岸辺露伴は叫ばない【小説版】「Blackstar.」 登場人物紹介
岸辺露伴は動かないの小説版。岸辺露伴は叫ばない 「Blackstar.」のネタバレ感想します。
岸辺露伴
いつも通り漫画のために危険地帯に突っ走っていく男。岸辺露伴。
何故かどこに居ても映り込む謎の男を発見した岸辺露伴。
ネットで調査をしたところこの男は「スパゲッティマン」という名で都市伝説となっていた。
普通ならやべえと思うところを好奇心とマンガのネタにしたろ!といういつもの露伴の病気で調査を開始する…。
スパゲッティマンがいまだかつてないとんでもないヤツだということも知らずに…。
エージェントガブリエル
岸辺露伴のもとに「スパゲッティ・マン」の肖像画を書くことを依頼してきた男。
その依頼料はなんと「50万ドル」。
そしてガブリエルは露伴のスパゲッティマンから生還した壮絶な話を聞くこととなる…。
男は「アメリカのとある財団の代理人」と言っているが何ワゴン財団なんだ…。
スパゲッティ・マン
外見はよれよれのスーツにくしゃくしゃの帽子、ぼさぼさの眉毛にぎょろりとした大きな目でうっすらと笑いを浮かべているおっさん。
俳優のベニチオ・デル・トロを崩したような感じらしい。
彼と遭遇していままで生き残った人物はいない。
岸辺露伴ただ一人を除いて…。
彼と遭遇した者は皆、周囲には何故か縦に伸ばされ、変な形になった遺留品が残っており、これらがスパゲッティの様になっている。
また、単独ではなく「全く同じ人物が複数いる」ことが過去の被害者の情報から明らかになっている。
チャールズ
スパゲッティマンの最初の被害者。
カナコ
スパゲッティマン第2の被害者。
チャン
スパゲッティマン第3の被害者。
老婦人
スパゲッティマン第2の被害者カナコを最後に目撃した人物。
[rohan_two]【エージェントガブリエルの依頼】岸辺露伴は叫ばない「Blackstar.」序章のあらすじと感想。
物語はエージェント・ガブリエルを名乗る「とある財団の代理人」とカフェで話しているところから始まる。
露伴は見えていないものはリアリティがないという持論を言うが、エージェントガブリエルは反論する。
この見るべきではないものというものが今回の物語の中心「スパゲッティ・マン」である。
エージェントガブリエルの依頼はこのスパゲッティマンの肖像画を岸辺露伴に描いてもらうこと。
普段なら露伴はこんな依頼引き受けないと言うが、タイミングがよすぎてしまう。
露伴はつい最近スパゲッティマンと遭遇し、「唯一生還」したのだった。
そして露伴はあのときのことを語りだす…。
正直このエージェントガブリエルとかいう男が今回の敵かと思ってたわ。
なんかムキムキみたいだし、ザ・ランみたいな脳筋勝負になるかと…。
そもそもなんだこの胡散臭い名前は!完全に敵だ!敵!俺にはわかるね!と思ったが全然違った…。
【スパゲッティマンの都市伝説】岸辺露伴は叫ばない「Blackstar.」中盤のあらすじと感想
露伴が漫画のネタを写真から調べていた際に30枚もの写真に映っていた謎の男。
よれよれのスーツにくしゃくしゃの帽子、ぼさぼさの眉毛にぎょろりとした大きな目でうっすらと笑いを浮かべている…。
笑うセールスマンかな?
露伴は笑うセールスマンをストーカーかな?と思ったが「杜王町だけでなく、色々な場所の写真に」この男は写り込んでいた。
そこまでするストーカーは山岸由花子とかしかいない。
普段ネットを見ない露伴だったが、実はインターネッツ上ではこの男はスパゲッティ・マンと呼ばれており、「都市伝説」と化していた。
さらにスパゲッティマンの象のまとめや研究をするフォーラムもネット上には存在している。
多分僕はこのフォーラムは5ちゃんねるのオカルト板と見たね。
第1の発見者チャールズも第2の発見者カナコも第3の発見者チャンも全員行方不明である。
チャールズはネット上にスパゲッティマンが写ってるの!こわE!と最初の情報を上げた。
カナコはネット上でスパゲッティマンと会うとみんな失踪するんじゃね?やばEという危険視の情報を。
そして、チャンはスパゲッティマン大量増殖説をネット上に上げたのだった。
さらに露伴のもとに、謎の非通知着信があり「いま、どこにいますか?」と言われ切られてしまう。
すでにここまでの情報がありながら、露伴は長期休暇を使ってまでカナコの行方不明現場を調査してしまうのだった。
普通なら絶対調べない。
多分ジョジョキャラでも好奇心とかなんとか言って余計なことに首突っ込むのは露伴くらいだろう。
どこが動かないのかさっぱりわからないが、導入としては奇妙でとてもいい雰囲気ですなぁ。
【スパゲッティマンの元ネタってヴァレンタイン大統領?】岸辺露伴は叫ばない「Blackstar.」終盤のあらすじと感想
カナコの遺留品であるスーツケースのパーツはとても綺麗に捻れていた。
この捻れはなんなのか?
