岸辺露伴は動かないの小説版。岸辺露伴は戯れない 「幸福の箱」のネタバレ感想します。
岸辺露伴は戯れない【小説版】「幸福の箱」 登場人物紹介
[rohan_two]岸辺露伴
人間的にはあまりいい感情を抱いていなかったが、商売人としては高く評価している男「五山一京」に家に招かれた岸辺露伴。
彼のお願いは「幸福の箱」を見てほしいというものだった。
幸福の箱と言う名の「パズル」を完成させようとする露伴が見たものとは…?
五山一京
露伴からは「友達付き合いしたくない」と言われているが、露伴も高く評価している古美術商。
商売の際にあの手この手で値段を釣り上げようとすることはあっても贋作を売りつけたりするような真似はしないプライドを持つ男。
美人の妻がいることで岸辺露伴を驚かせる。
さらに露伴を家に招いておいて、幸福の箱を見せたあとカフェドゥマゴに退散してしまうが…?
五山千波
露伴からも美人と称されており、夫の一京もドヤ顔で語る自慢の嫁。
クールビューティな佇まいであったが、後半「オカミサマ」に引き続き、またまたあのプッツンがチラつく有様となってしまう…。
杜王町にいる女性はプッツン由花ちゃんタイプしかいないのか?
ある少女と1頭の何か
露伴ちゃんさぁ。素直じゃないんだよね。
名前わかってるでしょ?
「ある少女と1頭の何か」ってわざわざ小説でも書いちゃって…。
杉本鈴美とアーノルドといた部屋が一番幸福だったんスね露伴先生。
【センスのない部屋】岸辺露伴は戯れない「幸福の箱」序章のあらすじと感想。
古美術商の五山一京に呼び出された露伴だったが、呼ばれた部屋は露伴の感性にまったく合わない部屋。
亀仙人と悟空の食玩フィギュアの間にロロノア・ゾロが飾られている有様だった。
露伴先生、ドラゴンボールとワンピース読んでるんだなぁ。
そして、ご立腹の露伴ちゃんの前に出される「幸福の箱」。
商売以外の関係を持ちたがろうとしない露伴がこの家に訪れたのは奇妙な品についての話を聞かされたからであり、それがこの幸福の箱であった。
この包に入った立方体の物体は開ける時は自分1人で開けなければならないらしく、自分の家なのにどっかいっちゃう一京。
鋭い露伴は察した。
露伴は「放っておけば好奇心で包みを開ける」やろなぁ!と一京は思っているのだろうと。
好奇心の塊の露伴とはいえ、だが帰る!こんなどうでもいい箱のために時間をとるほど岸辺露伴は暇ではないのだ!!
…だが、いきなり包みの中身が崩れ去ったことで露伴に好奇心が産まれてしまう。
大量の破片になった陶磁器があり、露伴はまんまと彼に嵌められたと感じマジギレの露伴だったが、それがパズルだと言うことに気づく。
完成させたらもうひとりの露伴、闇露伴が出てきてエジプトの王だったりするんだろうか?
この小説シリーズはみんな露伴の尋常ではない「好奇心」の結果トラブルが起こってしまうのだ。
帰るんじゃないのかい岸辺露伴!帰るのかい!帰らないのかい!どっちなんだい!?
【岸辺露伴の幸福と杉本鈴美とアーノルド】岸辺露伴は戯れない「幸福の箱」中盤のあらすじと感想
この大量の破片になった陶磁器はスタンド使いが惹かれ合うように、スタンド使いの感性でないと完成できないという洒落っぽい感じの事実に気づく露伴。
途中、千波がやって来て紅茶を淹れなおしてくれたりもして結局パズル完成を目指してしまう岸辺露伴であった。
そんな中、岸辺露伴はあることに気づく。
「レッド・ツェッペリン」の紙ジャケがあるじゃあないか!!
それどころか、「ビリー・ジョエル」の金ラベル、「アビィ・ロード」の左向き版、「シートン動物記」、保存状態の良い「バビル2世」、スペースを考えた「花の慶次」完全版、「ドラゴンボール」が始まった号のジャンプ…。
岸辺露伴にとって宝の山がたくさんあるじゃあないか!
最初ロロノア・ゾロがどうたら怒っていた露伴はそこにはいなかった。
ちなみに調べたらビートルズのあの有名な横断歩道渡ってるアルバムのジャケ。
「アビィ・ロード」の逆向き版とか約90~115万円するらしい。
そんなのあったんだ…。
ポール・マッカートニーが裸足ではなく、ビーチ・サンダル履いてるらしい。ひえー。
レアなトンボまで入ってくるこの部屋に当初とは真逆の感想を持つ露伴。
しかし、理不尽な目眩が露伴を襲う!
