岸辺露伴は動かないの小説版。岸辺露伴は叫ばない 「血栞塗」のネタバレ感想します。
岸辺露伴は叫ばない【小説版】「血栞塗」 登場人物紹介
[rohan_two]岸辺露伴
いつも通り漫画のために好奇心むき出しで突っ走っていく男。岸辺露伴。
フグの毒に挑戦し続ける勇者を記録した本、フグ食の文化についての著書「河豚食への誘い」。
その本を探しにS市の図書館へやってきた岸辺露伴。
よく見ると図書館は閑散としていた。
その原因は「見つけると不幸になる赤い栞」のせいだという。
「河豚食への誘い」を司書に探させるついでに赤い栞を探そうとする露伴だが…好奇心は漫画家をも殺すのか?
やる気なさそうな司書
ズボラさを感じさせる見た目でやる気もない、言動もやる気がない司書。
露伴に「河豚食への誘い」を探させられるし、発見もできなかった。
しかしこの司書がこの物語の根底だったのだ。
少年2人
ピンクダークの少年をタダで全巻どうにかして読もうとしているボーイたち。
【岸辺露伴は河豚食への誘いを読破したい】岸辺露伴は叫ばない「血栞塗」序章のあらすじと感想。
物語は露伴の問いかけから始まる。
場所はS市の図書館。相手はやる気のない司書だった。
何故か露伴を知っているやる気のない司書。
後を読むとわかるのだけど、司書は別段、岸辺露伴のファンではない。
だが、むか~~~しの新年特大号で露伴の顔が載っていたことを覚えていた。
何故か血液型や出身地まで。
ここは完全にこの先に起こる展開のヒントだったのだ。
露伴はどうしてもフグ文化の歴史を知りたいらしく「河豚食への誘い」を閉架図書を明けて探させようとする。
その間、この図書館がガラガラな理由である「赤い栞」を探すことにしたのだった。
【だが剥がす】岸辺露伴は叫ばない「血栞塗」中盤のあらすじと感想
ピンクダークの少年をタダ読みしているのを見たりなんやかんやしてるうちに児童書コーナーへ到達する露伴先生。
そこにあったのはまさかの「河豚食への誘い」。
司書探され損やん。
何故児童書コーナーにあるのか?
もう赤い栞とかどうでもよくなった露伴は、お目当ての本を読み進めるが…。
何故か途中からページが貼りついていてその先が見られなくなっている。
当然司書からも本が傷つくのでNGが出てしまった!
露伴を知らない者はまあそのページは抜かすんだろうと思った
露伴を知らない者は司書に許可されなければ諦めると思った
露伴を知らない者はどうしても見たければ他の図書館に行くだろうと思った
だが露伴を知ってる者 露伴の好奇心の高さを知った者の見解は違う
『岸辺露伴は普通に剥がす』
司書を追っ払った露伴のセリフはこうである。
「だが剥がす」。いただきましたね。好奇心は猫をも殺すって言葉露伴ちゃんは知らないのかな?
そこにあったのは予想通りだったけども、「真っ赤な栞」だった。
あふれんばかりの毒々しさを持つ赤色で匂いは鉄。
人間の血なんじゃないかと思わせるこの栞は噂の不幸の栞と確信したのだった。
ここからが露伴の不幸の始まりであった。
床の画鋲が手に刺さる。
デスクトップパソコンが背中に降ってくる。
嫌がらせか!鎖はひとりでに広がり、画鋲はなかったはず、パソコンは固定されてたはずなのに!
これが不幸…。しょぼい。
しかし、栞にある奇妙な模様の部分を剥がしてみようとする露伴。
えぇ。痛い。
ゴールド・エクスペリエンスの初期の頃のスタンド能力かな?攻撃が跳ね返ってきたぞ。
露伴の異変に気付いてやってきた司書は露伴を心配…ではなく床の心配をする。
おかしくないっすか?いくら露伴が嫌いなんだとしても床の心配をするか?ふつー。
!?
こ、こいつ新手のスタンド使いかー!?
【好奇心VS好奇心】岸辺露伴は叫ばない「血栞塗」終盤感想
明らかにジョジョの敵スタンド使いの凄みを出してくる司書。
だが岸辺露伴は叫ばない。(叫ばないとは言ってない。)
叫んどるやないかーーいい!!!!
だが、この状況では仕方がない。
すでに不穏な空気がすごい本と化した司書ちゃん。
実は司書は1640年~1643年頃の出来事である寛永の大飢饉の経験者であった。
そのため、飢えを凌ぐ為に犬や猫、木船の板や唐傘の糊、襖の骨組みを食していた。
何年生きてるんだ…柱の男(♀)かなんかか?
しかし、柱の男なんかではなく彼女は好奇心の権化であった。
好奇心を満たすため他人の体の一部を食い始め、果てには食事という行為すら忘れて「人体構造を知る為」という理由でのバラバラ殺人をもしていた。
そして現れる赤い栞(3枚目)。
1枚目は露伴が発見し、2枚目は司書が…。そして3枚目がヘブンズドアーで本にしたはずなのにここにある。
栞なんか出てきたことはないという露伴。
袋とじとちょっと被ってるやんけ!くしゃがら!くしゃがら!と言いたくなる気持ちを僕も抑える。
だがくしゃがらと違うのは…この後さらに大量の栞が出てきた点。
これは警告である。
これより先は読んではいけない。
しかし、このあと、露伴先生の名言が飛び出すことになる。
答えは「NO」だ。死ねば漫画は描けなくなるが、好奇心のない漫画家なんて漫画家じゃあない
え…かっこいい。かっこいいけど頭おかしい。
昔、吉良がバイツァダストで爆死する露伴を眺めながら「もう漫画をかけなくなるなとか思ってるのかな?」とか煽ってたけど、これを見てると本当に思ってそうだな…って気持ちになる。
吉良さん露伴のこと理解しすぎだろ。
こうして露伴はページを開いたのだった。
好奇心の権化か。
【好奇心の権化VS好奇心の権化の結末】岸辺露伴は叫ばない「血栞塗」結末感想
気づくと露伴は普段と変わらない人数の図書館利用者の往来の中で露伴は膝をついていおり、司書もいなくなっていた。
爪の怪我は相変わらず残っているし、ピンクダークの少年を読んでいた少年は漫画を借りようとしている。
おそらくあの司書は好奇心に対する露伴の解答を得られた。
もしくは自分の好奇心が満たされきっていない事を知れたので満足した。
そして、好奇心に応え得る者を招き入れて自分の興味に色付けをさせるという「罠」。
これが司書の目的にして正体、好奇心の権化だった。
筋肉の化身、橋本陽馬といい、こういうスタンド使い以外のやべえのにも好かれる露伴ってやっぱりすごい。
現在いるのは顔見知りの司書であり、あの司書ではなくなっていた。
そもそも露伴はずっと片膝ついてたのかとか、いつから露伴はいたのか?とか、あの司書は?とか色々知りたいことがあったが露伴は革新していた。
これを知るために再び現れたとき、続きを見たろ!!ということが結末であった。
そして露伴は冒頭に戻る。
良い終わり方するねぇ。
くしゃがらと内容が似てる部分があるけど、奇妙感があってとてもよかった。
またドラマ化するならこれがくしゃがら枠かな。
最初はあの司書を泉京香にすればいけんじゃね?と思ったけどこの落ちだと泉京香ちゃんやべえ奴になっちゃうな。
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