ついに露伴はスパゲッティマンと対峙することで明らかとなる。
遭遇者たちは最終的にスパゲッティマンが写真上だけでなく、完全に視界に現れるようになる。
露伴も例にもれなかった。
でも「くしゃがら」のときとおんなじでどうせ無敵のヘブンズドアーでスパゲッティマン攻撃できなくなるんやろ?知ってる知ってる。と思うだろう。
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なんと、突然露伴の体が浮き、スパゲッティ・マンの方へ吸い寄せられ始めた!
なんとかそのへんのカラスにヘブンズドアーを使用し、岸辺露伴を運ばせて事なきを得たが、いつの間にか増えてるーー!?
チャンの言ったことは妄想ではなく、めちゃくちゃ増えだすスパゲッティマン。
おっさんが大量に攻めてくるだけでも地獄なのに、めっちゃ吸い寄せてくるおっさんである。
いや、気分の問題ではなく、おっさんの胸の穴「ブラックホール」に吸い寄せられる…!!
一人でもかなりの掃除機っぷりだったのに、ねずみ算式に増えるおっさん。
いままでジャンケン小僧のほっぺの穴とかにスタンドを吸われたりした露伴だったが、今回はもう無理なのではないだろうか?
だが、フォーラム内で出ていた仮説の1つである「複数のスパゲッティ・マンはワームホールを通じて情報を共有している」。
この情報から露伴は一人のスパゲッティマンにヘブンズドアーすれば窮地を脱せると考えた。
こうしてスパゲッティマンは消え去ったのだった。
ありとあらゆる次元のスパゲッティマンを呼び寄せる。
なるほど、犯人はファニー・ヴァレンタイン大統領だね?
というのはまあ冗談として、おそらく似たような能力だろう。
問題はさらにブラックホールまで使えるってことである。
これDIOとかディアボロでも一瞬逃げられてもどこまでも追われたら詰むな…。
カーズも一生追われたら考えるのをやめそうだ。
露伴ならではの「逃げ」による勝利か…。
【「つりえだ…釣り餌だ」と「超ヒモ理論」】岸辺露伴は叫ばない「Blackstar.」結末 感想
エージェント。ガブリエルの正体はスピードワゴン財団超常現象対策部門の調査員だった。
生還者である露伴から「スパゲッティ・マン」の正体を調査し、次の遭遇者を助ける為の糸口をつかもうとしていたのだった。
マジかよ。まさかスピードワゴン財団だったなんて(棒)
露伴は冒頭50万ドルも肖像画に金払うなんてどうかしてるぜ!とか言ってたのに、それをはした金として扱い…「スパゲッティマン」の正体を要求するのだった。
スパゲッティ・マンは10次元空間からの使者で、彼らを介して3次元空間に生きる自分達に接触を試みている存在。それがエージェント・ガブリエルの答えだった。
10次元は超弦理論(「超ひも理論」)の仮定として必要な次元数。
そこにいる存在は3次元空間では活動を著しく制限されてしまう。
そのため、「スパゲッティ・マン」を疑似餌として人間を異次元へと連れ去っていくという理論だった。
そして露伴はスパゲッティマンを本にした際に見た言葉を思い出す。
「つりえだ」
「釣り餌だ」
かん違いしてる奴が多いがスペゲッティマンは単なるおっさんじゃない 10次元のおっさんの元にパンピーを連れ去る栄養剤(エサ)なのよ。
ここまで聞いて、もはやスタンドとかそういうレベルじゃない。
ジョルノのレクイエムとかジョニィのタスクACT4、定助のソフト&ウェットゴービヨンドに匹敵する…いやそれ以上の存在である。
だが露伴は漫画家なのでこのネタを書くことをやめる気はないのだった。
久々に「漫画家の家に遊びに行こう」の最後に億泰と康一が言ってた言葉を思い出した。
もうここまでくると褒めるしかないね!
しかし、定助の「みえないシャボン玉」の前に実はこのネタあったんですなぁ。
別の人が書いてるにしろ、超ひも理論使って面白くできるのは荒木先生意外にいないと思ってた…。
しかし、今回の露伴動いたなぁ!!
叫ばないにしても叫んでたしなぁ!!
だけど、くしゃがらの次に面白かったですね。
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