまった。
つまり、露伴には後悔がないのである。

よく考えたら原作でも、露伴はおばあちゃんとかおじいちゃんの先祖の罪に襲われていた。
こ、こいつ原作の時点で自分に後悔がないというのか…!
杉本鈴美の件すらも後悔してない。
そういえば仗助を怒らせてボコボコにされたときですらしてなかった。
ドラマ版でもザ・ランで「いまからやるんだから後悔じゃあないなぁ!」とか言ってたし…。

人生を通して、自身の行動を一切後悔していないって…。
乙雅三の件も、くしゃがらも、ホットサマーマーサも何も後悔してなかったのである。コイツやべえな。

岸辺露伴ルーヴルへ行くの映画と原作の違いについて!

まあキャラクターが増えているし、死んだ(行方不明)になった人が生きてたり色々違いはありました。

当たり前のようにルーヴル美術館に同行する泉京香ちゃん

泉京香「やはりルーヴル美術館か……いつ出発する?わたしも同行する」
露伴「集明社員」
泉京香「わたしが海外に行きたいといったのはのは半年前(年末)!
露伴先生とじゃんけん小僧がじゃんけんしていたときルーヴルに行きたくなった。
黒い絵はなぜかルーヴル美術館から動きたくないらしい」

原作では露伴が一人で向かうんですが、当たり前のように泉くんいますね。
もう、露伴も別に何も疑問に思ってないのが草

奈々瀬にヘブンズドアーを使わないシーンが印象的

うっかりすると見逃しちゃうんですけど、若い露伴が「守ってあげたい」とかルーシーに言ってたマウンテン・ティムみたいなことを言ってたとき、奈々瀬の顔がこっそりめくれそうになってるんですよね。

原作見てると、「駄目だ…見ないどこ!」って露伴が思ってるって知ってるんですけど、原作未読組は「ああ!ここでヘブンズドアーが使えるようになった演出やね!」とか思いそう。
映画は後者でもいいのかもしれない。

ここで「あえて」何も露伴が心の声とか言わない演出が個人的には好きですね。

そして、現代で奈々瀬に再開した時に「前は使えなかったが―」って言って奈々瀬にヘブンズドアーします。
これも、若い頃はまだコントロールできなかったとも捉えられるし、ただ精神がアオハルだったから使わなかったとも取れていいですね。

「あなたは似ている」奈々瀬がヒスって原稿破くシーンがわかりやすい

正直原作だと「えぇ!急にヒスって原稿破かれた!」ってなるわけですよ。
じっさいメンヘラにしか今見ても見えないんですけど。
まあ、映画でも十分やべえメンヘラにしか見えなかったんですけど。

露伴が山村仁左右衛門の子孫と考えるとわかる。
奈々瀬は黒い樹液の場所を山村仁左右衛門に教えたことを後悔してます。
そのせいで黒に取り憑かれたようになってしまったから。

そして、その黒で最も邪悪な絵…奈々瀬の絵を書き、2人は悲劇的な結末を辿る。
露伴が自分のことを書いたことで、同じように悲劇的なことが起こると思ったってことですかね。
クレイジーメンヘラなわけではないのだ。

「あなたは似ている」とか言ってることで、誰に似てるんだろう。
まあ山村仁左右衛門なんですけどってなるわけである。
でもあれは似てると言うか…もう本人だよね?

奈々瀬の「全部忘れて」

原作だと「露伴くん私を許して…」なんですけど、そこを「全部忘れて」に変えたわけですよ。
原作知ってる組だと奈々瀬が何喋ってるかわからないシーンは「私を許して」だろうなぁと思うわけですが。
なんとミスリード!

原作では唐突に思いついた、ヘブンズドアーでの全部忘れる作戦は、奈々瀬が山村仁左右衛門を抑えて「全部忘れて」とアドバイスしたことで思いついた流れになってます。
過去に実は言った言葉が、未来の露伴の窮地を救うという結構熱い展開なわけですね。

エマ・野口の事情を知らないと感じ悪いように見える演技がすごい

エマさんが露伴と泉くんと初めて会ったときの感じの悪さが凄くてヤバイ。
多分初見だと、「なんだコイツ感じ悪い」という「不快感」に襲われる演技である。
これがまさに満点と言わざるを得ない。

実はエマは1年前に息子のピエールを自分の不注意で溺死させてしまったという背景がある。
そのため、ノーテンキな泉くんの世間話に感じが悪くなってたのだろう。
この生々しい感じの演技こそがリアリティってヤツだと僕は凄く感動してしまいましたね。

