フリクリ オルタナ/プログレ感想

Last Updated on 2024年2月9日

フリクリオルタナとプログレを見に行ってきたのでその感想です。
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結構評価が厳しいこの作品ですが、基本的には「アリ」だと思いました。
ただ、一箇所僕の中で最高に気に食わない点があったために「アリ」から「アリーヴェデルチ(さよならだ)」になってしまった悲しい事態です。

まずストーリーですが、個人的にはこんな感じ。

オルタナ:
平凡な女子高生の友情を書いている。
正直僕は女子高生だったことがないので、この「けいおん!」みたいな感じは結構好きである。
各話でその4人のうちの誰かが主人公になった感じでストーリーが進められている。
単純な思春期の悩み的なアレをあれしてる感じで、旧フリクリのようなマジキチ感の中で主人公が成長していく感じはないのが気に食わない人は気に食わないと思う。
ただ、幼馴染っぽい子だけ唐突にカオスな感じで終わった。
まああの後味悪い感じが嫌いじゃないから別にいいと思う。
あとハルコが浮いてた。

プログレ:
こっちは中学生の男と女の話。
ハルコが分離して二人になってたから旧作のハルコとして見なくてよかったのが逆によかった。
ストーリー的に見るとオルタナのほうがストーリーがあった気がする。
あの鶴見みてえなスラム街が唐突に出てきたり、あの冒頭のバイオハザードはなんだったのかよくわからなかった。よくわからないところはフリクリっぽかったけど、いまいち二人の成長がようわからんかった。

次に、演出やらですがこんな感じ。

オルタナ:
さっきも書いたけど、けいおん!みたいな感じに無理やりフリクリをぶっこんだ感じ。
なんか違和感すごかったけど、これはこれでアリな気がしてきた。

プログレ:
こっちのほうがフリクリ感はあった。カオス感もあった。
旧作へのリスペクトと旧作感を出そうという感じもあった。
林原めぐみの声がすごかった。

最後、音楽ですが、こんな感じ

オルタナ:
馬鹿野郎!!

プログレ:
馬鹿野郎!!

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馬鹿野郎!!音楽で台無しだ!!
感想をいろいろみてましたが、まあストーリーとか演出は僕みたいにまあ、いんじゃね?って人もいるわけですよ。
音楽はまじでこいつはめちゃ許さんよなぁッ!!

いいか!このすったこ!!
フリクリはピロウズあってこそなんだよ!!
むしろ全部ピロウズ使えや!!
旧作なんてハルコがカオスなことするたびにAdviceが流れて
戦闘でブルースドライブモンスターが流れてテンション上がって
きれいなシーンでハイブリッドレインボーが流れて引き込まれたものよ…。

今回のはもうだめ。ダメダメ。
とりあえず使っときゃいいんでしょ感がすごい。
なんでここでそれ流すの…わいのほうがいい曲選べるわ!!!!!!!!!!!!!
なんかピロウズじゃないBGMが大半だし。
そもそも久々に流れたと思ったらなんか音小さいし。

特にオルタナのフールオンザプラネットにいたっては、もうまじでおまえちょっと表デロ。
めずらしく選曲ええやんけ!!これだよこれ!!って思った矢先に
登場人物が「うーみーはひろいーなーおおきーなー」とか歌い出してんの。
もう馬鹿かと。あほかと。
なんで名曲にくそみてえな歌かぶせとんねん。たいがいにせいや!!

一つ言っておくけどピロウズはなにも悪くない。
曲は最高だ。最高にハイってやつだ。

問題は使い方。使ったやつのセンスが皆無。俺が選曲したほうがマシだね。
というのも、前監督はピロウズファンの鶴巻さんだったからこそなのだ。
ファンがつくったからこそ、あのMVみたいな旧フリクリができたのであろう。

それをファンでもなんでもないやつが作ったらこのざまになるよな…。
たぶん曲に関してはバスターズがあの膨大なピロウズの曲の中から選んだほうがいいものができたであろう。そこに愛がなかったのが残念な所。

だがしかし!このフリクリがあったおかげで再録でピロウズのアルバムが出たのも事実!!
この事実ですべてを許そう。

さらに今回のフリクリのEDである

Star overhead
Spiky Seeds

が最高すぎる。
なんやかんやずっとライブに言ってる俺ですが、この二曲はひっさびさに来たわ。
前EDのライドンを超えてるレベル。

特に「Star overhead」が最高すぎる。
さわおがフリクリの前主人公について書いた詩もそうだが、曲も最高。

少年の抗った日々は傷を負って無様だったなのに今
思い出す度愛おしく思う 不思議さ

もうここだけで泣けるやんけ。
さわおさんは天才や…。

フリクリを一番思ってたのはさわおなんじゃないだろうかって思うレベルでしたね。

途中からピロウズについてしか書いてませんが、
劇場版の大スクリーンでピロウズが聞けたのは最高でした。
ストーリーとかも嫌いじゃなかったので、↑に書いた音楽の使い方がディ・モールト残念でした。

以上です。