全身に眩暈が走り、意識が遠のいていく岸辺露伴。
ヘブンズドアーも像はあやふやなものになり能力が発動できない。
岸辺露伴…袋とじも栞もスパゲッティマンも10次元もオカミサマも切り抜けたのにここで散るのか?
最後に露伴が見たものは、それは今までとは違う部屋だった。
宝の山はないが先ほどとは違ってノスタルジックな雰囲気を醸し出す部屋の中に露伴は安らぎを感じてしまう。
露伴も小さい子供の姿になっている。
そして露伴に声を掛けてくる「少女」と「1頭」の何か。
モブキャラの住職に言われるまでまったく思い出してなかった露伴だったが、吉良吉影に襲撃される前のあの近所のお姉ちゃんの家が最も幸福だったのだろう。
幸福感と一緒にほのかな寂しさも感じ始めた岸辺露伴。
その少女、「杉本鈴美」は声をかけてくるが露伴には届かなかった。
そして少女とアーノルドは部屋を去っていってしまった。
なんて声掛けてたんだろう。
ポッキー占いしたかったのかな?
多分まだこっちに来るんじゃあねえぜ!的なことではく、生前の鈴美が子供の露伴に語りかけた感じの内容なんだろう。
【ヤンデレ嫁はヒスらない】岸辺露伴は戯れない「幸福の箱」終盤感想
目を覚ました岸辺露伴。
よかった最終回じゃなかったね。
そこには五山千波と「完成した幸福の箱」が…?
千波によると夫の一京は箱の中にいるという。
え?なんで?
「幸福の箱」は実は千波の家計に伝わるものであった。
その使用方法は中を覗いた者に幸福な幻影を見せて対象の存在の魂・肉体を箱の中に閉じ込めてしまう!
曰く付きの…パンドラの箱!
いや、開けてはいけないのを開けると不幸になるのがパンドラの箱なので…完成させたら幸福のまま閉じ込められる…
いわば!逆パンドラの箱!!
問題は、この箱は蓋をすることで完成し、壊すことが出来なくなること。
マジカヨ。グッバイ一京。
何故かぶっ壊れてた箱を千波は話に聞いた岸辺露伴であれば完成できるのではないかと目論んだ。
彼女は一京を愛していた。
しかし、問題は彼女がヤンデレだったこと。
結婚生活を続ける内に自分に「待つ」事を求めて自分との時間を作らなくなったのだ。
仕事なのかい!あたいなのかい!どっちが大事なんだい!という、よくあることであるが、常軌を逸していた。
まるであたしが好きになるように試験勉強という名の監禁と拷問をするからね!といったどっかのJKみたいである。
拷問が抜けてるだけこっちのほうが幾分かマシかも知れない。
<夫婦>なんだからッ!オイ!?聞こえてんのか!?どうしてそんな当たり前のこともわからないんだよテメエはァァァァァァァァァァッ~~~~~~~~~~!
山岸由花子ってなに?ウィルスかなにかなのか?こんなやべえ女だらけなのか!?杜王町は!?
プッツンして箱をぶん殴りまくる千波にもはや最初の面影はなくなっていた。
もはやヴァニラ・アイス並のクレイジーサイコさんである。
しかし、人間としてはクソである一京だったが、骨董商としてのプライドには敬意を払っていた岸辺露伴。
「信頼」があった。
理解もなくただ感情論に任せて「信頼」に土足で踏み入ってきた千波にブチ切れる露伴。
露伴は箱の中の一京に話しかけるが、この世と切り離された天国に話しかけても無駄無駄ァという千波。
すでに露伴は一京に書き込んでいたのだった。「露伴の質問には絶対答える」と。
【岸辺露伴さん、結婚はしばらくごめん】岸辺露伴は戯れない「幸福の箱」結末感想
千波が自分に執着するようになってきた為、このままでは自分も千波も依存のし過ぎでダメになってしまう。
そう判断して遠ざけていた一京。
彼はむしろ彼女を愛しているからこそあえて距離をとっていた。
箱の中で千波の笑顔を幸福として見出す一京。
真相を知って茫然とする千波。
えー。マジかよ。嫁が幸福として出てくるとかつまんねーな…とホザく露伴。
一京は結婚記念日が明日である事を告げて彼女にプレゼントを渡してしまう。
しかし、それは幸福の箱の中にいる幻影の千波であった。
え?一京閉じ込められたまんま?
まあ幸せそうだしええか。
あの箱がジャケとか持ち帰れればなぁと思い、収穫なし!だった露伴だが、たった一つ…シンプルな収穫をゲットしていた。
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