山村仁左右衛門の最も黒い最も邪悪な絵、露伴のおばあちゃんの家にあった

ここの話の流れがとてもうまいと思いました。
原作だと、奈々瀬が絵の呪いなのはわかるんですけど、なんで露伴のおばあちゃんの旅館に居たのかよくわからないんですよ。
だってフランスに絵があるんですよ?
フランスから日本のクソ田舎にピンポイントで呪いの奈々瀬がやってくるってそんなことあるかなぁ。
ボヘミアン・ラプソディくらい遠距離可能で、精密動作性スゴすぎだろ。
いくら血縁だと言ってもなぁ…とモヤッとしていた部分です。

でも映画版では、露伴のおばあちゃんの家に「山村仁左右衛門の黒い絵」が置かれていた。

その絵を引き取ってくれる人をおばあちゃんは探しており、謎の外国人に露伴自身が手渡ししているのである。
これが「運命」か。

そしてその絵はルーヴル美術館に引き取られ、露伴は山村仁左右衛門についてルーヴル美術館内で知っていた人物が過去に絵を渡した謎の外国人であったことを知る…。
この流れはうまいと思いましたね。

だって、絵が置いてあったから奈々瀬が露伴のおばあちゃんの旅館に居たんだけど、露伴が絵を渡しちゃったからいなくなっちゃったってことでしょ。
原作だと、なんで絵の呪いが離婚寸前の既婚者で、携帯で旦那に電話してんのか謎でしたが、映画設定のほうがパープリンな僕にはわかりやすかったな。

じゃあなんで最後に奈々瀬は大人露伴の前に、あの旅館で現れたのかって感じですが。
絵が燃えてますからね。
絵から開放されたんじゃない?しらんけど。

存在を消された上にゲス野郎と化したゴーシェと岸辺露伴への呪いが山村仁左右衛門な件

ゴーシェが何をしたってんだ。
辰巳とかいうもう、露伴じゃなくても怪しいと即理解出来る男。
この場にジョニィが居たら推定無罪だが即射殺しかねない。

露伴が怪しんでると思ったのは「はっは!表紙だけ見て露伴先生はしゅごいと思いましたよ!」とか言ってたところですね。
なんで露伴キレないんだろうと思いましたが、スデに怪しんでいたのですね。

よりにもよって山村仁左右衛門の絵が保管されている場所で犯罪行為をしてしまったのもまた運命ですね。

そして、じゃあ露伴への呪いはなんなのか?
露伴の過去の罪は原作ではおばあちゃんとかおじいちゃんとかが大量に出てきた。
しかし、露伴の手が黒くなる!?

これは、山村仁左右衛門!?
なんで露伴の過去の罪が山村仁左右衛門なんだ!?

山村仁左右衛門を高橋一生が演じるという原作も理解できる展開

原作で明かされたのは「藤倉奈々瀬」の旧姓が「岸辺」であること。
映画では「藤倉」、「山村」、「岸辺」と3つもあるとよくわからないので、「藤倉」はなかったことにされてました。
露伴は奈々瀬の子孫であるっていうことは明記されてます。

しかし、よく考えてみると、山村仁左右衛門の子孫でもあるんですよね。
しかも、山村仁左右衛門は絵描きだった。
つまり、山村仁左右衛門=岸辺露伴の顔をしていたという解釈ッ!!

山村仁左右衛門の過去編、爽やかな感じで急に出てきたから、高橋一生と認識最初できなかったわ。
確かに露伴の先祖なら黒い顔料に取り憑かれたとかいうのもすごい納得できちゃうなぁ。

でもドラマ版は子供いたっけこの2人?原作はわからんけど居ないように見える。
単純に似てただけなのかもしれない。

岸辺露伴ルーヴルへ行くの荒木飛呂彦先生の絵のA5イラストカードを高橋一生さんがもらった額縁で飾った

どうして『2週目』だけなのよォオオオ~~~~~~~~ッ!!

というわけで二回目の視聴により、荒木先生のイラストカードをゲットしました。
ポストカードより一回り大きいので額縁が必要である…。

このイラストカードは高橋一生さんがもらった複製原画のコピーなわけです。

この額縁でどうせなら飾りたい。
検索したらあった。
ヤフーショッピングだけ売ってた。多分これだ。
「A5 ガクブチ」で画像検索すると出てくるのでおすすめです。

ついでに、ポスカードサイズで探してたので家宝×2もA6サイズで飾っときました。
これでずっと眺めちゃうから在宅勤務がまったくはかどらなくなるな!

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